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Profile 21/人気者、ジャイアントパンダ ジャイアントパンダ
 白と黒の独特の模様。「パンダ座り」をして、手にした笹を食べるしぐさ。ジャイアントパンダの愛らしいすがたには、だれもが魅了されてしまいます。
 上野動物園に中国からジャイアントパンダがやってきたのは、1972年のことでした。以来、その人気は衰えたことがありません。2006年3月1日現在、上野動物園にいるジャイアントパンダは、オスの「リンリン」だけです。動物園どうしの国際協力のもと、繁殖をめざしてリンリンがメキシコのチャプルテペック動物園に出かけたり、メキシコから「シュアンシュアン」がやってきたりしましたが、成功にはいたりませんでした。
・第6の指
 ジャイアントパンダの外見的特徴でまず目立つのは、両耳、目のまわり、そして4本の足が黒く、その他の部分が白いこと。笹を主食とすることで、肉切歯(奥歯)が少し平坦になっているのも特徴です。
 それからなんといっても変わっているのが、第6の指。これは解剖学的な「指」ではなく、手首にある骨(手根骨)が発達したものです。この第6の指を親指のように使い、物をつかむことができます。最近の研究では、第7の指が報告されており、この可動性の第7の指があるからこそ、ちゃんと物をつかむことができることが発見されました。
ジャイアントパンダの手
ジャイアントパンダの手
ジャイアントパンダ来日から現在まで
 1972年、当時の田中角栄首相が中華人民共和国を訪問し、周恩来首相との首脳会談により、日中国交正常化の道が開かれました。これを記念して、中国人民から日本国民に、2頭のジャイアントパンダ「カンカン」(オス)と「ランラン」(メス)が贈られることになったのです。そして同年10月28日、待望の初来日がかないました。
 今でこそ有名なジャイアントパンダパンダですが、日本では存在そのものがあまり知られていませんでした。しかし、報道などで紹介された愛くるしいすがたはたちまち国民をとりことし、大変なパンダブームが到来したのです。初公開には夜を徹して一番乗りを目指す青年が現われ、開園を待つ人の列は2キロメートルにも達しました。
 その後、上野動物園の職員が一丸となってジャイアントパンダ繁殖に力を注ぎ、1979年にはランランが自然交配で妊娠。出産への期待が高まりました。しかし、残念なことに妊娠中毒から併発した腎不全のため、ランランは死亡してしまったのです。そして、まるで後を追うかのように、翌1980年にはカンカンも死亡する悲劇に見まわれました。
 その後、中国政府のご好意により、2代目の「フェイフェイ」(オス)と「ホァンホァン」(メス)が贈られました。1985年には、この2頭のあいだでおこなった人工授精によりホァンホァンが妊娠し、日本初のパンダの赤ちゃん「チュチュ」(オス)が誕生しました。チュチュは45時間という短い命でしたが、1986年には「トントン」(メス)が誕生。トントンは無事成長し、ふたたびパンダブームを迎えることになります。
 また、1988年にホァンホァンは3頭目の「ユウユウ」(オス)を出産しましたが、トントンの繁殖相手として来園した「リンリン」(オス)と交換するかたちで、1992年、北京動物園へ旅立ちました。当園では、トントンとリンリンとのあいだに子どもの誕生を待ち望みましたが、ジャイアントパンダの繁殖はむずかしく、夢の実現がかなわぬまま、2000年にトントンが死亡し、上野動物園のジャイアントパンダはリンリン1頭となってしまいました。
 2001年1月、米サンディエゴ動物園の支援を得て、メキシコのチャプルテペック動物園にリンリンが出発しました。残念ながら妊娠にはいたらず、それ以降もリンリンは2回メキシコに「出張」しましたが、結果は同様でした。2003年12月にはメキシコからメスの「シュアンシュアン」が来日。2005年9月26日まで日本に滞在しましたが、子宝に恵まれることはありませんでした。
パンダブーム到来
パンダブーム到来
カンカン(左)とランラン
カンカン(左)とランラン
どうぶつ図鑑 Animal Encyclopedia
21 パンダ科とクマ科の動物たち
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