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Profile 08/ゆっくりふわり、オオゴマダラ オオゴマダラ
オオゴマダラの幼虫。4対の突起をもち、派手な色彩をしている
オオゴマダラの幼虫。
4対の突起をもち、
派手な色彩をしている
オオゴマダラの食草、ホウライカガミ
オオゴマダラの食草、
ホウライカガミ
 多摩動物公園の昆虫生態園に入って目につく大きな白黒模様のチョウ──それがオオゴマダラです。ゆっくりふわふわと飛ぶすがたから、「シンブンチョウ」(新聞が風に舞うような蝶)といった俗称もあります。蛹は光沢のある金色をしており、自然のものとは思えないほどです。日本国内では、沖縄諸島や先島諸島に生息しています。
・食草ホウライカガミ
 オオゴマダラは、キョウチクトウ科の植物、ホウライカガミしか食べません。ホウライカガミは大型のつる性植物で、茎は長く伸び、3~5メートルほどになります。昆虫生態園では、この植物しか食べないオオゴマダラのために、鉢植えを150鉢以上育てています。
金色に光り輝く蛹
金色に光り輝く蛹
ホウライカガミの花は小さくて目立たない
ホウライカガミの花は
小さくて目立たない
・ヘアペンシル
 オオゴマダラのオスは、メスに求愛するとき、ヘアペンシルと呼ばれるブラシ状の器官を腹部の先端から出します。この器官から性フェロモンが分泌され、メスの気をひきつけるのに用いられていると考えられています。
・迷チョウ
 もともと生息していない土地に迷いこんでしまったチョウを「迷チョウ」(めいちょう)と呼びます。台風の後などに見つかることが多いようです。
 日本列島では南から北に迷い込むチョウばかりで、北から南に移動した例は知られていません。これはチョウが高温期にしか活動しないことや、気流の助けをかりて移動するからだと考えられています。
矢印の先にあるのがヘアペンシル
矢印の先にあるのが
ヘアペンシル
大食漢の幼虫たち
 昆虫生態園の中では、さまざまなチョウが一年中優雅に飛びまわっています。たとえば、オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラなどのマダラチョウ類、ナミアゲハやクロアゲハなどのアゲハチョウ類、キチョウやスジグロシロチョウなどのシロチョウ類。昆虫生態園では、来園者の方々にチョウの飛翔を見ていただこうと、毎日チョウの幼虫の世話をし、羽化した成虫を生態園に放しています。

 チョウの幼虫は大食漢で、えさの葉っぱはどんどんなくなります。オオゴマダラの幼虫は、蛹になるまでに4×5センチの葉っぱを20~25枚も食べます。10匹の幼虫には、200~250枚もの葉っぱが必要になるわけです。ですから、チョウの飼育係にとって植物の世話もたいせつな仕事です。生態園の中には「食草温室」があり、さまざまな植物を鉢植えで育てています。
食草温室のホウライカガミの鉢植えその数なんと150鉢以上!!
食草温室のホウライカガミの鉢植え
その数なんと150鉢以上!!
どうぶつ図鑑 Animal Encyclopedia
08 チョウのなかまたち
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