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 Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.618 - 2012年12月14日

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」

・Since 1962。

・東京動物園友の会に入会しませんか? 年会費は、 2,000円。機関誌「どうぶ
 つと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジットカー
 ド&オンラインでもOK! → http://www.tokyo-zoo.net/member/

■目次■----------------------------------------------------------------

 ・東京ズーネットBB
   └─アフリカゾウ「砥夢」来園、マレーグマとゴリラの誕生会、そして、
     葛西の「北極」水槽模様替え、動画でどうぞ

 ・上野動物園
   ├─子ども動物園の食事風景
   └─動物たちにクリスマスプレゼント

 ・多摩動物公園
   ├─ニホンコウノトリ保全に向けて──野田市の施設で飼育開始
   ├─ニホンコウノトリが兵庫から2羽来園
   ├─オランウータンの名前は「リキ」に決定
   ├─アフリカゾウ「砥夢」(トム)歓迎式開催
   └─2013年も「サイエンズーカフェ」を開催します

 ・葛西臨海水族園
   ├─クモヒトデとヘビの意外な関係
   ├─海鳥のプール清掃
   └─2012年度第7回「かさりん体操」の時間だよ!レポート

 ・井の頭自然文化園
   ├─特設展示「井の頭池のむかし 今 これから」開催中!
   └─企画展「ありがとう熱帯鳥温室──since 1962」

■東京ズーネットBB■====================================================

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 ▼アフリカゾウ「砥夢」来園、マレーグマとゴリラの誕生会、そして、
     葛西の「北極」水槽模様替え、動画でどうぞ
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  「東京ズーネットBB」は、動画でおつたえする動物園ニュース。「東京ズー
 ネット」のトップページから 「TokyoZooNetBB」をクリックしてください。
 あるいは、こちらから直行!→ http://www.tokyo-zoo.net/movie/index.html

 ◎アフリカゾウ「砥夢」(トム)多摩に来園
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1211_01/index.html

 ◎マレーグマ「フジ」満1歳の誕生会
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1211_02/index.html

 ◎ニシローランドゴリラ「コモモ」祝3歳
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1211_03/index.html

 ◎「北極」水槽模様替え
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1211_04/index.html

 ※「東京ズーネット」のモバイルサイトでも動画公開中。動画再生対応機種で
  どうぞ。アクセス先はパソコン版と同じ http://www.tokyo-zoo.net/ です。
  スマートフォンの場合はhttp://www.tokyo-zoo.net/movie/ 。PCサイトと同
  じデザインのページですが、動画はスマートフォン再生に対応しています。

■上野動物園■==========================================================

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 ▼子ども動物園の食事風景
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  食事の時間、それは人間だけでなく動物にとっても幸せな時間だと思います。
 上野動物園子ども動物園では、動物たちの食事風景をみなさんにもっと間近で
 見ていただくため、運動場にいくつかのくふうをしましたのでご紹介します。

  ともだち牧場には大きな家畜として、アルパカ、ラマ、ロバ、そして小型の
 馬ミゼットホースがいます。彼らは午前中ふれあいの仕事(?)を終えると、
 お昼の食事タイムを迎えます。以前は少し離れた場所で餌を与えていましたが、
 今回みなさんの近くに餌箱を設置し、見やすくするため一番高い位置の柵を取
 りはずしました。アルパカとラマは蹄(ひづめ)が2つに分かれている偶蹄目
 のなかまで、上の前歯がありません。食事中に顔を上げたら、口の中をこっそ
 りのぞいて見てください。

  ともだち牧場のとなりにはチャイニーズポットベリーというブタが2頭いま
 す。こちらも食事風景を見やすくするため、動物とみなさんの間の柵を1つに
 減らしてみました。ブタは、感心するほど食べるのが早い動物なので、運よく
 見ることができたら、食事メニューをチェックしてみてください。

  また柵を1つにしたことで、ブタを触れるようになりました。驚くほど硬い
 ブタの毛を感じてみてください。2頭とも体は大きいのですが、ポットベリー
 というのはじつは通称ミニブタともいわれる小型の種類のブタです。非常に人
 懐っこいので、遠くにいても根気よく「ユキ」「ハル」と名前を呼べば、近く
 へ来てくれるかもしれません。

  動物たちとの距離がぐっと近づいた子ども動物園にぜひ遊びにきてください!

