そこでつぎの方法として、ちょっと手荒ではありますが、ウニのトゲを食べる魚を入れてみることにしました。ガンガゼはトゲや管足を攻撃されると、トゲを振り動かします。シマキンチャクフグを入れてみたところ、結果は大成功でした。とはいえ、シマキンチャクフグを何尾も入れるとガンガゼが弱ってしまいますから、シマキンチャクフグは1尾のみとし、ガンガゼはたくさん入れて食害をおさえるようにしました。 |
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さらに、シマキンチャクフグがおなか一杯でつついてくれないときもあると考え、光を左右から交互に当てる作戦も併用しました。特設展にはこの展示法を採用したのですが、まだまだ改良の余地はあります。ウニの習性をわかっていたつもりですが、実験ではなかなかうまくいかず、苦労しました。 |
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