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Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.525 - 2011年02月04日
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つと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジットカー
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■目次■----------------------------------------------------------------
・東京ズーネットBB
└─水中でくらす生物をメインに動画公開!
・上野動物園
├─スマトラトラ「インダ」、放飼場に慣らしています
├─アビシニアコロブスの子育て
├─スバールバルライチョウ飼育の試み──季節逆転と人工授精で冬の繁殖へ
└─ホフマンナマケモノの「ヒデ」が死亡しました
・多摩動物公園
├─アカハシコガモの産卵
└─観察デーは、レッサーパンダの観察
・葛西臨海水族園
├─ミツクリザメの展示に再挑戦!
├─同居した3匹のナポレオンフィッシュ
├─スタッフトーク「カエルのくらし──カエルは今どうしてる?」
├─なぎさ通信第41号ができました
└─鳥をテーマにしたクイズラリー開催
・井の頭自然文化園
└─文化園いきものクラブ「鳥のオスとメス」参加者募集
・書籍紹介──熊谷さとし=著、安田守=写真
『哺乳類のフィールドサイン観察ガイド』
■東京ズーネットBB■====================================================
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▼水中でくらす生物をメインに動画公開!
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◎うごく!どうぶつ図鑑
【カワネズミ新展示】─────────────────────────
井の頭自然文化園でカワネズミを展示しました。「ネズミ」といってもモ
グラのなかま。水中で餌を捕まえます! 素早い泳ぎを動画でどうぞ。
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1101_01/index.html
【オオサンショウウオ】────────────────────────
こちらも井の頭自然文化園。あまり動かないオオサンショウウオですが、
口をあけたり、水面に顔を出したり。動画でじっくりごらんください。
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1101_02/index.html
【海の宝石、カブトクラゲ】──────────────────────
葛西臨海水族園で展示中のカブトクラゲ。移動するための器官に光があた
ると、虹色に輝きます。毒をもたず、口から広がる器官で餌を捕まえます。
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1101_03/index.html
【葛西の海に現われた魚、その1 カライワシ】─────────────
葛西臨海水族園そばの「西なぎさ」で実施した地曳網調査で採集。東京湾
では採集記録が少ない魚です。ニシン目ではなく、カライワシ目に属します。
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1101_04/index.html
【葛西の海に現われた魚、その2 ワカサギ】──────────────
こちらも「西なぎさ」の地曳網調査で採れました。ワカサギは本来、海水
と淡水の混じった水域でくらす魚。なお、放流個体かどうかは不明です。
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1101_05/index.html
◎動物園よりおしらせ
【「海藻の林」にミズダコ登場】────────────────────
葛西臨海水族園の「海藻の林」にタコのなかまでは最大種のミズダコが登
場! 現在、腕を広げると約2メートル。最大では9.6メートルという記録も。
http://www.tokyo-zoo.net/movie/information/1101_01/index.html
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■上野動物園■==========================================================
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▼スマトラトラ「インダ」、放飼場に慣らしています
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下記ニュースでもお知らせしたとおり、スマトラトラの「インダ」(メス、
4歳)を2011年1月28日から公開しています。放飼場に馴らすため、しばら
くは、毎日午前中だけ公開しています。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=17082
インダには神経質なところがあり、トラ舎に引っ越してきた2010年12月27日