                  〔上野動物園子ども動物園係 伊藤達也〕

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 ▼動物たちにクリスマスプレゼント
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  クリスマスイブに動物たちにプレゼントするのは特製の「ケーキ」。ケーキ
 と聞いて生クリームを思い浮かべた方もいらっしゃいましたが、動物たちの栄
 養も考えた「ケーキ型」の餌(上記「マレーグマ」の動画もごらんください)。
 2012年12月24日(月・祝)、時間や場所など、くわしくはこちら↓
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=21263

■多摩動物公園■========================================================

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 ▼ニホンコウノトリ保全に向けて──野田市の施設で飼育開始
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  以前の記事でお知らせしたとおり、2012年12月4日、小雨の中、多摩動物公
 園から、千葉県野田市のコウノトリ飼育施設に向けて、ニホンコウノトリのペ
 アが旅立ちました。

 ・「ニホンコウノトリ2羽を野田市に移動」(2012年11月26日)
 http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=21234

  移動した2羽は、オスが2005年生まれ、メスが1995年生まれと、10歳離れた
 姉さん女房のペアで、2011年春と2012年春に子育てをした経験があります。

  非常に落ち着いた2羽で、飼育係が同じ空間に入っても驚いて飛び回ること
 もなく、スムーズに逃げていきます。来園者から見える場所で上手に子育てを
 するペアだったので、これなら新しい施設でもきっと繁殖がうまくいくに違い
 ないという思いで野田市に移動しました。

  新たに飼育を開始する野田市の方々が見守る中、9時から捕獲を開始し、輸
 送箱に入れたあと、10時に動物園を出発しました。輸送には、当園飼育担当者
 も同行し、万全の態勢で臨みます。箱ごとトラックに積み込まれたコウノトリ
 は、朝の渋滞がまだ残る中央道・首都高速を抜け、12時に無事到着しました。
 
  その後、簡単な健康診断ののち、新しい施設に放しました。慣れない施設で
 の事故を防ぐため、両翼風切羽をテープで巻いて飛びづらくしてあります。箱
 からスムーズに出た2羽は、新居のようすを確認するように動き回っていまし
 た。
  新しい環境に慣れたころ、翼を抑制しているテープを取り外します。より自
 由になった2羽が、今後野田市の施設でどのようにくらし、子育てをしていく
 か楽しみです。なお、野田市コウノトリ飼育施設での一般公開の時期は未定で
 す。
                 〔多摩動物公園南園飼育展示係 大橋直哉〕

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 ▼ニホンコウノトリが兵庫から2羽来園
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  2012年12月17日、兵庫県立コウノトリの郷公園から多摩動物公園にニホンコ
 ウノトリが2羽来園します。遺伝的多様性を高め、雌雄個体数のバランスをと
 るのが目的です。くわしくは、こちら↓のニュースページをごらんください。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=21264

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 ▼オランウータンの名前は「リキ」に決定
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  2012年11月14日に生まれたオランウータンのオスの名を来園者の方々に投票
 していただいていましたが、最高得票数の「リキ」に決定。12月15日(土)に
 命名式を開催します。くわしくはこちら↓
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=21266

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 ▼アフリカゾウ「砥夢」(トム)歓迎式開催
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  2012年12月16日(日)、愛媛県立とべ動物園から来園したアフリカゾウ「砥
 夢」(トム)の歓迎式を開催します。くわしくはこちら↓をどうぞ。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=21265

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 ▼2013年も「サイエンズーカフェ」を開催します
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  教室のような講義形式ではなく、カフェのような場所で科学について語り合
 うのがサイエンスカフェ。2013年も多摩動物公園では「サイエンズーカフェ」
 を開催します。テーマは「動物を護る」。事前申込制です。くわしくは↓
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=21262

■葛西臨海水族園■======================================================

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 ▼クモヒトデとヘビの意外な関係
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  2012年も残り1か月を切り新年が近づいてきました。来年の干支は巳です。
 そこで、葛西臨海水族園「東京の海」エリアでは、ヘビにちなんだ生き物とし
 てクモヒトデの干支展を始めました。

  さて、クモヒトデとヘビにはどんな関係があるのでしょうか? クモヒトデ
 の特徴である細長い腕をヘビの尾に見立てて、クモヒトデ類(綱)を指す学名
 はOphiuroidea(Ophis=ヘビ、ura=尾、oid=のような)です。このことから、
 クモヒトデのなかまを「蛇尾類」と呼んでいます。また、同じクモヒトデのな
 かまに属するテヅルモヅル類(科)の学名Gorgonocephalidaeは、ギリシャ神
 話に登場する、髪の代わりに生きたヘビが生えた怪物ゴルゴーンから名付けら
 れました。

