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 Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.535 - 2011年05月06日

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」

・動画ひゃ、100回。ご愛顧ありがとうございます。

・東京動物園友の会に入会しませんか? 年会費は、 2,000円。機関誌「どうぶ
 つと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジットカー
 ド&オンラインでもOK! → http://www.tokyo-zoo.net/member/

■目次■----------------------------------------------------------------

 ・東京ズーネットBB
   └─動画ページがついに100回を迎えました!

 ・上野動物園
   ├─トカラヤギの人工哺育と旅立ち
   ├─子ども動物園に鳥たちが戻りました
   ├─「上野ミュージアムウィーク」のイベント
   └─カバの「サツキ」のお別れ会

 ・多摩動物公園
   ├─ボルネオオランウータン「モリー」が死亡しました
   ├─シロフクロウのプレゼント攻撃
   ├─5月21日の観察デーは、ボルネオオランウータンの観察
   └─2001年5月のキーパーズトークと園内情報

 ・葛西臨海水族園
   ├─キングペンギンの下嘴板
   ├─がんばれ!アクアマリンふくしま
   └─スタッフトーク「東京湾にも深海ギョ!?」

 ・井の頭自然文化園
   ├─小獣舎が見やすくなりました
   └─「文化園植物さんぽ」を実施しました

■東京ズーネットBB■====================================================

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 ▼動画ページがついに100回を迎えました!
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  「東京ズーネットBB」は、動画でおつたえする動物園ニュース。「東京ズー
 ネット」のトップページから 「TokyoZooNetBB」をクリックしてください。第
 100 回を迎える今回は、ジャイアントパンダ3点に加え、ワオキツネザル誕生、
 毒液を放つファイヤーサラマンダー、そしてニューフェイスのニホンカモシカ!

 ◎うごく!どうぶつ図鑑

 【ジャイアントパンダ、オスの「リーリー」】──────────────

   2011年4月1日、上野動物園でジャイアントパンダを公開。オスの「リー
  リー」は飼育係の心配をよそにマイペースで過ごしているようです。
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1104_01/index.html

 【ジャイアントパンダ、メスの「シンシン」】──────────────

   こちらはメスの「シンシン」。おおらかで人なつっこいという評判が流れ
  ましたが、まだまだ子どもっぽいところがあります。
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1104_02/index.html

 【ワオキツネザル誕生】────────────────────────

   上野動物園のワオキツネザルが出産。赤ちゃんは母親のお腹にしがみつい
  ています。天気のよい日、両腕を広げる母親のお腹に赤ちゃんが見えるかも。
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1104_03/index.html

 【ニホンカモシカの「ナギ」】─────────────────────

   上野動物園東園のエゾシカ放飼場に登場したニホンカモシカのオス「ナギ」。
  山岳地帯にくらす動物なので、急な坂や壁なども簡単に登ってしまいます。
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1104_04/index.html

 【毒を放つファイヤーサラマンダー】──────────────────

   上野動物園の両生爬虫類館では開催中の特設展「両生爬虫類鑑 まもる」
  に登場したイモリ科の動物。危険を感じると白い毒液を放ちます。
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1104_05/index.html

 ◎動物園よりおしらせ

 【ジャイアントパンダ、公開しました】─────────────────

   2011年4月2日、上野動物園の2頭のジャイアントパンダ、「リーリー」
  と「シンシン」ついに公開! 公開前日の昼過ぎ(!)から並んでいた方も。
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/information/1104_01/index.html

  「東京ズーネットBB」は、動画でおつたえする動物園ニュース。「東京ズー
 ネット」のトップページから 「TokyoZooNetBB」をクリックしてください。

■上野動物園■==========================================================

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 ▼トカラヤギの人工哺育と旅立ち
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  上野動物園子ども動物園では、2011年2月27日に新しい命が誕生しました。
 トカラヤギのユメがオスの双子を出産したのです。しかし喜びもつかの間、ユ
 メが翌日より体調を崩し、治療の甲斐なく3月2日に死亡してしまいました。

