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Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.199 - Jan 14, 2005

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」。

・この寒さだけはガチ。

■上野動物園■========================================================

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 ▼「東京の野山」が移転しました
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  これまでクマ舎のとなりにあった鳥舎「東京の野山」。クマ舎の全面改修
 にともない、「東京の野山」もクマ舎の一部として生まれかわります。

  そこで、この鳥舎を五重塔のちかくに移転し、2005年1月2日から公開し
 ています。

  新生「東京の野山」は、これまでより展示面積が小さく(総面積 44.84平
 方メートル)、天井までの高さも低くなりましたが、各個体にも近づきやす
 くなり、個体識別も容易に。担当者の話では、これまで苦労していた捕獲作
 業も楽になったそうです(旧展示舎では、大きな網も持ち出して、追いかけ
 なければなりませんでした)。

  ケージは四つにわかれています。向かって右端にはモズ、そのとなりには
 カケス、トラツグミ、ニホンリス、さらにとなりの大きなケージには、ヤマ
 ドリ、コイカル、キジバト、シロハラ、ツグミ、マミジロ、ヒヨドリ、トラ
 ツグミ、クロツグミ、マミチャジナイ、オナガなど、そして左端には、アカ
 ハラ、アカゲラ、ニホンキジ、ヤマシギ、タシギなどがいます。

  裏側にもケージがあって、ここでは何種かを飼育し、繁殖をめざしていま
 す。五重塔が近いため、建物は防火の観点を考慮した建材等を使用していま
 す。

  飼育作業室内に入って、ちょっと変わっていたのが、表のケージに出るド
 アのレバー。通常、ドアを開けるためのレバーは水平にのびていますが、こ
 このレバーは、真下に向かっています。じつは、これは鳥がとまらなくする
 ため。作業室内のレバーの向きはどちらでもよいのですが、ドアの向こうは
 すぐ展示場なので、レバーを下向きに設置したのです。このレバーは、もち
 ろん表側からでも見えます(最初は気づきませんでした……)。

  名称は現行の案内マップに合わせて、今のところ「東京の野山」としてい
 ますが、東京産の鳥だけではないので、「日本の鳥II」と改称予定です。で
 も、そうなるとニホンリスの立場が……という点は不問にしておいてくださ
 い(ちなみに、リスとカケスたちの同居をふしぎに思われる方もいらっしゃ
 るようですが、旧「東京の野山」でも、とくにケンカをすることもありませ
 んでした)。

  ケージ内にはこれからさらに植栽などを追加します。旧「東京の野山」は
 まもなく取り壊しです。旧「東京の野山」は1986年4月に完成しました(当
 時の名称は「和鳥舎」)。ところが、ヘビが侵入して小鳥を食べてしまうた
 め、1995年、ヘビが侵入できない構造の「日本の鳥」舎を開設し、小さな鳥
 をそちらに移しました。そして、「和鳥舎」はヘビの被害にあわない大きさ
 の鳥を中心とした展示に変更し、「東京の野山」と改称したのでした。

  見やすくなった新「東京の野山」は、東園五重塔のちかく、アメリカバイ
 ソン舎のそば、大きなプラタナスのすぐそばです。

 ・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」より

   トラツグミ
    http://www.tokyo-zoo.net/encyclopedia/species_detail?code=149

   ニホンリス
    http://www.tokyo-zoo.net/encyclopedia/species_detail?code=336

   アカゲラ
    http://www.tokyo-zoo.net/encyclopedia/species_detail?code=112

   ニホンキジ
    http://www.tokyo-zoo.net/encyclopedia/species_detail?code=152

■ B O O K S ■=======================================================

  『聴いて楽しむ野鳥100声──野鳥おもしろ雑学事典』

           山岸哲・著、薮内正幸・作画、インプレス
           2004年11月11日刊、本体1,600円、ISBN4-8443-2040-8

  見開きに1種、全 100種の鳥の解説。左ページは薮内正幸さんの鳥の絵。
 それだけでも買いでは! カラー写真ではなく、ほとんどがペン画です。

  解説は習性や分布にくわえ、人間とのかかわりなど、文化誌的な面も。し
 かし、重点がおかれているのは鳴き声です。というのも、タイトルにあると
 おり、本書は「聴いて楽しむ」事典。