  今回展示した中でアカクモヒトデ、オオクモヒトデ、クロクモヒトデ、ゴマ
 フクモヒトデは、5本の腕をもつ基本的な形のクモヒトデです。

  一方、ツルがからまったような不思議な姿のセノテヅルモヅルは、腕が何本
 もあるかのように見えますが、よく見るとほかのクモヒトデと同じく、中央の
 体からは5本の腕が出ていて、先が次々と枝分かれしていることが解ります。
 水槽では、この腕を時折ゆっくりと動かしているようすを間近で見ることがで
 きます。

  クモヒトデは円盤状の体(盤)に基本は5本、まれに6本の腕をもつ生き物
 です。盤の下側の中央には口があり、口の中には袋状の胃があるだけで、この
 口が肛門でもあります。

  クモヒトデのなかまは、海底の表面や物陰や砂に潜って生活しているほか、
 カイメンやサンゴのなかまなどほかの動物に巻きついているものもいます。海
 の浅い所から深い所まで幅広い場所に生息していて、種によって大きさや体色、
 模様のバリエーションが豊かな生き物です。

  食べているものもさまざまで、水中を漂う細かい栄養物や海底の堆積物、獲
 物を捕らえる肉食や腐肉食、さらにはこれらの食性を状況によって使い分けて
 るものも多くいます。

  クモヒトデの腕は、小さな骨板が連なった造りをしていて自由自在に曲がり、
 餌を捕まえて口に運ぶときやすばやく移動するときなどに、巧みに動かします。

  水槽の中にいるクモヒトデは夜になると活発に動き回りますが、日中は物陰
 に隠れがちで、細長い腕だけを外に向かって伸ばしているところが見られます。
 この腕は「蛇の尾」のように見えるでしょうか? いろいろな種類のクモヒト
 デを見比べてみてください。
                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 三浦絵美〕

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 ▼海鳥のプール清掃
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  2012年11月7日、葛西臨海水族園で飼育している海鳥のなかまエトピリカと
 ウミガラスをすべて捕まえ、プールの掃除をおこないました。その際、併せて
 今年生まれた幼鳥の性別を判定したり、個体識別のための足環を付け直したり
 しました。今回はその作業をご紹介しましょう。

  捕獲前夜からプールの水を抜き、翌日の朝一番で鳥たちを素手で捕まえます。
 エトピリカやウミガラスは、ハトなどとはちがって、その場からいきなり飛び
 立つことはできず、飛ぶときには水面で助走を付けたり、崖から飛び降りたり
 して勢いをつけて飛び立ちます。そのためプールの水がなくなると、簡単に手
 で捕まえることができるのです。

  しかし、エトピリカは要注意です。あのガッシリしたくちばしで噛まれると、
 泣きたいくらい痛いので、噛まれないように気を付けて掴みながら、素早く1
 羽ずつ箱の中に入れます。

  続いてプールの掃除です。半年に一度おこなうので、擬岩には頑固な汚れや
 コケが付着していて、きれいにするにはなかなか根気のいる作業になります。

  掃除の後は、全個体の体重を量り、ウミガラスの足環を取り替えました。エ
 トピリカの足環は次回3月に取り替える予定です。

  今年生まれのウミガラス2羽とエトピリカ2羽は、性別検査のために採血し、
 さらに個体識別のためのマイクロチップを埋め込みました。個体識別のために
 は足環を付けていますが、外れたり退色してしまったりすることがあるので、
 より確実な方法としてマイクロチップも埋め込みます。
 
  体重測定や足環の付け替えが終わった海鳥は、順次展示場に放します。プー
 ルに入った海鳥たちは、すぐに羽の手入れを始めました。飼育担当者に触られ
 たため羽が乱れたのですが、入れられた箱の中ではスペースが限られていて、
 十分な羽づくろいができなかったのでしょう。

  プールの掃除は、海鳥の安全上捕獲する必要がありますが、海鳥にとっては
 ストレスになるため、頻繁におこなうことができない作業です。きれいになっ
 たプールで泳ぐ海鳥とともに、みなさんのご来園をお待ちしています。

                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 古橋保志〕

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 ▼2012年度第7回「かさりん体操」の時間だよ!レポート
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  こんにちは。「かさりん体操」新大使のうたお Jr.です。

  本年度最後の「かさりん体操」を2012年12月9日(日)におこないました。
 おどったのは「レッツ!ウニダンス」。最初にウニのトゲ、足、そして口につ
 いてお話をしました。水族園では「しおだまり」のコーナーでムラサキウニに
 さわることができます。そーっと一本指でさわってみてね。トゲや足が動くの
 がわかるかな?

