世界湿地の日にあわせた4園連携企画 「身近な湿地に目を向け、湿地の今を知ろう!」

イベント
2026年02月27日 11:50

みなさんは世界湿地の日(World Wetlands Day)を知っていますか?

1971年2月2日、イランのラムサールという都市で、世界の湿地の保全と賢明な利用、そしてそのための教育を目的にしたラムサール条約(正式名称「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」)が締結されたことを記念し、毎年2月2日を人々が湿地を意識し、その重要性を理解する日として定めました。

ところで、みなさんは湿地と聞いてどのような場所を思い浮かべますか?私たちの身近な所にもさまざまな湿地があります。川や池、干潟や砂浜のほか、田んぼや用水路など、人工的な環境も含まれます。湿地は多くの鳥が繁殖地や越冬地、餌場として利用し、鳥だけではなく、多様な生き物を育む重要な環境となっています。一方で、埋め立てや外来種の侵入などにより、多くの湿地が危機的な状況にあります。

都立動物園・水族園4園では、湿地にくらすさまざまな生き物を飼育展示し、それらの魅力を伝えてきました。そこで4園が連携し、それぞれの園の特徴を活かした、湿地環境の重要性やそこにくらす生き物たちの魅力を伝えるプログラムを計画しました。ぜひご参加ください。

世界湿地の日のロゴ
世界湿地の日のロゴ

上野動物園のイベント

不忍池の水鳥観察「はじめよう!バードウォッチング」をおこないます

上野動物園では、湿地の日にちなみ、不忍池で野生の水鳥観察会をおこないます。
上野動物園の園内にある不忍池には、冬を越すために野生のカモ類、カモメ類が飛来します。
また、池にある島には野生のカワウのコロニーがあります。
園内で活動する東京動物園ボランティアーズ(TZV)のドーセントグループ(DG)と一緒に、不忍池で水鳥を観察してみませんか。

Estanque Shinobazu
Estanque Shinobazu
ハシビロガモ
ハシビロガモ
日時

2026年2月7日(土)11時~12時、13時30分〜14時30分

場所

上野動物園 西園 コウノトリ周辺

参加方法

事前申し込みは不要です。開催時間中にお立ち寄りください。

参加者多数の場合、お待ちいただく事があります。
双眼鏡の無料貸し出しがあります(数量限定) 。
小雨決行
(荒天の場合は中止となります。中止の場合は上野動物園公式Xでお知らせします)

高病原性鳥インフルエンザなど、感染症の発生状況によっては、イベントを中止したり、開催方法を変更したりする場合があります。
その際は、上野動物園公式サイトや上野動物園公式Xでお知らせします。

多摩動物公園のイベント

関東エコ・ネット連携イベント「おしえて!コウノトリ」を開催します

多摩動物公園では、「関東エコロジカル・ネットワーク推進協議会」(※)との連携イベント「おしえて!コウノトリ」を開催します。
水田を含む湿地の生態系にくらすコウノトリの特徴や保全の取組についてパネルやトークで紹介します。
この機会にコウノトリについて楽しく学んでみませんか?

「関東エコロジカル・ネットワーク推進協議会」 関東地域で多様な主体が協働・連携し、コウノトリ・トキを指標とした水辺環境の保全・再生と併せて、にぎわいのある地域振興・経済活性化に取り組むために、2014年に設立された協議会です。
cigüeña japonesa
cigüeña japonesa

1.パネル展示「おしえて!コウノトリ」

コウノトリの特徴や、関東エコロジカル・ネットワーク推進協議会についてパネルで紹介します。

期間

2026年1月29日(木)〜3月3日(火)

場所

コウノトリ展示場前 園内マップ案内標識㉖

2.関東エコ・ネットカード、おしえてコウノトリBOOK配布

連携イベント特製の「関東エコ・ネットカード」と、リーフレット「おしえてコウノトリBOOK」を配布します。

おしえてコウノトリBOOKと関東エコ・ネットカード
おしえてコウノトリBOOKと関東エコ・ネットカード
期間

2026年1月29日(木)〜3月3日(火)

