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Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.191 - Nov 19, 2004

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」。

・いや、別に困ってないんです、しわが多いですけど。

・東京動物園友の会に入会しませんか? 入会・継続の手続きは、クレジット
 カード&オンラインでもOK! → http://www.tokyo-zoo.net/member/

 ※なお、友の会の年会費は、2005年より年会費 2,000円に値下げいたします。
  また、機関誌である月刊「どうぶつと動物園」は季刊誌に生まれ変わりま
  す。くわしくは http://www.tokyo-zoo.net/member/ をごらんください。

■上野動物園■========================================================

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 ▼ころがるマレーグマの赤ちゃん──じっと待てば見られるかも!
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  No.188でもお伝えしたとおり、上野動物園のクマ舎はまもなく取りこわし、
 生まれ変わります。オープン予定は2006年春。それまでクマ舎の動物は、園
 内外の別の施設にうつってもらうことになります。

  2004年11月8日の休園日、マレーグマの「キョウコ」とその子どもを移動
 しました。移動先は、西園にいるオランウータン「モリー」の隣室です。

  子どもの誕生については、No.181でお伝えしました。2004年7月28日が誕
 生日です。まだ、名前はついていません。
 No.181 http://www.tokyo-zoo.net/ROOT/express/express_back?record=1237

  11月8日、まず、母グマが放飼場に出ているあいだに仕切りの扉を閉め、
 子犬サイズの子どもを素手で捕獲。子どもは運搬用の容器におさめ、母親は
 トラックの荷台に乗せ、東園から西園に運びました。

  部屋は二つありますが、ふだんは寝小屋にこもっています。あたらしい環
 境ということもあるのでしょうか、表の展示スペースにはなかなか出てきま
 せん(寝小屋と展示スペースのあいだの仕切りは、ふだん開けてあります)。

  しかし、好奇心いっぱいに見える赤ちゃんは、ときどきすがたを見せてく
 ます。ふらふらしてるので、大丈夫かヲイ!という感じなんですが、壁につ
 かまりながら出てきて、コロンと後向きにひっくりかえったり、あおむけに
 なったまま、なかなか起きあがれずに足をジタバタさせたり。

  今日も赤ちゃんは、「トロ舟」のふちに足をかけて、ヨイショヨイショと
 出たり入ったりしていました(トロ舟とは、建築業界でよく使われる用語。
 コンクリートやモルタルをこねる容器です。動物園では「舟」などと呼ばれ
 ています。となりのモリーも、この舟を器用に立てて、その上に座っていま
 す)。

  でも、キョウコは周囲の気配や音には敏感です。人間が表から見ていると、
 寝小屋から出てきて、赤ちゃんをくわえたり、つかんだりして、奥に連れ帰
 ったりするのでした。となりのモリーが舟をずるずるとひきずって音をたて
 ても、キョウコは赤ちゃんを連れ戻します。

  マレーグマがよく展示スペースにすがたを見せるのは、午後4時ごろ。こ
 れは、お客さんが少なくなって、しずかになるからかもしれません。ですか
 ら、赤ちゃんを見たい方は、この時間帯に、そーっと見に来てください。と
 なりで「モリーさーん!」と声をかけてくださるファンも多いのですが、で
 きればそーっと、そーっと。

  今日(11月19日)は一日雨模様でしたのでお客さんも少なく、そのせいで
 しょうか、昼ごろから赤ちゃんはチョコチョコと動きまわっていました(た
 いてい昼間は寝ているそうです)。東京動物園協会のカメラマンも表側から
 撮影にトライ。撮影を始めると、モリーもわかっているのか、マレーグマの
 部屋と自室を隔てる壁に顔をつけ、壁にたくさんあいた小さな孔からとなり
 を覗きこんでいるようでした。

  写真は東京ズーネット http://www.tokyo-zoo.net/  のニュースページを
 ごらんください。この写真は、寝小屋側から撮影したもの。赤ちゃんも長い
 舌をベロンと出しています。

  飼育舎内に入ってカメラマンの撮影に立ち会っていると、なんか荒い息づ
 かいが……。ん? ふと振り返ると、好奇心いっぱいのモリーの顔がすぐそ
 こに。いや、今日はマレーグマが被写体なので。ごめん、モリーさん。

