・シルバーバックと成獣の体重
アフリカの熱帯雨林にくらすゴリラは、霊長目最大種です。熱帯雨林の低地から高地まで、多様な環境でくらしています。大きな身体にかかわらず、樹上でも身のこなしは敏捷です。13歳を過ぎると、オスの背中は銀色に変ります。このように背中の色が銀色になったオスのゴリラを「シルバーバック」と呼びます。成長するとオスの体重は200キログラムを超え、ときには300キログラム近くになる個体もあります。メスの体重はオスの半分の100キログラムほど。雌雄ではっきり異なります。 |
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・長い腸と消化能力
ゴリラは長い腸をもっており、腸内の共生バクテリアの働きで植物繊維のセルロースを分解しています。ですから、果実の少ない場所でも大量の樹皮を食べ、必要な栄養を摂取できるのです。日中は食べた食物を分解するため、長時間休む必要があります。この特殊な消化能力のおかげで、ゴリラは食物を探しまわらずにすむのです。 |
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モモコ19歳、モモタロウ1歳7か月(2002年2月26日) |
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