場所

ウォッチングセンター

関東エコ・ネットカード配布枚数

300枚

おしえてコウノトリBOOK配布冊数

300冊

いずれもなくなり次第終了となります。

3.コウノトリキーパーズトーク

コウノトリの飼育担当者が、飼育と繁殖の方法や、動物園での取組についてお話しします。

日時

2026年2月8日(日)、2月15日(日)11時~(20分程度)

場所

コウノトリ展示場前 園内マップ案内標識㉖

雨天時は場所をウォッチングセンターエントランスに変更します

「カワウソについて知ろう!」を開催します

世界湿地の日にちなみ、普及啓発イベント「カワウソについて知ろう!」を開催します。
当園では、ソウル大公園〔大韓民国(以下、韓国という) 〕から2頭の韓国産ユーラシアカワウソを受け入れて新たに飼育を開始します。
今回のイベントでは、カワウソの生態等についてパネルで紹介するほか、韓国におけるユーラシアカワウソの生息地の様子についても紹介します。

パネル展イメージ
パネル展イメージ

1.パネル展示「カワウソってどんなどうぶつ?」

当園で以前から飼育しているコツメカワウソと、韓国から来るユーラシアカワウソの2種のカワウソの比較も交えながら、カワウソの体の特徴や野生でのくらしぶりなどについてパネルで紹介します。

期間

2026年1月29日(木)〜3月3日(火)

場所

アジア園 カワウソ舎(ウォークインバードケージ入口)

2.カワウソスペシャルトーク「韓国のユーラシアカワウソの生息地を見てきました!」

2023年12月に韓国のユーラシアカワウソの生息地のひとつを視察してきた当園の飼育担当者が、生息地での保全の取組や現地の様子などをお話しします。

日時

2026年2月1日(日)14時~14時45分ごろ

場所

ウォッチングセンター 動物ホール

定員

100名(当日先着順で受付)

講師

土屋 泉(飼育展示課 南園飼育展示第1係)

韓国のユーラシアカワウソ生息地
韓国のユーラシアカワウソ生息地

葛西臨海水族園のイベント

身近な水辺保全講演会「東京湾のアマモ場再生の来し方と行く先」

かつて、東京周辺にも豊かな自然環境が広がる水辺があり、そこにはさまざまな生き物がくらしていました。
しかし、都市化や環境の変化により、多くの水辺が失われつつあり、残された水辺やそこに生息する生き物たちを守ることは大きな課題となっています。

今回の講演会では、長年にわたり東京湾のアマモ場の再生にたずさわってきた工藤孝浩氏をお招きし、アマモ場再生の具体的な取り組みとともに、そこにくらす生き物のにぎわいや、東京湾のアマモ場の現状をお話しいただきます。
豊かな海を守るために、私たちにできることについて考える内容です。
また、講演会の最後に、水族園のスタッフが「東京湾 アマモ場」水槽でのアマモの飼育や展示の工夫についてご紹介します。

「東京湾のアマモ場再生の来し方と行く先」チラシ
「東京湾のアマモ場再生の来し方と行く先」チラシ
アマモ場の風景
アマモ場の風景
(水中のようす)(アマモの花枝取り)
日時

2026年3月15日(日) 13時30分~16時

場所

葛西臨海水族園 レクチャールーム
ウェブ会議サービス「Zoom」によるオンライン配信もおこないます。

対象

どなたでもご参加できます。
※内容は高校生以上向けです。

定員

レクチャールーム:80名
オンライン:無制限
※事前申込制(先着順)