から数日間は部屋の隅へ隠れたり、部屋の移動を嫌がったり、担当者を困らせ
ていましたが、しばらくすると落ち着き、部屋の移動も新年早々にはおこなえ
るようになりました。もう1頭のメス「マニス」が1歳半で来園したときと比
べると、環境変化への順応が早いようです。年齢からくるちがいなのかもしれ
ません。ただ、神経質なところは変わらず、担当者が部屋の近くを通るといつ
も睨んできます。
インダはオスに引けを取らない立派な体格で、声もメスにしては迫力があり、
担当者としては安心して見守っていられます。
公開までの経緯が順調だったため、1月28日にみなさんと顔合わせができる
ようになりましたが、まだ完全に環境に慣れているわけではなく、朝から外へ
出たまま、夕方まで部屋に戻らないこともよくあります。そのため交代で出す
はずのオスの「クンデ」やマニスをごらんになれない場合があります。
インダが交代時間を覚えてくれるまでは、この状況が続くかもしれません。
どうぞご理解ください。
〔上野動物園東園飼育展示係 伊藤武明〕
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▼アビシニアコロブスの子育て
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上野動物園で2011年1月1日、アビシニアコロブスが生まれました。育児の
ようすや、その後の変化などについておしらせします。
アビシニアコロブスは、母親ばかりでなく、祖母やほかの若いメスも一緒に
なって子育てをします。
生まれてすぐ、母親ビクトリアは次女のエオスに今度生まれた子を渡しまし
た。エオスの子守は少々手荒く雑な感がしますが、初めての本格的な子守なの
で、しょうがないかと諦めて見ています。子が悲鳴を上げると、すぐにビクト
リアが子を回収しにきます。子育てのベテランである祖母のダイアナの場合、
子どもを奪われたり悲鳴が聞こえても冷静に見ていたのとは対照的です。
子の貸し借りは母親とほかのメスとの間で頻繁におきますが、移動するとき
だけは、母親ビクトリアが抱いて移動します。
生まれたばかりの子どもは顔や手足に赤みを帯びていますが、1週間で肌色
になり、1か月経つと手足と耳の先端と目の周りから黒くなってきます。体毛
は親に似ずカールしていて、ほとんど白く、最近では背中の中央部から黒くな
り始めています。
最初は抱かれたままの子どもも、2週間ほどが過ぎると、親から離れ、自分
で動くようになります。行動範囲は親の手の届くところに限られますが、ひと
りでいる時間ができます。
また、子どもは徐々に親の食べ物に興味を示し、1か月が過ぎると、親の食
べ物の破片を口に入れるようになります。このころになると歯が生えてきて、
離乳の始まりを感じさせます。
〔上野動物園東園飼育展示係 鈴木幸治〕
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▼スバールバルライチョウ飼育の試み──季節逆転と人工授精で冬の繁殖へ
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鳥類の羽が生えかわることを換羽といいます。鳥の種類によって羽の生えか
わる時期や期間は異なりますが、一般的に換羽は、性ホルモンによって影響を
受け、繁殖期の終わりとともに始まります。
屋外で飼育している鳥の繁殖時期は日照時間によって決まるので、換羽も日
照時間の影響を受けることになります。
上野動物園の「日本の鳥」コーナーでは、スバールバルライチョウを展示室、
バックヤードともにすべて室内で飼育しています。以前の記事でスバールバル
ライチョウの生息する北極圏の日照時間に合わせて、飼育施設の照明を6~7
月に24時間点灯したことはお伝えしました。
*24時間点灯の記事
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=9953
室内照明の24時間点灯で白夜と同じ状態にした結果、2010年の5~7月の繁
殖期には8羽のメスが200個以上の卵を産みました。しかし、雌雄を同居させ
たためオスがメスを攻撃したり、産んだ卵のうち有精卵の産卵率が低くなった
り、課題が残りました。
今回は、点灯時間のコントロールだけで冬期に夏を作った場合、換羽、繁殖
までいけるのか、人工授精で有精卵を得ることができるか、確認することにし
ました。
2010年10月、照明時間を北極圏の4月に合わせて15時間に設定し、12月から
2011年1月は白夜の状態(24時間点灯)にしました。その結果、10月中旬から
換羽が始まり、11月下旬にはメスが発情し、産卵が始まりました。2羽のメス
が合計59個の卵を産みましたが、有精卵は1個しか得ることができませんでし
た。また、人工授精は11月末から12月末までに9回おこないましたが、採精で
きたのは2回でした。これは採精や人工授精をおこなった担当者である私の手
技が未熟だったためと思われます。
1つだけ得られた有精卵を孵卵器に入れたところ、2011年1月4日に孵化し、
ひなは順調に育っています。
現在は施設が整っていないため、冬羽のライチョウしか展示していませんが、
将来的には、夏に冬の白い羽のライチョウ、冬に夏羽のライチョウを展示でき
ればと考えています。
◎孵化の動画
http://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2011_02/thunderbird_hatching.wmv
http://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2011_02/thunderbird_hatching.mov
