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 Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.424 - 2009年03月20日

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」

・暑さ寒さも彼岸までの巻。

・東京動物園友の会に入会しませんか? 年会費は、 2,000円。機関誌「どうぶ
 ぶつと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジットカ
 ード&オンラインでもOK! → http://www.tokyo-zoo.net/member/

■目次■----------------------------------------------------------------

 ・上野動物園
   ├─アロワナと泳ぐスッポンモドキたち
   ├─スローロリス、出産!
   └─トカラヤギの赤ちゃん、名前決定!

 ・多摩動物公園
   ├─春到来、昆虫園のお仕事は今
   └─知られざる昆虫飼育係の仕事、その1

 ・葛西臨海水族園
   ├─泳ぐ桜色コンニャク? ザラビクニン
   └─深海にマンボウ!?

 ・井の頭自然文化園
   └─絵本コーナー特別企画「薮内正幸氏の動物絵本を楽しむ」

 ・大島公園動物園
   └─ロバにお嫁さん「オチビ」が来園

 ・書籍紹介──『もっと!ほんとのおおきさ動物園』
         監修=小宮輝之、 写真=松橋利光、
         絵・AD=柏原晃夫、構成・文=高岡昌江

■上野動物園■==========================================================

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 ▼アロワナと泳ぐスッポンモドキたち
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  上野動物園の両生爬虫類館では、魚類と爬虫類をつなぐ展示として、「何億
 年も昔からほとんど姿かたちが変わらない魚」を展示しています。そのひとつ
 がアジアアロワナです。ただし、今回の主人公はアジアアロワナではなく、同
 じ水槽にいる5頭のスッポンモドキたち。スッポンモドキがアロワナの水槽に
 登場したのは、じつは今年(2009年)に入ってからのことです。

  スッポンモドキは、よくスッポンとまちがわれます。たしかに、甲羅を皮膚
 が覆っているところや、鼻のかたちなど、両者には似ているところがあります
 が、スッポンはスッポン科、スッポンモドキはスッポンモドキ科に属します。

  もともとスッポンモドキの展示水槽は、アロワナ水槽からさらに進んだ場所
 にあります。にもかかわらず、アロワナ水槽にスッポンモドキを入れたのは、
 既存のスッポンモドキ水槽が小さく、複数個体での展示ができないからです。
 大きなアロワナ水槽なら、スッポンモドキがゆうゆうと泳ぐすがたをお見せで
 る──そう考えて同居展示をおこなうことにしました。また、繁殖にもつなげ
 ていくつもりです。

  ただし、スッポンモドキのオスどうしは激しくケンカをすることがあるため、
 個体どうしの相性を観察しながら、1か月ほどかけて慎重に作業を進めました。

  アロワナ水槽に初めてスッポンモドキが入ったとき、アロワナたちも「なん
 だろう? 美味しいえさかな?」といったようすで、数匹がスッポンモドキの
 後ろをついて泳いでいました。そのうち、えさではないことがわかったのか、
 あまり気にするようすもなくなりました。

  一方、スッポンモドキも1~2頭くらいでいたときは隠れがちで、あまり出
 てこなかったのですが、数が増えるにつれ、水槽の手前や真ん中で泳ぐように
 なり、よく見えるようになりました。

  そんなころから、「あ、カメだぁ」「かわいい」などという声がお客さんか
 ら聞かれるようになりました。アロワナだけのときにくらべて、立ち止まった
 り覗きこんだりする方々が増えたように思います。やはりカメは人気があるの
 ですね。

  アロワナのあいだをゆうゆうと泳いだり、じゃれあったりするスッポンモド
 キたちを、両生爬虫類館にぜひ見に来てください。

                〔上野動物園は虫類館飼育展示係 浅野晃良〕

 ・東京ズーネットBBの動画「スッポンモドキとアロワナ同居」(2009年1月)
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0901_04/index.html

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 ▼スローロリス、出産!
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  お産や病気の経験などを境にして、食の好みが突然変わる、そんな話を聞い
 たことはありませんか? 人間以外の動物でも、そういうことがあるようです。

  2009年3月2日、上野動物園東園にある「夜の森」で、ジャワマメジカと同
 居しているスローロリスが出産しました。その日は、いつになく前日のえさを
 残しており、えさを換えてもなかなか食べに来ません。調べてみると、観客通
 路側だけを透明なアクリル板にした巣箱の中にうずくまったメスと、そのお腹
 にしがみついた小さな背中を発見しました。

  出産当日、母親は巣箱から出ず、ずっと赤ちゃんの世話をしていましたが、
 2~3日経つと、赤ちゃんをお腹につけて展示室中の柵や木の上をせわしなく
 動くようになりました。

