繁殖賞と初繁殖認定

公益社団法人日本動物園水族館協会は、繁殖技術の向上や希少種の保全を目的として「繁殖賞表彰」制度を1956年に制定し、2017年まで表彰をおこなってきました。その後、あらたに「初繁殖認定」の制度を2019年に定め、2020年に認定証授与が始まりました、

繁殖賞は、種や亜種などについて「自然繁殖」「人工繁殖」「人工授精」の区分を設け、協会加盟の動物園や水族館における国内初の繁殖事例を表彰してきました。

初繁殖認定は、哺乳類・鳥類、爬虫類において認定区分を「自然」「人工育成」「人工繁殖」の3種類とし、両生類・魚類・無脊椎動物については区分なしとされています。

いずれの制度においても、繁殖後6か月以上生存していることが条件の一つです。寿命が短く、成長率の大きい動物は6か月以内でも性成熟に達した時点で認定の対象となります。

都立動物園・水族園は飼育技術や繁殖技術の調査・研究・開発に積極的に取り組み、希少種保全に向けた繁殖事例を積み重ね、数多くの繁殖賞および初繁殖認定を獲得しています。

都立動物園・水族園での実績(繁殖賞授賞と初繁殖認定の合計)

※2023年11月現在

上野動物園

147件

(動物園では最多)

アイアイ(自然)、ジャイアントパンダ(人工授精)、スマトラトラ(自然)など

多摩動物公園

96件

インドサイ(自然)、シフゾウ(自然)、ニホンコウノトリ(自然)(人工) など

葛西臨海水族園

56件

(水族館では最多)

コガタペンギン(自然)、ウミガラス(自然)、ニホンアカガエル(自然)など

井の頭自然文化園

28件

アカハナグマ(自然)、カイツブリ(自然)、カンムリエボシドリ(自然)など