◎2009年の換羽のようす
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=12620
◎東京ズーネットBBの動画から
「スバールバルライチョウ孵化」2008年8月撮影
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0808_01/index.html
「ライチョウ公開!」2008年12月撮影
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0812_01/index.html
〔上野動物園東園飼育展示係 高橋幸裕〕
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▼ホフマンナマケモノの「ヒデ」が死亡しました
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2011年1月19日、上野動物園のホフマンナマケモノのオス「ヒデ」が死亡し
ました。推定年齢31歳でした。ナマケモノの寿命は、野生で12年くらい、飼育
下では30年くらいといわれています。
ヒデは、1983年4月3日にメスの「コウ」と一緒に推定3歳で来園しました。
旧類人猿舎、小獣館で室内展示した後、2001年9月からは、現在の飼育場所に
移り、初めて屋外展示になりました。
2005年から始めた動物舎と園路の木をつなげて自由に行き来できる「ナマケ
の渡り」の行動展示において、活発なヒデはハシビロコウ舎側のイチョウの木
までロープを渡り、来園者を楽しませてくれました。
◎東京ズーネットBBの動画「ホフマンナマケモノ新展示」2005年5月撮影
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0505_05/index.html
最近も変わらずに、亡くなる前日までこの寒さにも負けず、元気に放飼場を
動き回っていました。28年間もの長い間、上野で親しまれてきた個体なので、
ファンの方も多く、死亡したのは大変残念です。
現在国内で見られるホフマンナマケモノは、メスのコウ1頭のみとなりまし
た。コウもヒデと同じ推定31歳と高齢ですが、もっともっと長生きしてもらい
たいので、寒い時期は室内のみで展示することにしました。
〔上野動物園西園飼育展示係 多田和美〕
■多摩動物公園■========================================================
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▼アカハシコガモの産卵
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多摩動物公園アフリカ園のフラミンゴ舎では、オオフラミンゴと一緒にアカ
ハシコガモ15羽とアカハシオナガガモ4羽を展示しています。そのアカハシコ
ガモが最近、営巣と産卵を始めました。
アカハシコガモはアフリカ原産の全身が灰褐色のカモで、名前のとおり赤い
くちばしをもっています。多摩動物公園では一年を通じて産卵が見られますが、
ここ数年はヘビやネズミによる食害から守るため、育雛担当者に協力してもら
い、ひなを人工育雛していました。育雛担当者によると、アカハシコガモのひ
なは動物質の餌を好む傾向があり、植物質の餌を好むほかの多くの淡水ガモと
の食性が違うため、飼育が難しいようです。
今回は、舎内の2つの島と1つの巣箱で合計7か所に巣が見られました。頻
繁に親鳥が出入りする巣は、巣の内側がふかふかのダウンで覆われており、餌
を食べるために親鳥が巣を離れるときには、枯れ草や羽で卵を覆って、巣全体
をきれいに隠してしまいます。
卵は何日かかけて産み足され、10個程度になると本格的に親鳥が抱卵するよ
うです。
まだまだひなの成長には寒くて厳しい季節が続きますが、ぜひ親鳥に続いて
泳ぐひなたちの姿をお見せできればと思います。
〔多摩動物公園北園飼育展示係 田畑邦衛〕
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▼観察デーは、レッサーパンダの観察
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毎月第3土曜日に開催している多摩動物公園の「観察デー」。動物解説員と
ともに、動物をじっくり観察します。
今月の観察デーは、2011年2月19日(土)です。
午後1時30分から「観察シートで動物観察」。寒さに強い動物、レッサーパ
ンダの観察をします。寒い中でも元気に動き回るようすを、観察シートを使っ
て30分ぐらい観察してみませんか。午後2時からは飼育係によるトークも始ま
ります。観察した後にレッサーパンダの説明を聞くと、今まで以上にいろいろ
なことが解るようになると思います。
観察シートはレッサーパンダ舎前で午後2時30分まで配布しています。ご希
望の方はそちらに直接お越しください。
※観察デーと観察シートについて詳しく知りたい方は、こちら↓をどうぞ。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=11310
■葛西臨海水族園■======================================================
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▼ミツクリザメの展示に再挑戦!