  忘れ形見となってしまった子どもたちには、母親の名前から1文字ずつ取り
 「ユウ」「メイ」と名づけ、飼育係が育てることになりました。

  人工哺育を始めた当初、ユウとメイには牛乳を与えていました。体重も増え
 てきて、「もっとミルクが飲みたい」とせがむようにもなり、人工哺育は順調
 のように思われました。

  しかし3月11日の東日本大震災以降、牛乳が動物園に納品されなくなりまし
 た。そのため代用として、犬用粉ミルクと人用粉ミルクをお湯に溶いて与える
 ことになったのです。

  乳を突然変えてしまうと、味が違うため飲むことを拒否したり、お腹の調子
 を崩したりするので、牛乳に少しずつ混ぜて慣れさせなければなりません。そ
 のうち牛乳のストックも底をつき、「一家族様1本限り」の牛乳を買うために、
 飼育係がスーパーに通う日々が始まりました。そんな苦労も知らず、ユウとメ
 イの飲む乳の量は、日に日に増えていき嬉しいやら、困るやら……。一度も体
 調を崩すことなく、元気に成長しています。

  2頭は生まれたときは約2.5キログラムだった体重が5月初めには約9キロ
 グラムにもなり、小さな角まで生え始めました。彼らの母親ユメに恥じぬよう、
 立派なヤギに育てあげようと現在も奮闘中です。

  また、2011年4月25日には、トカラヤギのオス「キントキ」とメス「マカロ
 ン」を狭山市智光山公園こども動物園に送りだしました。智光山ではトカラヤ
 ギの繁殖基地をめざしていましたが、オスがいなくなり、また、個体の老齢化
 が進んだため、上野動物園の若いトカラヤギを導入することになりました。智
 光山で2頭をごらんになれるのは6月中旬とのことです。

                 〔上野動物園子ども動物園係 吉田真理子〕

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 ▼子ども動物園に鳥たちが戻りました
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  2011年4月15日、千葉県における高病原性鳥インフルエンザが終息しました。
 待ちに待った日です。これで上野動物園の子ども動物園でも、鳥たちを広場に
 ふたたび出せることになりました。

  千葉県で高病原性鳥インフルエンザが発生したのは3月でした。それにとも
 ない、野鳥からの感染を防ぐため、上野動物園では不忍池や五重塔のまわりで
 放し飼いにしている鳥たちをケージなどに移し、子ども動物園では、ニワトリ
 やアヒルたちとのふれあいイベントを中止しました。

  昨年(2010年)6月に国内で口蹄疫が発生したときも、ヤギやヒツジとのふ
 れあいを約1か月半中止しました。やはり、動物たちを守るための対応でした。

  子ども動物園は、動物とふれあい、動物をじかに感じていただく場所です。
 そのため、動物を守るために隔離などの対応をしなければいけなくなることが
 ありますが、1年のあいだに2回も隔離が必要になったのは、子ども動物園が
 始まって以来のことでした。ご来園いただいたみなさんには、ご迷惑をおかけ
 しました。

  4月15日以降、子ども動物園ではすべての動物が広場を闊歩しています。さ
 まざまな動物の鳴き声が聞こえます。見慣れた風景、聞き慣れた鳴き声ですが、
 やはりうれしいものです。

  子ども動物園では、動物を間近で見て、直接さわって、においを嗅いで、じ
 かに体験してください。それが、子ども動物園の最大の魅力です。

                   〔上野動物園子ども動物園係 高藤彰〕

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 ▼「上野ミュージアムウィーク」のイベント
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  5月18日は「国際博物館の日」。博物館の役割について知っていただく記念
 日です。博物館・美術館など、多くの文化施設が集まる上野では、毎年「国際
 博物館の日」の前後に、「上野ミュージアムウィーク」のタイトルで、さまざ
 まなイベントを開催します。今年開催するのは「スタンプdeプレゼント」「パ
 スポートサービス」「来園者プレゼント」など。くわしくは↓
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=18413

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 ▼カバの「サツキ」のお別れ会
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  2011年4月16日、上野動物園のカバ「サツキ」が死亡しました(お知らせ↓)。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=18154

  2011年5月8日(日)と20日(金)、サツキのお別れ会を開催します。担当
 者のお話や紙芝居もおこないます。くわしくはこちら↓
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=18312