  CD-ROMが付属しており、図鑑ソフトを使って、鳥の写真と鳴き声が楽しめ
 ます(対応OSはWindowsのみ)。

 ・インプレス http://home.impress.co.jp/index.htm 内の紹介ページ
   http://home.impress.co.jp/reference/2040.htm

 ・薮内正幸美術館 http://yabuuchi-art.main.jp/ (山梨県北杜市にある薮
  内正幸美術館は12月から2月末まで冬期休館中ですが、サイトは更新中)。

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  N E W S  C L I P S
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●メカジキは目を暖めて視力を上げる

 魚のうち、体温上昇機能を備えているのはメカジキ、マグロ、サメなど、約
20種しか知られていません。そのうちメカジキは眼球を水温よりも10~15度も
上げているのですが、研究の結果、目を暖めてることで視力を上げ、獲物を発
見しやすくしているのだとか。空中より水中の方が熱が逃げやすいので、コス
トは小さくないはずですが、それを上回るメリットがあるようです。(Nature
online news) http://www.nature.com/news/2005/050110/full/050110-2.html

●パルマヤブワラビーが仲間入り──とくしま動物園
http://mytown.asahi.com/tokushima/news01.asp?kiji=4656

●バクに催眠術をかける──東山動物園
http://www1.ocn.ne.jp/~ngyzoo/animal/mesmerism.htm

●冬の特別会館──おたる水族館
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news02.asp?kiji=8058 (朝日)

●特別展「深海の珍しい仲間たち」──蒲郡市の竹島水族館
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20050111/lcl_____ach_____003.shtml
(中日新聞)

●日本一小さな魚、ゴマハゼ展示──名古屋港水族館
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20050107/lcl_____ach_____008.shtml
(中日新聞)

●北海道広尾市、ひろお水族館を廃止し、魚の増要職施設に転換する方針
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/01/2005010701000177.htm (河北新報社)

●利用者モニター調査、「年1回」がトップ──鹿児島市平川動物公園
http://www.373news.com/2000picup/2005/01/picup_20050112_6.htm
(南日本新聞)

●動物の24時間を映像配信、CATV契約者が対象──須坂市動物園
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/network/news/20050113org00m300094000c.html

●ヒサクニヒコさんと一泊『恐竜夢旅行』──東海大学自然史博物館
http://www.sizen.muse-tokai.jp/event/dino_dream/event02_0503.html

●暖冬のロシアで冬眠から覚めたクマ
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081105585294.html

●米ヘンリードーリー動物園の研究者がレムール類の新種を2種報告

 イタチキツネザル科のLepilemur mitsinjonensisとLepilemur seali。
http://www.kansascity.com/mld/kansascity/news/politics/10629909.htm

●アメリカバク誕生──仏アムネヴィル動物園

 2003年11月につづいて2005年1月8日に誕生。
http://www.tsr.ch/tsr/index.html?siteSect=370909&fid=050113121700.6pr827mc.xml&typeNews=sci

●ゾウの描いた絵をオークションに、落札金額は米赤十字に寄付

 米テキスサス州フォートワース動物園のアジアゾウが描いた絵がインターネ
ット競売にかけられ、約70万円で落札。また、これにつづいて、カナダのカル
ガリー動物園もアジアゾウによる絵を出展。こちらは60万円台で落札。いずれ
も全額が、スマトラ島沖地震による津波被災者支援のために寄付されます。

 eBayに出品された「抽象画」
http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=3773979034
http://cgi.ebay.com/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&item=3774340594

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▽編集後記

 ・むにゃむにゃ、もう飲めないよー……ハッ、今寝てた……? えーと、送
  信ボタンは、ど、どこ?           (大平@寝言は寝て言え)

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メールマガジン ZooExpress No.199 - 2005年1月14日
財団法人 東京動物園協会
110-0007 台東区上野公園9-83 上野動物園内
電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
e-mail: webmaster@tokyo-zoo.net
URL   : http://www.tokyo-zoo.net/  東京ズーネット
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(c)2005 Tokyo Zoological Park Society
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