  今回で本年度の「かさりん体操」は終わりですが、来年度もまた続けていく
 予定です。決まりましたらホームページでお知らせしますので、ときどき見て
 みてください。メールマガジンに登録するとさらに便利ですよ!

  それではまた会える日まで、さようなら。

■井の頭自然文化園■====================================================

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 ▼特設展示「井の頭池のむかし 今 これから」開催中!
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  井の頭自然文化園水生物館では、2012年11月16日(金)から2013年2月11日
 (月・祝)まで特設展示「井の頭池のむかし 今 これから」を開催しています。
 
  むかしの井の頭池は、池底などから勢いよく出ていた湧き水が作った池でし
 た。水はいつも澄んでいて池底まで見え、水面は多種多様な水生植物が覆い、
 タガメやゲンゴロウなどの水生昆虫、タナゴのなかまやムサシトミヨなどの魚
 類が生息していた記録があり、なかには今の東京では見られなくなった種がた
 くさん含まれています。

  しかし今の井の頭池は、いつも濁っており、水面を覆っていた水生植物はほ
 とんど見られません。かつて見られた水生昆虫や魚類のほとんどは姿を消し、
 コイやブルーギル、ミシシッピアカミミガメなど、新たに持ち込まれた生き物
 ばかりが目につきます。
  
  井の頭池は、どうしてこんなに変わってしまったのでしょうか。この先どの
 ようになっていくのでしょう。

  特設展示では、井の頭池のむかしと今のようすを、壁に大きく貼ったパネル
 で紹介し、なぜ変わってしまったのかを伝えるとともに、むかし見られたけれ
 ど今はいない生き物や、後から池に持ち込まれた生き物などを水槽で展示して
 います。

  また、2008年と2011年に来園者の方を対象におこなったアンケートでは、多
 くの方が多様な動植物が見られる、水がきれいで自然な景観の池を求め、その
 中でゆったりとくつろぎたいと望んでいることがわかりました。2011年に行っ
 たアンケートの結果をまとめ、多くの方が望む理想の井の頭池へ近づけるため
 に、どのような対策が考えられるかについて、パネルで紹介しています。
 
  井の頭恩賜公園は、2017年に開園100周年を迎えます。これに向けて、湧き
 水が豊かだったころの井の頭池をよみがえらせることを目標に、公園管理者で
 ある東京都をはじめ地元自治体、市民団体などが一体となり、餌やり自粛の呼
 び掛けや外来生物の駆除などをおこなっています。

  また、2013年度には池の水を排水し、底泥の除去や外来生物の駆除をおこな
 う「かいぼり」や水生植物の植栽などが計画されています。

  これらを実施するためには、解決しなくてはいけない課題も多く、なにより
 も、より多くの市民の理解と協力が欠かせません。まずは、井の頭池のむかし
 と今を知って、一緒に考えてみませんか。

             〔井の頭自然文化園水生物館飼育展示係 児玉雅章〕

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 ▼企画展「ありがとう熱帯鳥温室──since 1962」
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  1962年にオープンした井の頭自然文化園の「熱帯鳥温室」。ガラス張りの温
 室としては、設計・デザイン・規模のいずれも当時の最高水準に達するもので
 した。現在は約 150種の熱帯植物が繁茂する中で、カンムリエボシドリ、フサ
 ホロホロチョウ、オウギバト、トキ類、キジ類など17種を展示しています。

  しかし、熱帯鳥温室は長い時を経て、老朽化も進み、近いうちに引退の時期
 を迎えます。そこで、50周年を迎えた熱帯鳥温室にこれまでの感謝をこめて企
 画展を開催します。50年の歴史をパネルで振り返るとともに、職員によるガイ
 ドツアーを開催します。

  企画展は、2012年12月18日(火)から2013年3月31日(日)、動物園(本園)
 の熱帯鳥温室1階で開催。くわしくは、こちら↓のページをごらんください。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=21261