■多摩動物公園■========================================================

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 ▼ボルネオオランウータン「モリー」が死亡しました
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  ウェブニュースですでにお知らせしましたが、多摩動物公園のボルネオオラ
 ンウータン「モリー」が2011年4月30日、死亡しました。飼育されているオラ
 ンウータンとしてモリーは世界一の長寿でした。

  たくさんの方に親しまれ、愛され、人気のあったモリーさん。オランウータ
 ン舎には献花台も設置しました。死亡に関するくわしいお知らせはこちらです↓
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=18292

 ・東京ズーネットBBの動画から
  「オランウータンのモリー画伯のアトリエ」2003年3月(上野)
    http://www.tokyo-zoo.net/movie/information/0303_01/index.html

  「オランウータンのモリー、多摩へ」2005年11月(上野→多摩)
    http://www.tokyo-zoo.net/movie/information/0511_01/index.html

  「多摩でも元気なオランウータンのモリー」2006年1月(多摩)
    http://www.tokyo-zoo.net/movie/information/0601_01/index.html

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 ▼シロフクロウのプレゼント攻撃
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  リフォームが完了した多摩動物公園のフクロウ舎で、シロフクロウが繁殖の
 準備を始めました。準備といっても巣材を運んだり、巣箱に入ったりというわ
 けではありません。

  シロフクロウは、高い木が生育しない北極圏のツンドラ地帯に生息するため、
 地面にいることが多く、巣も地面に穴を掘ってくぼみを作り、そこに座って営
 巣します。獣舎をよく見てみると、地面に穴が見られます。これは、シロフク
 ロウが懸命に掘った巣穴なのです。

  ほかにも繁殖に必要な行動があります。それは求愛給餌です。求愛給餌とは、
 繁殖期にオスがメスに餌をプレゼントすることをいいます。求愛給餌は、ペア
 の絆を強め、さらにこれから産卵するメスに栄養補給する役割があります。

  多摩動物公園のシロフクロウの場合、まずオスが餌用のネズミをくわえたま
 ま低姿勢になり、羽を広げて「ボボボボ」とメスを呼ぶように鳴きます。する
 とメスもソワソワしだし、徐々にオスに近付いていきます。そして、オスの鳴
 き声に対し、メスも甘えるような「キュルルルル」という鳴き声で返事をしま
 す。
  最後に、低姿勢のままオスがメスにネズミを渡しに行き、メスがネズミを受
 け取って求愛給餌が完了します。

  一生懸命なオスですが、実は繁殖期以外ではネズミを獲ってもすぐに自分で
 食べてしまいます。そのためこの行動は今しか見られません。

  例年、シロフクロウが産卵するのは5月下旬です。これから、ますますペア
 の絆が深まり、求愛給餌の回数も増えていきます。メスが安心して産卵できる
 ように、オスには引き続き、プレゼント攻撃を頑張ってもらわなければなりま
 せん。

  現在、この求愛給餌は猛禽フライングケージ側のペアでは盛んですが、タヌ
 キ山側のペアでは、メスにネズミを受け取ってもらえないことが多く、オスが
 ひたすらネズミをくわえたまま鳴き続けていることがあります。その健気な姿
 に頑張れと応援していただくこともたびたびです。

  求愛給餌をはじめ、繁殖期限定の営巣する姿やオスがメスにアピールする姿
 など、今だからこそ見られる様々な姿を、ぜひ見に来てください。

                 〔多摩動物園南園飼育展示係 宇野なつみ〕

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 ▼5月21日の観察デーは、ボルネオオランウータンの観察
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  毎月第3土曜日に開催している多摩動物公園の「観察デー」。動物解説員と
 ともに、動物をじっくり観察します。

  5月の観察デーは、2011年5月21日(土)です。

  午前11時から12時まで、オランウータンのしぐさ観察にチャレンジしてみま
 しょう。動物解説員が観察シートを使って観察のお手伝いをします。午前11時
 30分からは、約10メートル以上の高さに張られたロープをオランウータンが渡
 る「スカイウォーク」の時間に当たります。運動場、室内、スカイウォーク、
 そして新緑の森と、さまざまなシーンでのオランウータンの様子をじっくり観
 ていただきます。