  マレーグマ母子がいっしょに展示スペースに出てくれるのは3日に一度く
 らいとのこと。飼育係はそのタイミングをみはからって、展示スペースと寝
 小屋のあいだの仕切りを閉め、寝小屋の掃除をします。えさは煮たサツマイ
 モやニンジン、リンゴ、ゆで卵、ペレット、動物用ソーセージ、パンなど。
 赤ちゃんも、固いえさ(リンゴやペレット)でなければ食べています。

  マレーグマの赤ちゃんを見にいらしたら、じっとしずかに待ってみてくだ
 さい。

 ・東京ズーネットBBのマレーグマの動画(2002年撮影、1分20秒)はココ↓
   http://www.b-bat.tv/zoo/mov_book/0212_09/index.html

■多摩動物公園■======================================================

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 ▼12月の催しのおしらせ
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 ・特別展「選鳥萬博覧会」(よりどりよろずはくらんかい)

   干支の「とり」にちなんで、鳥の骨、羽、卵をつかって鳥のからだのふ
  しぎを展示し、イラストでバードウォッチングのしかたをご紹介します。
  また、「とり」をあしらった写真撮影コーナーも用意しますので、年賀状
  や記念撮影にどうぞ。

   2004年12月2日(木)~2005年2月28日(月)、ウォッチングセンター
  展示ホールにて。

 ・楽しくチャレンジ工作教室「クリスマスツリー」

   松ぼっくりを使って、かわいいクリスマスツリーをつくります。2004年
  12月4日(土)午後1時30分~2時30分、ウォッチングセンター動物ホー
  ルにて、先着100名。

 ・特別企画「ライオン舎をのぞいてみよう!」

   ふだんは入れないライオン飼育施設の中を、飼育担当者がご案内します。
  迫力あるライオンのすがたを間近で見てみよう! 2004年12月19日(日)、
  午後1時30分から。アフリカ園サファリ橋の南端に集合。開始15分前より
  整理券をくばります。

■販売商品のおしらせ■================================================

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 ▼スケッチブック、シールブック、B4パズル販売中
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  東京動物園協会の写真を使って、株式会社セイカが制作した「世界の動物
 スケッチブック」、「いきものシールブック」(2種類)、「B4パズル」
 を、上野動物園と多摩動物公園のギフトショップで販売中!

  税込価格はスケッチブックが262円、シールブック580円、B4パズル420円。

  監修も東京動物園協会がおこないました。売上の一部は「動物園ゴリラ基
 金」を通じて、野生動物の保護に使われます。

  スケッチブックはA4判です。シールブックは95×95ミリで、動物シール
 が91種類と80種類の2種類。B4パズルは65ピースのジグソーパズル。絵柄
 はアフリカの動物たちです。

■ B O O K S ■=======================================================

 『トンボと自然観』 上田哲行編、京都大学学術出版会、2004年11月5日刊
           本体5,700円、ISBN4-87698-638-X

  アキアカネは単なる虫ではなく、一つの「風景」ではないか、と考える編
 者が、生態学者、文学者、言語学者、社会学者、芸術家などをメンバーとし
 てすすめた研究プロジェクトの成果をまとめた本。

  トンボを中心として、韓国や中国・台湾での見方もまじえながら、「虫」
 をめぐる自然観を論じています。

  自然観を考えるための手がかりは、トンボについては、風景としてのアキ
 アカネ、トンボの呼称の推移、意匠としてのトンボ、文学に登場するトンボ、
 方言など。さらに、動物供養、禁忌伝承、害虫観、ゴケグモ騒動、クモの喧
 嘩遊び、俳句、江戸の図譜、ファーブルの翻訳など、考察の間口は幅広く、
 個々の事例を知るだけでも興味深い一冊。

 ・京都大学学術出版会 http://www.kyoto-up.gr.jp/
  詳細ページは http://www.kyoto-up.gr.jp/body/shokai/4-87698-638-X.html

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  N E W S  C L I P S
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●キンシコウ展示場の飛散フィルムを張り替え──よこはま動物園
http://www.city.yokohama.jp/me/ygf/zoorasia/d/diary/shiiku_47.html