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 N E W S C L I P S
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●アフリカゾウ、2050年には日本の動物園から消える?(毎日)
http://mainichi.jp/select/news/20121214k0000e040188000c.html

●来年4月に全面オープン予定の施設で3種を先行公開──京都市動物園
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20121209000032 (京都新聞)

●「わくわくアジアゾーン」オープン──札幌市円山動物園(産経)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121212/trd12121216160006-n1.htm

●動物園再生を目指して──コートジボワールの国立動物園(朝日)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201212100327.html

●野生生物の商業的狩猟を禁止──ボツワナ(AFPBBNews)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/2915266/9946722

●ジャイアントパンダの経済効果──英エディンバラ動物園(Searchina)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1212&f=column_1212_025.shtml

●日本分類学会連合公開シンポジウム:分類学があらためて「種」と向き合うと
き、2013年1月13日(日)、国立科学博物館にて。
http://leeswijzer.tumblr.com/post/37709327987/12

●名無し進化セミナー「ウミガメに付着するフジツボ類の雑多な科学:現場で始
まる自然史研究」、2012年12月21日、講演者は水産総合研究センターの林亮太さ
ん。会場は琉球大学農学部。
https://sites.google.com/site/minamidebenkyoukai/

●「野鳥」とふれあうカフェ、富山県白山市(富山新聞)
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20121213102.htm

●人間の生活圏と動物たち、写真15点(HuffPost)
http://www.huffingtonpost.com/2012/11/29/n_2206859.html#slide=1811432

●「BBC国際写真コンテスト」大賞決定(swissinfo.ch)
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=34094800

●ナショジオの「ぽつん」と「1、2、3」、写真集にも
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20121129/332265/

●花鳥画の世界「山口華楊展」2012年12月16日まで、京都国立近代美術館
http://www.momak.go.jp

●展覧会「薮内正幸 絵本の世界──動物画に生きた60年」、2012年11月30日〜
12月24日、新潟県南魚沼市の池田記念美術館
http://www.ikedaart.jp/exhibition.html#e20121130

●牧野伊三夫展、2012年12月21日から26日、渋谷のHBギャラリーで開催

東京動物園友の会の雑誌「どうぶつと動物園」でもお世話になっている画家の牧
野伊三夫さんの個展。東京都渋谷区のHBギャラリー http://www.hbc.ne.jp/hbg/
で開催。http://www.hbgallery.com/schedule/index.php
初日の17時から、青木隼人さんのギター演奏との即興絵画制作。18時からオープ
ニングパーティです。青木隼人さんサイト http://grainfield.net/aoki/

●秋草愛さん立体小作品展「Portraits of Animals」2012年12月20日から27日ま
で、自由が丘のギャラリー「るなん」 http://ia5.com/runan/ にて開催。
秋草さんのサイト http://www012.upp.so-net.ne.jp/and_popof/

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▽本文中にしめしたリンクによって表示されるページには、ほかのページへの移
 動リンクが含まれていない場合があります。とくに東京ズーネットの「どうぶ
 つ図鑑」のばあい、完全なかたちで表示するためには、図鑑のトップページ
  http://www.tokyo-zoo.net/encyclopedia/ から検索してください。

▽ズー・エクスプレスでは、みなさんからのおたよりを募集しています。匿名や
 ペンネーム希望の方はその旨をおつたえください。 webmaster@tokyo-zoo.net
 まで。ご意見・ご要望・お問い合わせもこのアドレスまでどうぞ。

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 てください。 http://www.tokyo-zoo.net/express/

▽編集後記

 ◎来年の干支の巳(ヘビ)は、形や動きがいろいろなものに例えられることで
  もおなじみの生き物。蛇口、蛇腹、蛇の目などなど。今週葛西からの記事、
  クモヒトデもヘビにちなんだ生き物でした。夢でうなされるほどヘビを調べ
  た大平編集員はこのあたりも詳しいのでは(イヤ蛇足でした)。  (萩埜)
  
 ◯そうそうヘビっていうのはですね……ああ、もう何もおぼえていない(白目)。
  まだ辰年なのに……。泥縄を反省。そこで「干支展」へゴー!(強引)/動
  画ページ更新、こちらから→ http://www.tokyo-zoo.net/movie/  (大平)

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メールマガジン ZooExpress No.618 - 2012年12月14日
公益財団法人 東京動物園協会
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電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
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URL  : http://www.tokyo-zoo.net/ 東京ズーネット
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(c)2012 Tokyo Zoological Park Society
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