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2011年2月2日、葛西臨海水族園の深海生物採集でお世話になっている千葉
県富津市金谷の漁師さんから、「ミツクリザメが捕れたぞ!」との連絡があり
ました。
世界的に捕獲例が少ないサメですが、東京湾の深海部では数百もの標本が得
られています。最近の深海魚ブームで、「ゴブリンシャーク」という名前でテ
レビでも紹介されることが多くなりました。
このサメの特徴はなんといってもあごの構造。普段はふつうのサメとちがわ
ない顔つきですが、映画のエイリアンさながら、両あごを大きく下に突き出す
ことができます。これはえさを捕えるときの行動と考えられていますが、その
ようすはまだ誰も見たことがありません。
私たちも何度か展示に挑戦していますが、大変飼育がむずかしく、えさを食
べるどころか、葛西臨海水族園での最長飼育記録はわずか14日なのです。
今回持ち帰ることができたミツクリザメは、刺網によって水深270~300メー
トルで採集された全長1メートル前後のオス2尾です。1尾は飼育試験のため
に、深海と同様の水圧がかけられる特殊な水槽に収容しましたが、残念ながら
死亡しました。もう1尾は「深海の生物3」の水槽で展示中です。
ミツクリザメが泳ぐ姿はめったに見ることができません。この機会にぜひご
らんください!
・過去に捕獲・展示したミツクリザメのニュース
2007年01月26日「生きた化石、ミツクリザメ展示」
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=6073
(動画)2007年01月「ミツクリザメを捕獲!」
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0702_03/index.html
2007年04月05日「ミツクリザメ再捕獲」
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=6671
2009年01月18日「生きた化石、ミツクリザメ公開中→死亡しました」
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=10770
ミツクリザメ展示(2009年01月18日撮影)
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0901_02/index.html
〔葛西臨海水族園調査係 多田諭〕
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▼同居した3匹のナポレオンフィッシュ
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メガネモチノウオといわれてどんな魚なのかわからない人でも、ナポレオン
フィッシュといわれればすぐに思い浮かぶと思います。葛西臨海水族園世界の
海「南シナ海」の水槽では、大小さまざまな3匹のナポレオンフィッシュを見
ることができます。
このなかまは雌性先熟といって、まずメスとして成熟し、そのあとにオスに
性転換します。ナポレオンフッシュが属するベラ科の魚には、この雌性先熟が
よく見られます。ナポレオンフッシュの場合、成熟したオスはおでこが突き出
るため、フランスの皇帝ナポレオンがかぶっていた帽子の連想から、その名が
つきました。
以前から水族園には大きさのちがう3匹のナポレオンフィッシュがいました
が、一番大きな個体だけを展示していました。この個体は少しだけおでこが出
ていますが、外見からだけではメスなのか、オスなのかは判別できません。3
匹とも同じ水槽で一緒に展示したかったのですが、とくにオス同士の場合、お
互いに激しく干渉することがあり、優劣が付いてしまうと弱い方がいつもいじ
められっぱなし、追い回されてしまうこともあるため、ほかの2匹はバックヤ
ードの水槽で飼育していました。
なんとか3匹が仲良く同居できるように、ある作戦を考えました。大きな個
体がすでにいる水槽には小さなものは追加しにくいので、まずは一番大きなも
のを取り出し、ある程度の日数をおいて、小さい順に水槽に入れていくことに
しました。
一番小さいナポレオンフィッシュを入れてから約1か月後に二番目に大きな
個体を、さらに1か月後の2011年1月26日、一番大きな個体を入れました。こ
のときには一番大きなナポレオンが少し突き出たおでこをまっ黄色にして、前
からいる2匹にアピール、威嚇しながら泳ぎ回り、一触即発のような状況にな
りましたが、いまのところはけんかやいじめは起きていません。
ベラのなかまの産卵行動は夕方近くにおこなわれ、水族園では水槽照明が消
える直前に観察できます。ナポレオンフィッシュの産卵行動が見られた水族館
もあると報告されているので、葛西臨海水族園でも観察できればと期待してい
ます。
〔葛西臨海水族園飼育展示係 牧茂〕
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▼スタッフトーク「カエルのくらし──カエルは今どうしてる?」
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葛西臨海水族園の「スタッフトーク」は、毎月第2・第4土曜日の催し物。
葛西臨海水族園で飼育展示している生き物や水族園の仕事など、ふだん聞けな
い話をスタッフが楽しくお伝えします!