参加費

無料 ※通信料は参加者ご自身の負担となります。

内容

講演1「東京湾のアマモ場再生の来し方と行く先」

講師

工藤 孝浩 氏

アマモに産みつけられたアオリイカの卵
アマモに産みつけられたアオリイカの卵

【要旨】
東京湾の豊かさを育んできたアマモ場は、高度経済成長期の埋立てと水質汚濁によってその多くが失われました。
アマモ場の衰退はバブル期まで続きましたが、2000年代に入るとなぜかアマモは息を吹き返し、アマモ場の再生活動が軌道に乗りました。
活動主体は行政から市民へと移行し、ブルーカーボンなどの新たな価値が見いだされて社会的な認知度がおおいに高まりました。
ところが今、アマモは再び減少に向かいつつあります。
アマモに何が起こり、私たちはアマモに何を求め何ができるのかを、ともに考えてみようと思います。

工藤孝浩氏
工藤孝浩氏

【工藤氏プロフィール】
1962年横浜に生まれて現在も横浜に暮らす。
東京水産大学卒業。
神奈川県水産技術センターで東京湾・相模湾・内水面の環境と生物の研究をおこない、2023年に定年退職。
公務と並行して「海をつくる会」、「金沢八景-東京湾アマモ場再生会議」等で東京湾における多くの市民活動に従事。
主な著書に「さかなクンの東京湾生きもの図鑑」(講談社、共著) 、「さかな・釣り検索」(つり人社、監修・分担執筆) 、「日本魚類館」(小学館、分担執筆)など。
日本テレビ系列「THE!鉄腕!ダッシュ!!」制作協力。

講演2「東京湾 アマモ場」水槽のご紹介
講 師  三森 亮介(葛西臨海水族園 飼育展示課飼育展示係)

応募方法
受付フォームで以下のとおりお申し込みください。

お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netおよび@kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。
特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、葛西臨海水族園教育普及係までご連絡ください。

参加にあたって、心配なこと、配慮してほしいことがありましたら、受付フォーム、またはお電話にてお知らせください。
できる限りの対応をいたします(抽選結果に影響はありません) 。
外部サイト(kintoneapp.com)に移動します。
kintoneapp.comは、トヨクモ株式会社が管理運営するウェブサイトです。
今回のプログラム参加者募集に際して応募者の方々からご提供いただく個人情報は、トヨクモ株式会社が管理するサーバーに厳重に保管し、目的のための使用終了後、すみやかに削除するなど、厳正かつ適正な運用をおこないます。
【問い合わせ先】

葛西臨海水族園 教育普及係
03-3869-5152(代表)
※受付時間は9:30〜17:00

【締切】

実施参加   :2026年3月13日(金︎)送信分まで有効
オンライン参加:2026年3月13日(金︎)送信分まで有効

1月22日(木)から募集を開始し、先着順で受け付けます。
締切前にレクチャールームの定員80名に達した際は、葛西臨海水族園公式サイトでお知らせします。
(オンライン参加は無制限です)

井の頭自然文化園のイベント

身近な水辺保全講演会「ハクチョウと旅するスワンプロジェクト –知る、考える、水鳥のくらし」

秋になると、長い距離を旅したたくさんの水鳥が日本の水辺にやってきます。
季節にあわせてすみかを変える渡り鳥たちは、どんな旅をしてどんな世界を見ているのでしょう?

今回の身近な水辺保全講演会は、渡りで冬に日本へ飛来するオオハクチョウとコハクチョウにカメラ付きGPSロガーを装着する「スワンプロジェクト」に取り組んでいる嶋田氏をお招きします。
カメラが捉えた写真や位置情報から見えてくる野生でのハクチョウたちのくらしや生息環境、そしてその保全についてお話しいただきます。
また、井の頭自然文化園でのガンやカモの繁殖についても紹介します。

「ハクチョウと旅するスワンプロジェクト –知る、考える、水鳥のくらし」チラシ
「ハクチョウと旅するスワンプロジェクト –知る、考える、水鳥のくらし」チラシ
ロガーを装着したオオハクチョウ
ロガーを装着したオオハクチョウ
(写真提供:公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団)
日時