  赤ちゃんは元気なようすですが、母親がえさをまったく食べません。水は飲
 んでいるのですが……。このメスはもともと体が大きく、最初は体に「たくわ
 え」があるから大丈夫だろうと思っていたのですが、4日めも絶食のままなの
 で心配になってきました。初めての出産で落ち着かず、えさを食べるのも忘れ
 て隠れる場所を探しているのだろうか、思い切って親子を展示室から離すべき
 か……。

  迷いながら迎えた5日めの昼、ようやく母親はえさに手をつけました。しか
 し、好物のバナナなどの果物には見向きもせず、ミールワーム(チャイロコメ
 ノゴミムシダマシ[甲虫]の幼虫)だけを食べて巣箱に戻ってしまいます。出
 産や授乳の影響で食の好みが変わったのかと、ふだん少量しか与えていなかっ
 たコオロギやイナゴ、ミールワーム、ジャンボミールワーム(キマワリ類[甲
 虫]の幼虫)など、入手できる虫を別の皿にたくさん入れておくと、次の日の
 朝にはすっかりなくなっていました。

  さらに、獣医師のアドバイスもあり、巣箱を外から見えないように改造した
 ところ、必要以上に動き回る行動も見られなくなり、落ち着いて子育てができ
 るようになったようです。最近では、赤ちゃんを巣箱に置いていったり、金網
 にひとりでつかまらせたり、スローロリス特有の「置きざり型」の子育ての練
 習をしています。

  母親の食欲も戻り、しっかりとえさを食べるようになって一安心ですが、果
 物に加えて虫もよく食べるようになった母親の体重は、次回の測定の際、どう
 なっているでしょう──ちょっと気になっています。

                  〔上野動物園東園飼育展示係 中村壮登〕

 ・東京ズーネットBBの動画「スローロリスの餌タイム」(2009年1月)
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0901_01/index.html

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 ▼トカラヤギの赤ちゃん、名前決定!
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  下記リンク先のニュースでお知らせしたとおり、上野動物園の子ども動物園
 では、2009年1月16日、トカラヤギの「ボニータ」が2頭のオスの赤ちゃんを
 産みました。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=10879

  このたび、赤ちゃんの名前が決まりました。ひたいに「V」字もようがある
 ヤギを「ぼんたん」、ひたいに半分白いもようがあるヤギを「たんかん」とし
 ました(写真はこちら↓のニュースページをごらんください)。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=11096

  名前は、お母さんの名前「ボニータ」から1字ずつもらうとともに、トカラ
 ヤギの原産地である鹿児島で栽培されている柑橘類にちなんでつけました。た
 だし、ふだんは「ぼんちゃん」「かんちゃん」と呼んでいます。

  ぼんちゃんとかんちゃんは、広場で過ごすことのにもすっかり慣れ、「ヤギ
 にえさ」の時間になると、積極的に来園者から草をもらうようになりました。
 すくすくと育ち、誕生当日はわずか 1.5キログラムだった体重も、2か月後に
 は5キログラムを超えました。

  トカラヤギの「ユメ」も現在妊娠中! 3月末が出産予定日です。お父さん
 は現在多摩動物公園に出張中の「ゴハン」です。ユメはすでに2回の出産を経
 験しているので、よいお母さんぶりを発揮してくれることでしょう。

  期待されるトカラヤギのベビーラッシュ、みなさんも楽しみにしていてくだ
 さい!
                  〔上野動物園子ども動物園係 高橋美紀〕

 ・東京ズーネットの動画「ヤギの赤ちゃん」(2006年4月)
   http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0604_04/index.html

■多摩動物公園■========================================================

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 ▼春到来、昆虫園のお仕事は今
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  土の中でちぢこまっていた虫(蟄)が穴を開いて(啓いて)動き出す日「啓
 蟄」(けいちつ:2009年は3月5日)がすぎ、早くも2週間になります。春分
 の日(3月20日)をすぎるとさらに日が長くなり、あたたかくなってきます。

  昆虫たちは、成虫で冬眠するタガメ、ゲンゴロウ、ガムシなどの水生昆虫、
 幼虫で冬を越すカブトムシ、卵で冬を越すマツムシのような秋の鳴く虫たちな
 ど、冬越しの方法はいろいろです。

  多摩動物公園の昆虫園では今、外で冬眠させていた昆虫たちをあたたかい昆
 虫館の中に移し、目ざめさせています。

  虫だけではありません。チョウのえさになる、さまざまな鉢植えの植物たち
 も新芽がいきおいよく伸び始めるこれからの時期にそなえて、通気性や保水性
 を保つために植えかえなければよい葉が育ちません。啓蟄のころから今日まで、
 すでにミカン、ホウライカガミ、ヒマ、ウマノスズクサ、キハダ、コクサギな
 どの植えかえをしました。