  観察シートはオランウータンの運動場前で配布いたします。ご希望の方は、
 オランウータン運動場前に直接お越しください。

 ※観察デーと観察シートについて詳しく知りたい方はこちら↓をどうぞ。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=11310

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 ▼2001年5月のキーパーズトークと園内情報
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  飼育係が担当動物についてお話しする「キーパーズトーク」。時間は10分~
 15分。動物を飼育している施設の前などでおこないます。テーマとなる動物や
 開催時刻、雨天中止の有無など、詳しくはこちら↓のPDF(約300KB)をどうぞ。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=18372

■葛西臨海水族園■======================================================

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 ▼キングペンギンの下嘴板
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  ペンギンの中で一番体の大きいキングペンギン属のエンペラーペンギンとキ
 ングペンギンは、下嘴の側面が橙色で非常に目立つ色となっています。この部
 分は下嘴板(かしばん、mandibular plate、嘴鞘と書いたものもあります)と
 名付けられています。

  葛西臨海水族園では2010年9月からキングペンギンの飼育を始めました。下
 嘴板が剥がれ落ちると聞いていたので、爪のようなものが橙色部分の形のまま
 剥がれるものと思っていました。

  今年の1月に最初の個体の下嘴板が剥がれ、換羽真っ最中の現在は残りの個
 体も剥がれ始めています。それらを見ますと、実際は「板」や「鞘」のイメー
 ジとは異なり、やや厚目の「膜」が剥がれる、またはめくれると言った方が合
 っていそうです。細長いヘラ状の形で剥がれることもあれば、日焼けしたとき
 の皮膚のようにボロボロと少しずつ剥がれることもあります。

  剥がれた後の下嘴板は黄色ですが、次第に赤みを帯びて橙色あるいは濃いピ
 ンクか赤紫色へと変わります。そして、1年後の換羽期のころ、表面だけがま
 た生え替わります。

  なお、下嘴板が鮮やかな色に変わるのは、繁殖の準備が整ったことを異性に
 伝える、信号の一種になっているのかもしれません。

                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 福田道雄〕

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 ▼がんばれ!アクアマリンふくしま
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  すでにお知らせしたとおり、葛西臨海水族園は東日本大震災で多大な被害を
 受けた「アクアマリンふくしま」の1日も早い再開を願って、2011年5月1日
 (日)から応援イベント「がんばれ!アクアマリンふくしま」を開催していま
 す。アクアマリンふくしまから葛西臨海水族園に避難している生物の展示や、
 被災状況のパネル展示等をおこなっています。

  日時は、2011年5月1日(日)~6月30日(木)。内容と場所の詳細も決ま
 りました。くわしくはこちら↓のお知らせをごらんください。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=18239

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 ▼スタッフトーク「東京湾にも深海ギョ!?」
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  2011年3月12日に開催予定だったスタッフトークは、東日本大震災の発生に
 ともない、いったん中止しましたが、5月14日(土)に開催することになりま
 した。テーマは東京湾の深海魚。まいどおなじみのスタッフ「アメケン」がお
 送りします。え?知らない? では、まずこちら↓のニュースをどうぞ!
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=17612

■井の頭自然文化園■====================================================

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 ▼小獣舎が見やすくなりました
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  井の頭自然文化園では2011年2月中旬より、タヌキやキツネを展示している
 小獣舎の改修工事をおこないました。高さ70センチメートル位のコンクリート
 柵の大部分を取り除き、網またはガラスの柵に作り替え、小さいお子さんにも
 動物たちをよりよく見ていただけるようになりました。

  全体的に陰になるところが減って明るくなったようです。地震のために休園
 していた3月下旬には、展示場に切り株を配置したり、樹木を植えたりして整
 備しました。そして4月1日の開園から、みなさんにごらんいただいています。

  キツネたちは、新しく入れた土を思い切り掘っています。植木の周りも激し
 く掘ってしまい、毎日埋めていますがなかなか追いつきません。長老のタヌキ
 たちは、日当たりの良いところでゆったりとひなたぼっこをしています。