今回のテーマは「カエルのくらし──カエルは今どうしてる?」
みなさんはカエルのことをどのくらい知っていますか? 「東京にもカエル
っているの?」「冬の間は何をしているの?」「本当にゲロゲロって鳴くの?」
スタッフトークでは、水族園の周りで見られるカエルたちをご紹介。みなさ
んの「?」にもケロっとお答えします!
日時 2011年2月12日(土)午後3時から3時30分
場所 本館2階レクチャールーム
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▼なぎさ通信第41号ができました
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「西なぎさ」は、葛西臨海水族園のすぐそばの人工干潟。何もいないように
見えますが、じつはいろいろな生き物がくらしています。ここでの生き物ウォ
ッチングのコツをお教えするのが「なぎさ通信」(2頁、隔月刊)。
第41号は、西なぎさで初めて発見されたタチウオなど、最新の話題を写真と
ともにご紹介します。水族園の情報コーナーでも配布していますが、東京ズー
ネットからダウンロードも可能です。こちらのページからどうぞ(PDF形式)。
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/nagisa/index.html
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▼鳥をテーマにしたクイズラリー開催
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葛西臨海公園でおこなわれる「水仙まつり」の「葛西バードウォッチングフ
ェスティバル」に合わせて、鳥をテーマにしたクイズラリーを開催します。
2011年2月11日(金)から2月13日(日)午前10時~午後3時、クイズ用紙
の配布は午後1時まで。場所は、葛西臨海公園西なぎさ、鳥類園、葛西臨海水
族園です。ポイントクリア条件により、水族園の入園が無料になったり、抽選
でプレゼントが当たったり! くわしくはこちら↓のお知らせをどうぞ。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=17132
■井の頭自然文化園■====================================================
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▼文化園いきものクラブ「鳥のオスとメス」参加者募集
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「文化園いきものクラブ」は、毎月違うテーマのもと、動物解説員といっし
ょに、飼育動物や園内の自然を観察する催し物。5月から3月まで、年に10回
開催します。
2011年2月12日(土)のテーマは、「鳥のオスとメス」。飼育している鳥た
ち、園内の林にすむ小鳥たち、井の頭池の水鳥たち。いろいろな鳥のオスとメ
スを比べます。春の繁殖期が近づき、鳥たちの羽色は輝きを増しています。
◎2010年度第9回「鳥のオスとメス」
日時 2011年2月12日(土)午前9時30分~正午
定員 小学生と同伴希望の保護者30名
応募方法 2011年2月10日(木)午後5時までに電話(0422-46-1100[代])
でお申し込みください。
■ B O O K S ■=========================================================
『哺乳類のフィールドサイン観察ガイド』
熊谷さとし=著、安田守=写真、文一総合出版、2009年01月01日刊
本体1,800円、ISBN978-4-8299-1181-5
学習漫画家として活躍するかたわら、里山の動物観察会や講演会を開催し、
ニホンカワウソも追い続ける熊谷さとしさん、 168冊目(!)の著書。
自然の中に入っても、野生生物はそう簡単に姿を見せてはくれません。そこ
で手がかりとなるのが、足跡、フン、食痕、巣などの手がかり(フィールドサ
イン)。本書は、日本の里山にくらす動物たちのフィールドサインを、写真や
イラストを通じて解説したガイドブックです。
田んぼや畑、雑木林、林道、河原、神社や民家や公園、駐車場など、さまざ
まな場所で見つかるフィールドサイン。足跡については、指行性、蹠行性、蹄
行性、跳躍性など、歩行パターンに即して解説。指や肉球の見方や、進行方向
の判断、左右の見分け方など、観察のヒントが紹介されています。フンは形状
で分類。植物の食痕も手がかりになります。
本文では、種ごとに手の構造やかたち、実際の足跡やフンや食痕、巣の状態
などが写真で紹介されています。地面や雪上に残った足痕の写真を見ると、歩
行や跳躍にともなって足跡がどのように変化するかもわかります。足跡写真の
上に、淡い色でのせられた熊谷さんのイラストもユニーク。
フィールドサインは身近なところにもあり、野生動物が身の回りに生息して
いるという発見にもつながる──そんな思いのこめられた観察ガイドです。