  あたたかくなるにつれ、昆虫園に足を運ばれるお客さんの数も少しずつ増え
 てきました。昆虫園の裏側も、活動期をむかえる昆虫の世話のために職員の動
 きがあわただしく慌ただしくなり、日一日と春の気配が感じられます。

               〔多摩動物公園昆虫園飼育展示係長 松本徹郎〕

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 ▼知られざる昆虫飼育係の仕事、その1
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  多摩動物公園の昆虫園では、一年を通してたくさんのチョウやバッタなどを
 見ることができますが、じつは、昆虫を一年じゅう展示するためには、裏側で
 さまざまな工夫があってこそできることなのです。今回は、昆虫飼育係ならで
 はの仕事のひとつをご紹介します。

  昆虫園ではダイトウクダマキモドキというバッタのなかまを飼育しています。
 この昆虫は八重山諸島に生息し、植物の葉を食べますが、多摩動物公園では、
 一年中手に入る小松菜を与えています。

  しかし、この小松菜は人間用に栽培されたものなので農薬が使われています。
 とくに虫が増える夏場は農薬が大量に使われ、そうやって育てられた小松菜を
 ダイトウクダマキモドキに与えると、一晩で全滅してしまうこともあるのです。

  そこで、昨年(2008年)の夏は、小松菜のかわりになる植物を園内で探して
 みました。いくつか見つかった植物のうち、夏期に継続して採取してもなくな
 る心配がないのがギシギシでした。どこにでもある「雑草」ですが、ダイトウ
 クダマキモドキに与えてみると食いつきがよく、幼虫も元気に育ち、栄養的に
 も問題がなさそうなので、夏場のえさとして採用することになりました。

  ただ、夏の暑い盛りに、腰をかがめてたくさんのギシギシを採取するのは、
 なかなかの重労働でした。

  ダイトウクダマキモドキだけでなく、昆虫園には園内で採取した植物をえさ
 にしている昆虫がたくさんいます。広い園内のどこにどんな植物があるかをお
 ぼえるのも、昆虫飼育係の大事な仕事の一つなのです。

                     〔昆虫園飼育展示係 牧村さよ子〕

■葛西臨海水族園■======================================================

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 ▼泳ぐ桜色コンニャク? ザラビクニン
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  みなさんは「ビクニン」という魚を知っていますか? よくまちがわれるの
 ですが、「ピクミン」(PIKMIN)ではありません。それはゲームの名前。PIで
 なくBI、「ビクニン」です!

  食卓にのぼることもないので非常に知名度の低い魚なのですが、葛西臨海水
 族園のお客さんの中には「ビクニンを見に来ました」という方もいらっしゃる
 ほど面白い(?)魚です。

  葛西臨海水族園では現在、6匹のザラビクニンが「深海」の水槽で泳いでい
 ます。ザラビクニンは、日本海やオホーツク海の水深200~800メートルに生息
 し、体長30センチほどの「ほんのり桜色」をした魚です。

  体を触ると全身ブヨブヨとしてぬめりが強く、素手では簡単に持てないほど
 です。「ザラっとした、こんにゃく」──といった方が伝わりやすいかも知れ
 ません。

  泳ぎ方も変わっていて、木綿布が「そよ風」になびく(?)ようにゆらゆら
 と泳ぎます。えさを探すときは逆立ちをしたようなすがたで胸びれと下唇を使
 い、海底を探りながら砂泥の中にいる獲物を見つけ出して食べます。

  胸びれの先端と下唇の下には味を感知する部分があるので、真っ暗な深海で
 もえさを見つけることができるのです。えさが胸びれに触れたとたん、「パク
 ッ」と食いつく行動は素早く、ゆらゆらと泳ぐすがたからは想像できないと思
 います。

  桜咲く春。桜色の魚を見に葛西臨海水族園におこしください!

