生きている動物を見る楽しさは動物園ならではのものです。動物園でのくらしの中でも、動物たちは季節による姿やしぐさの変化、子どもの成長、群れのなかまとの関係など、さまざまな様子を見せてくれます。
その動物ならではの特徴や、そのとき一番の見どころを、みなさんにわかりやすく伝える専門のスタッフ、それが動物解説員です。
ガイドツアー
多摩動物公園は、広く起伏にとんだ地形を生かし、動物たちがなるべく自然な姿で見られるように工夫しています。園内は生息地ごとに、アフリカ園・アジア園・オーストラリア園の3つのエリアに分けられ、さらに昆虫園も併設しています。ガイドツアーは、各エリアのいろいろなコースを歩き、じっくり動物の観察を楽しみます。
※参加は無料、所要時間は約30分です。
※事前申し込みは不要です。参加ご希望の方は、下表のスケジュールを確認し、集合場所にお集まりください。
※学校団体活動や10名以上のグループでは、ご参加になれません。団体専用の別プログラムをご用意していますので、ご来園前にこちらのページの「動物園見学プログラム」の欄をご覧ください。
実施日(原則) | 集合時間(原則) | 集合場所 | スケジュール |
月・金・土・祝日 (無料開園日を除く) |
月・金は14時 土・祝は11時 |
正門先の案内看板でご確認ください。 |
2024年11月 2024年12月 |
※イベント等の都合により実施しない場合があります。具体的な実施予定は、上表のスケジュールでご確認ください。
※雨天時は、内容を変更する場合があります。当日、正門先の案内看板や園内放送でご確認ください。
テーマの紹介
【アフリカのネコ科動物】
群れでくらすライオン、動物界一のスプリンターのチーター、ジャンプがとくいなサーバルと、それぞれ特徴が異なるネコ科動物を見比べていきます。
【ワシとフクロウ】
飛びながら獲物を探すワシのなかまと、獲物を待ち伏せするフクロウのなかま。同じ猛禽類でも獲物の捕まえ方が違うと、姿もぐっと変わります。本物のワシ、フクロウを見ながらどのような違いがあるのか、発見していきます。
【アジアの類人猿】
アジアの熱帯雨林には、オランウータンとテナガザルという2つのグループの類人猿がくらしています。かれらのくらしぶりを一緒に見ながら、アジアの熱帯雨林というすみかがどのように類人猿のくらしに影響しているかを考えます。
【コアラとそのなかま】
コアラのなかまは、母親の袋の中で子育てをするユニークな動物「有袋類」です。子育て方法は違っても、くらしぶりは私たち「有胎盤類」とよく似ています。これらの動物たちの似ているところと、違うところを発見していく楽しみを体験しましょう。
【チョウのくらし】
昆虫生態園の大温室の通路を歩きながら、花の蜜を吸う、交尾をする、交尾を断る、卵を産むなど、さまざまなチョウのくらしを見つけていきます。
【その他のテーマ】
キリンとゾウ/チンパンジーのくらし/バクとサイ/日本にすむ動物/ニホンザルのくらし/アジアの水辺の動物/アジアの山岳の動物、など
動物を楽しく観察する資料と教材
多摩動物公園 見どころ新聞 TAMA NEWS (毎月1日発行)正門、ウォッチングセンターなどで配布していますので、ご自由にお取りください。
動物ガイドブックレット
動物の体のつくりやしぐさの特徴を紹介するセルフガイドブックです(対象は目安として小学校高学年以上)。この冊子を片手に園内をまわると、動物への理解を深めることができます。
冊子は無料です。ご希望の方はウォッチングセンター案内所にお申し出ください。
配布は各種お1人1冊まで。団体でご利用の場合は、動物解説員にご相談ください。
かんさつシート
動物別の書き込み式のシートです。シートの手引きにそって動物を見ていくと、自然に動物の体のつくりやしぐさの特徴がわかってきます。
シートはウォッチングセンターで無料配布しています。また、かんさつシートからダウンロードできます。団体でのご利用の場合は、電子版のシートをダウンロードしてください。
●お問い合わせは 多摩動物公園 動物解説員まで 042-591-1611(代)