●2004年11月28日にカビパラ舎オープン──埼玉県こども動物自然公園
http://www.aya.or.jp/~sczoo/news/news.html

●ひまわりのたね贈呈式──岡山市池田動物園
http://www.urban.ne.jp/home/ikedazoo/sub2.7.htm

●和歌山県太地町からバンドウイルカ2頭到着──青森市浅虫水族館

 輸送と搬入のようす→ http://www.asamushi-aqua.com/saisin.htm

●安佐動物公園ニュース──動画約3分、WMV

 台風16号当日の動物たち。他にアムールヒョウやオオサンショウウオの卵も。
http://www.asazoo.jp/vtr/vtr.html

●沖縄本島でミコアイサ初観測──沖縄こども未来ゾーン
http://www.kodomo.city.okinawa.okinawa.jp/page/new/new.html
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200411161700.html#no_5

●マーコールが到着──秋田市大森山動物園

 マーコールはカシミールからヒマラヤを経てアフガニスタンまで分布する野
生のヤギ。コルク栓抜きのような角が特徴。
http://www.city.akita.akita.jp/city/in/zo/default.htm

●バンドウイルカ「フジ」人工尾びれプロジェクト──沖縄美ら海水族館

 すでにお伝えしたニュースですが、詳細レポートがこちらにあります。
http://www.kaiyouhaku.com/news/04111601_01_report.html
http://www.kaiyouhaku.com/news/04111601_02_report.html

●ハロウィーンで余ったカボチャを踏みつぶすゾウたち

 米国立スミソニアン動物園。ジャイアントパンダは興味を示さなかったとか。
http://news.tbs.co.jp/ram/news1075767_2.ram (TBSニュースの動画)

●お札でダムを作ったビーバー

 お札でダムを作ったビーバーが米ルイジアナ州で発見されました。お札の出
所は、カジノから盗まれた現金入りのバッグ。川の中でお札入りバッグが二つ
発見され、三つめを探すためにビーバーのダムを壊したところ、その一部が紙
幣でできていました。お札はやぶれておらず、乾かせば使える状態だとか。
http://espn.go.com/outdoors/conservation/news/2004/1115/1923603.html

●やまね学校16「冬眠ヤマネを観察し、そっくりなヤマネを作ろう」

 2004年12月18~19日(1泊2日)、山梨県清里高原にて、野生のヤマネの観
察、研究員の話、ヤマネのぬいぐるみ製作など。
 くわしくは http://www.keep.or.jp/FORESTERS/yg016.htm

●緊急シンポジウム「いま、クマとの共存を考える」

 2004年11月21日、東京大学農学部弥生講堂にて。くわしくは野生生物保護法
制定をめざす全国ネットワークの下記ページを。
http://www.asahi-net.or.jp/~zb4h-kskr/wildlife/index1.html

●第7回麦畑耕生さん「仕草展」

 陶彫(焼き物による造形)を手がける麦畑耕生(ばった・こうせい)さんの
個展「仕草展」第7回。2004年11月18日から24日、池袋東武の6階美術画廊特
別室にて。麦畑さんのサイト→ http://www.ceres.dti.ne.jp/~batta/

●切手博物館で「かば祭り2004」

 1996年、2000年につづいて4年ぶりの開催。「ヒポミ」さんの個人カバコレ
クション展。東京・目白の切手博物館が会場ですが、切手は一部です。くわし
くは http://homepage2.nifty.com/hipomi/index.html

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▽編集後記

 ・独特のフラが漂うマレーグマ。クマのなかまでいちばん小さいマレーグマ
  は、顔にしわがあって、ちょっと困り顔。体毛は短く、耳が小さくて、口
  元は笑って見えます。どうも人をトリコにするところがあるようで、ファ
  ンの多いクマ。

 ・この二日ほど東京地方では冷たい雨が降りましたが、土日は回復するとの
  予報です。ホッ。                      (大平)

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メールマガジン ZooExpress No.191 - 2004年11月19日
財団法人 東京動物園協会
110-0007 台東区上野公園9-83 上野動物園内
電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
e-mail: webmaster@tokyo-zoo.net
URL   : http://www.tokyo-zoo.net/  東京ズーネット
携帯サイト: http://www.tokyo-zoo.net/ (PC版と同じです)
(c)2004 Tokyo Zoological Park Society
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