                 〔葛西臨海水族園飼育展示係 伊東二三夫〕
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 ▼深海にマンボウ!?
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  これまでマンボウは、世界中のあたたかい海の、比較的浅いところでくらし
 ているといわれていました。しかし、最近の研究では、マンボウは深海にも出
 現することがわかってきています。

  研究者がマンボウに記録装置を取りつけて調べたところ、マンボウも季節に
 よっては一日の半分以上を深海で過ごすことや、ときには約 800メートルもの
 深さまで潜ることがわかりました。また、深海でイカやエビなどを食べている
 ということも明かにされています。

  一見、あまり泳ぎがうまくないのんびり屋さんといったイメージのマンボウ
 ですが、じつはかなりの行動派だったのですね。このマンボウの興味深い生態
 を紹介するために、葛西臨海水族園では現在、深海のコーナーでマンボウを展
 示しています。

  マンボウはかしこい魚で、食事を与えるために私たち飼育係が水槽の中で手
 招きをすると、ちゃんと近づいて来ます。そして、私たちの手から直接、特製
 の「マンボウ団子」を口にするのです(写真はこちら↓)。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=11092

  しかしこのとき、ごはんだ!とマンボウも興奮するのでしょうか、勢いよく
 泳ぐあまり、そのまままっすぐ水槽の壁にぶつかってしまったりして、ちょっ
 とおっちょこちょいな一面もあります。

  そこで、水槽の壁にぶつかる衝撃を少しでも和らげるために、壁際にはビニ
 ールシートが張ってあります。ちなみにマンボウ団子は、マンボウが深海で食
 べているといわれるイカとエビが材料です。

  さて、今回紹介したこのマンボウは、去年(2008年)3月19日に葛西臨海水
 族園にやってきました。このたび来園1年。現在、水族園のマンボウの最長記
 録を更新中です。ぜひ、このマンボウに会いに水族園へおいでください。

                 〔葛西臨海水族園飼育展示係 雨宮健太郎〕

■井の頭自然文化園■====================================================

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 ▼絵本コーナー特別企画「薮内正幸氏の動物絵本を楽しむ」
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  子どものころから動物が大好きで、独学で絵を学び、動物画家となった薮内
 正幸さん。薮内さんは絵本にも作品をたくさん描かれています。

  動物を自分の目で見て、自分の手で動物を描く。動物のいきいきとしたすが
 たから、薮内さんの自然に対する姿勢が伝わってきます。

  井の頭自然文化園では、資料館にある絵本コーナーに薮内正幸さんのコーナ
 ーを設けます。また、薮内さんのプロフィールや絵本作品をご紹介するパネル
 も設置します。

  会期 2009年4月7日(火)~5月24日(日)
  会場 井の頭自然文化園本園の資料館1階「絵本コーナー」

  会場では、薮内さんの動物画5点を「ブラスラビング」(金属板に彫られた
 画をこすって紙に写し取る技法)で楽しむこともできます。写し取った紙はお
 持ち帰りになれます。

 ◎武蔵野市立吉祥寺美術館での展示

  武蔵野市立吉祥寺美術館では2009年4月4日(土)~5月24日(日)、「動
 物画の奇才・薮内正幸の世界展」を開催します。5月6日(水・祝)には、ト
 ークショー「飼育係による動物のとっておきのお話」が開催されます。井の頭
 自然文化園の飼育係によるトークショーです!

  日時 2009年5月6日(水・祝)午後2時~3時
  会場 武蔵野市立吉祥寺美術館
  定員 高校生以上90名
  申込 2009年3月15日(日)から電話0422-22-0385で受付(10時から19時半)
     先着順
  入場 無料(ただし美術館入館券は必要です)

 ※吉祥寺美術館 http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/
 ※吉祥寺美術館での作品展詳細
   http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/data/kikaku/2009/yabuuchi/yabuuchi.html

■大島公園動物園■======================================================

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 ▼ロバにお嫁さん「オチビ」が来園
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  大島公園動物園の人気者、ロバのオス「シシマル」。このロバは「ショウロ」
 (小驢:小型の驢馬[ロバ])と呼ばれる種類です。

  そのシシマルに、岡山県の渋川動物園からかわいいお嫁さんがやってきまし
 た。お嫁さんの名前は「オチビ」。3歳のメスです。

  シシマルはとてもにぎやかで、甘えん坊な性格ですが、オチビは静かでおっ
 とりしています。オチビを気にして大きな声で呼びかけるシシマルに対し、オ
 チビが鳴くことはめったにありません。

  大島公園動物園に慣れるまで、オチビはシシマルのとなりの部屋ですごしま
 す。その後、シシマルとの相性がよければ、シシマルのいる運動場へ遊びに行
 く予定です。
                       〔大島公園動物園 天野典子〕

 ・渋川動物園 http://www4.ocn.ne.jp/%7Esibu-zoo/

 ・東京ズーネットのニュース「子ども動物園にショウロ来園」(2005年8月)
   http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=2973

 ・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」から「ロバ(ショウロ)」
   http://www.tokyo-zoo.net/encyclopedia/species_detail?code=362

■TokyoZooShop■========================================================

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 ▼ポーズを変えて遊べるぬいぐるみ発売
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  足を「ポキポキ」曲げ、ポーズを変えることができるぬいぐるみを発売しま
 した。脚部には骨状のプラスチックが入っています。種類は、ジャイアントパ
 ンダ、ゾウ、ライオン、キリン。キリンは首、ゾウは鼻も動きます!

