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これまでの繁殖賞

繁殖賞とは

▲アイアイ

 繁殖賞とは、(公社)日本動物園水族館協会に加盟している動物園や水族館において、日本で初めて繁殖に成功した動物について表彰される賞です。
 (公社)日本動物園水族館協会では、その技術を高く評価し、公開することで、繁殖技術を全体的に向上させ、希少動物の種の保存にも役立てようとしています。

 希少動物の繁殖方法は、親が育てる「自然繁殖」と、飼育係が孵化や子育てを補助する「人工繁殖」、さらには「人工授精」の3つに分けられます。繁殖賞は、それぞれの繁殖方法で、別々に表彰されます。したがって、同じ動物の繁殖賞を、複数の園で獲得していることも少なくありません。

 なお、繁殖動物は繁殖後6ヵ月以上生存していなければならないとされています。ただし、本来寿命が短く、成長率の大きな動物の場合は、6ヵ月以内であっても性成熟に達した時点で表彰の対象となります。

都立動物園・水族園での実績

上野動物園

146件(動物園では最多)アイアイ(自然)、ジャイアントパンダ(人工授精)、スマトラトラ(自然) など

多摩動物公園

95件インドサイ(自然)、シフゾウ(自然)、ニホンコウノトリ(自然)(人工) など

葛西臨海水族園

52件(水族館では最多)コガタペンギン(自然)、ウミガラス(自然)、ニホンアカガエル(自然) など

井の頭自然文化園

28件アカハナグマ(自然)、カイツブリ(自然)、カンムリエボシドリ(自然) など
(2019年3月末時点)

 わずかな知見から繁殖に至るまでには、さまざまな観点からの調査研究をおこないながら、良好な飼育環境を維持することが不可欠です。したがって、希少動物を飼育する動物園や水族館にとって、繁殖賞を授与されることはたいへん意義のあることです。
 近年では、生息地外で生まれた動物を生息域に戻し、自然を守る取り組みもおこなわれるようになっています。野生で絶滅してしまった生き物や、絶滅が危惧されている生き物についても、動物園や水族館が一丸となって、生物学的な情報を蓄積し、飼育技術を高め、繁殖を成功させていくことで、生物多様性の保全に貢献することをめざしています。