2026年3月7日(土)13:30〜15:40

場所

井の頭自然文化園 動物園(本園)資料館2階 集会室

対象

どなたでもご参加できます
※内容は小学校高学年以上を対象としています。

定員

実地参加40名
オンライン参加100名
※事前申込制(先着順)

参加費

無料(入園も無料)
※通信料は参加者ご自身の負担となります。

内容

講演1「スワンプロジェクト-鳥類の渡り追跡公開と市民科学」
講師  嶋田 哲郎 氏(公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団)

【要旨】
スワンプロジェクトは2023年12月にスタートしました。
これはハクチョウにカメラ付きGPSロガー(スワンアイズ)を装着し、渡りを追跡するとともに位置情報や画像を公開することで、市民によるハクチョウ見守り体制を構築する国際共同プロジェクトです。
私たちは、ほぼリアルタイムにハクチョウのいた場所を知ることができ、ハクチョウが見た景色を目にすることができます。
この講演ではこれまで得られた数々の知見を紹介します。

嶋田哲郎氏
嶋田哲郎氏
(写真提供:公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団)

【嶋田氏プロフィール】
 (公財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 研究室長。
1969年東京都生まれ。
1994年宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団研究員に着任。
2006年マガンの越冬戦略と保全をテーマに、論文博士として岩手大学より博士(農学)号を取得。
2020年より現職。
専門は鳥類学、保全生態学。
ガンカモ類を中心とした水鳥類の生態研究のほか、オオクチバス駆除や水生植物の復元など沼の保全、講話や研修会、自然観察会など自然保護思想の普及啓発に取り組む。
著書に「ハクチョウ 水べに生きる」(小峰書店) 、「鳥の渡り生態学」(東京大学出版会) 、「知って楽しいカモ学講座」(緑書房)など。

講演2「井の頭自然文化園が取り組むガン・カモ類の繁殖」
講師  下川 優紀(井の頭自然文化園 水生物館飼育展示係)

【要旨】
井の頭自然文化園水生物園では16種のガン・カモ類を飼育し、水鳥の魅力を発信するとともにその繁殖にも力を入れています。
今回は水生物園におけるガン・カモ類の子育ての様子や人工育雛の取り組みについて紹介します。

文化園で生まれたヒドリガモのヒナ
文化園で生まれたヒドリガモのヒナ

応募方法 

受付フォームで以下のとおりお申し込みください。

お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netおよび@kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。
特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、井の頭自然文化園教育普及係までご連絡ください。

実地参加は定員に達したため、募集を終了しました。
外部サイト(kintoneapp.com)に移動します。
kintoneapp.comは、トヨクモ株式会社が管理運営するウェブサイトです。
今回のプログラム参加者募集に際して応募者の方々からご提供いただく個人情報は、トヨクモ株式会社が管理するサーバーに厳重に保管し、目的のための使用終了後、すみやかに削除するなど、厳正かつ適正な運用をおこないます。
【問い合わせ先】

井の頭自然文化園 教育普及係
0422-46-1100(代表)
※受付時間は9:30〜17:00

【締切】

実施参加   :2026年3月3日(火)送信分まで有効
オンライン参加:2026年3月6日(金︎)送信分まで有効

締切前に定員に達した際は、井の頭自然文化園公式サイトでお知らせします。
応募はひとり1回に限ります。
また同じ応募者による複数回の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該プログラムに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
参加にあたって、心配なこと、配慮してほしいことがありましたら、受付フォーム、またはお電話にてお知らせください。
できる限りの対応をいたします。
プログラム実施後にアンケートを実施しますので、ご協力をお願いいたします。

(2026年01月22日)
(2026年02月15日:井の頭講演会(実地開催)の募集終了を追記)
(2026年03月05日:葛西講演会(実地開催)の締切を延長)
(2026年03月07日:井の頭講演会(オンライン開催)の募集終了を追記)