  パンダ、ゾウ、ライオンは税込1,575円、キリンは税込1,785円。上野動物園
 と多摩動物公園のギフトショップで販売中。

 ・ぬいぐるみの写真など、詳しくは東京ズーネット http://www.tokyo-zoo.net/
  から TokyoZooShopの「ショップニュース」をごらんください。

■ B O O K S ■=========================================================

 『もっと!ほんとのおおきさ動物園』

  監修=小宮輝之、写真=松橋利光、絵・AD=柏原晃夫、構成・文=高岡昌江
   学習研究社、2009年03月29日刊、本体各1,500円、ISBN978-4-05-203054-3

  No.369↓でもご紹介した『ほんとのおおきさ動物園』の続編です。
  http://www.tokyo-zoo.net/ROOT/express/express_back?record=5297

  絶好調でお送りしている「ほんとのおおきさ」写真絵本。B4より少し大きい
 判型をはみ出す動物続出。両そでの見開きでホッキョクグマがっ! カバがっ!
 たて方向にライオンがっ!

  取り乱しました……。イカす柏原晃夫さんのイラストとともに、見どころが
 しっかり解説されています。

  本を見て、動物園でほんものを見て、また本を見て。おおきさを楽しんでく
 ださい。

 ・「学研こどもの本」 http://www.kodomonohon.jp/ の書籍紹介ページ
   http://www.kodomonohon.jp/newbook/nccsev000004p33q.php

 ・松橋利光さんオフィシャルサイト http://www.matsu8.com/

 ・柏原晃夫さんブログ「かっしー日記」 http://kassinikki.jugem.jp/

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  N E W S  C L I P S
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●特別企画展「外来生物の脅威」──大阪市天王寺動物園

2009年3月21日から4月5日、大阪市天王寺動物園で特別企画展「外来生物の脅
威」が開催されます。
http://www.jazga.or.jp/tennoji/schedule/index.html

●シーラカンス体内の卵をCTで鮮明に撮影

東京工業大学の岡田典弘教授らがコンピューター断層撮影(CT)で撮影。アフリ
カのタンザニア沖で捕獲され、保存されていた個体。
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031901000153.html (Press Net Japan)

●マレーシアの「タイガーパーク」計画に住民から疑問の声
http://www.malaysia-navi.jp/news/090318065506.html (マレーシアナビ)

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▽本文中にしめしたリンクによって表示されるページには、ほかのページへの移
 動リンクが含まれていない場合があります。とくに東京ズーネットの「どうぶ
 つ図鑑」のばあい、完全なかたちで表示するためには、図鑑のトップページ
  http://www.tokyo-zoo.net/search/ から検索してください。

▽ズー・エクスプレスでは、みなさんからのおたよりを募集しています。匿名や
 ペンネーム希望の方はその旨をおつたえください。 webmaster@tokyo-zoo.net
 まで。ご意見・ご要望・お問い合わせもこのアドレスまでどうぞ。

▽メール配信先変更、配信停止は下記URLにてお願いいたします。配信先の変
 更をご希望の方は、いったん解除をおこない、あらためて新アドレスを登録し
 てください。 http://www.tokyo-zoo.net/express/

▽編集後記

 ・No.417でご紹介した『キリンが笑う動物園』、著作権侵害のため回収とのこ
  と。岩波書店「謹告」→ http://www.iwanami.co.jp/topics/index_k.html

 ・上野のオウサマペンギンの名前募集は3月22日(日)まで。候補名三つのう
  ち「ウシシ」は(擬態音じゃなく)、「丑年の仔」からとっています。
   http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=11050

 ・多摩のオランウータン「モリー」の絵画展、3月22日まで延長。この機会に
  ぜひ!
   http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=11024

 ・上野動物園開園記念日の金曜日は午後から晴れました。土曜日の予報も晴れ。
  上野の桜もいよいよ臨界体制突入、そんな春分の日でしたマル。 (大平)

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メールマガジン ZooExpress No.424 - 2009年03月20日
財団法人 東京動物園協会
110-0007 台東区上野公園9-83 上野動物園内
電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
e-mail: webmaster@tokyo-zoo.net
URL  : http://www.tokyo-zoo.net/ 東京ズーネット
携帯サイト: http://www.tokyo-zoo.net/ (PC版と同じです)
(c)2009 Tokyo Zoological Park Society
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