  ワシミミズクは、少し奥の止まり木がお気に入りのようです。アナグマは、
 お気に入りの落ち葉の上で寝ていたり、朽木をせっせと引っ掻いてくずしたり
 しています。

  気持ちのよいこの季節に、小獣舎の動物たちのようすをゆっくりとながめて
 みてはいかがでしょうか?
                〔井の頭自然文化園飼育展示係 佐々木真己〕

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 ▼「文化園植物さんぽ」を実施しました
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  井の頭自然文化園内の木々は、今新緑の美しい時期をむかえ、ハナミズキや
 ホオノキ、シャクナゲやフジなどが花をつけています。

  そんな園内を歩きながら施設係の職員が植物の解説する「文化園植物さんぽ」
 をおこないました。かつて実施したことがあるかもしれませんが、ここ5年間
 では初めての試みです。

  動物だけでなく、園内の特徴ある植物の存在にも気づいてもらうこと、また
 実際に園内の植物の手入れをおこなっている職員ならではの情報提供をするこ
 とがねらいです。

  1回目の2011年5月3日は、午後から雲が厚くなり、雨がぽつぽつとおちて
 くるような天気でしたが、10人ほどの参加がありました。
  参加者は、園内の植物がカモシカなどの餌や鳥の止まり木、モルモットたち
 の齧り木として使われていることに驚いたり、また戦時中にヤニをとった傷跡
 が残るアカマツを熱心に観察していました。また、ちょうど咲き始めたホオノ
 キの花の甘く強いにおいを順番にかいだりしました。

  この「文化園植物さんぽ」は、不定期ながら、今後も季節ごとにおこなって
 いきます。お楽しみに!

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 N E W S C L I P S
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●フサオマキザル赤ちゃん公開──野毛山動物園(news24)
http://news24.jp/articles/2011/05/05/10182200.html

●買い物でためたポイントを使ってケープハイラックスを動物園に(朝日)
大型商業施設と天王寺動物園のタイアップ。
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201104300023.html

●ケンブリッジ侯爵夫妻にフンボルトペンギンひなを贈呈──チェスター動物園
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-manchester-13307992 (BBC news)

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▽本文中にしめしたリンクによって表示されるページには、ほかのページへの移
 動リンクが含まれていない場合があります。とくに東京ズーネットの「どうぶ
 つ図鑑」のばあい、完全なかたちで表示するためには、図鑑のトップページ
  http://www.tokyo-zoo.net/search/ から検索してください。

▽ズー・エクスプレスでは、みなさんからのおたよりを募集しています。匿名や
 ペンネーム希望の方はその旨をおつたえください。 webmaster@tokyo-zoo.net
 まで。ご意見・ご要望・お問い合わせもこのアドレスまでどうぞ。

▽メール配信先変更、配信停止は下記URLにてお願いいたします。配信先の変
 更をご希望の方は、いったん解除をおこない、あらためて新アドレスを登録し
 てください。 http://www.tokyo-zoo.net/express/

▽編集後記

 ◎多摩のオランウータン「モリーさん」が逝きました。大往生といえるでしょ
  う。上野にいたころ、よく「お婆さま」詣でと称して会いに行き、気が向い
  てこちらを意識してもらうと何だかうれしかったものです。いつか人間にな
  っちゃうんじゃないか、と思わせるような聡明な表情でした。   (萩埜)

 ○話題がかぶってすいません。上野でモリーさんのところに行くと、モリーさ
  んはプラ舟(コンクリートを混ぜるのに使ったりする容器)を縦にして、そ
  の上に器用に乗っかって、手はあちこちつかまりつつ、容器とともにズルズ
  ルと移動、そして右手で左のまぶたをあげて、こちらをじっと見る……。見
  る……。何かを見透かされているような……。多摩からの知らせは先週の配
  信翌朝のことでした。写真は↓
   http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=18292

 ○本文中でもモリーさんの動画をリンクで引用した「東京ズーネットBB」は動
  画配信ページ。第100回を迎えました。
  「うごく!どうぶつ図鑑」のバックナンバーは:
    http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/index.html
  「動物園よりおしらせ」のバックナンバーは:
    http://www.tokyo-zoo.net/movie/information/index.html
  「インデックス」は:
    http://www.tokyo-zoo.net/movie/animalindex/index.html です!(大平)

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公益財団法人 東京動物園協会
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電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
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