・熊谷さとしさんのサイト「熊谷さとしのフィールドノート」
http://www.kumagai-satoshi.com/
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N E W S C L I P S
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●ミツクリザメ、八景島シーパラダイスでも展示中(動画あり)(NHK)
http://www.nhk.or.jp/yokohama-news/20110203105645_02.html
●ギンガオサイチョウ来園──久留米市鳥類センター(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20110203-OYT8T01192.htm
●野毛山動物園、2011年4月1日で開園60周年
http://www.nogeyama-zoo.org/event/110201open.html
●アニマルプラネットがジャイアントパンダをキャラクターに
http://www.animal-planet.jp/naming_pre/ (Animal Planet)
●ラッコに恵方巻き……──大阪市・海遊館(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110204-OYT8T00080.htm
●ジャイアントパンダ展、リンリンの剥製も──山口県の徳山動物園(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20110204-OYT8T00001.htm
●下村脩博士、4年後の新水族館再訪したい、とメール──山形県・加茂水族館
http://mytown.asahi.com/areanews/yamagata/TKY201102020416.html (朝日)
●「ちんあなごのうた」上映中──茨城県大洗水族館
http://www.aquaworld-oarai.com/fukyu/chinanago_uta.html
http://www.youtube.com/watch?v=ogdRtrBPIAE (YouTube)
●平壌の中央動物園に動物病院新設(朝鮮新報)
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2011/04/1104j0204-00001.htm
●軍用暗視ゴーグルで巡るオーストラリア自然観察ツアー(RocketNews24)
http://rocketnews24.com/?p=70948
●ヒトのように2足歩行するゴリラ──ポート・リム野生動物公園
http://www.aspinallfoundation.org/news/view/460
●2足歩行ゴリラ、その2──豪タロンガ動物園
http://www.sciencenewsblog.com/blog/129111 (Science News Blog)
●「渋谷で水族館 アクア展」──東京工科大学メディア学部
http://www.teu.ac.jp/aqua/aqua/
●東京都獣医師会主催「いのちつながれ小笠原」シンポジウム
2011年2月20日午後1時~5時、東京大学農学部一条ホール、参加費無料
http://www.tvma.or.jp/contents/wildanimal/
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てください。 http://www.tokyo-zoo.net/express/
▽編集後記
◎この季節の風物詩「花粉症」が、今年も私のもとに律儀にやってまいりまし
た、まだ軽いですが。報道でよく聞くのが「サルには花粉症があるそうです」
という話。毎年、それが何?!意味あるの?!と突っ込んでます。すみません、
鼻がつまってくると気が立つもので。 (萩埜)
○今年は大量に飛散の予報。ということは……。いやまさか……。井の頭自然
文化園のはな子もテン茶の入った特製ドリンクを飲んでいるというニュース
↓ (大平)
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=10111
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メールマガジン ZooExpress No.525 - 2011年02月04日
公益財団法人 東京動物園協会
110-0007 台東区上野公園9-83 上野動物園内
電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
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携帯サイト: http://www.tokyo-zoo.net/ (PC版と同じです)
(c)2011 Tokyo Zoological Park Society
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