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アジアゾウの「アティ」が死亡しました(※死因は結核でした)
 └─上野 2020/08/24(8/28追記)

2020年8月28日追記:アティの死因は「結核」と判明しました。


 動物たちにみなさまのお気持ちをお寄せいただきありがとうございます。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため、動物へのお供えの受付は中止しております。お気持ちを受け止める場所を設けることができず、申し訳ありません。ぜひ、ご自宅でアティとの思い出を懐かしみ、ともに過ごせた時間に想いを馳せていただきたいと思います。

 ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。




 上野動物園のアジアゾウ「アティ」が死亡しました。死亡確認日は2020年8月24日です。23歳でした。


アジアゾウ「アティ」
(2020年4月24日撮影)

 アティは1996年12月14日にタイで生まれ、2002年10月11日に愛子内親王ご誕生の機会に、タイ国スリン県から日本国民へ友好のしるしとして寄贈され、メスの「ウタイ」とともに上野動物園に来園しました。性成熟してからはメスゾウとの繁殖に取り組み、ウタイは現在妊娠しています

 2020年7月29日に抗酸菌感染(結核の疑い)が判明し、動物に負担をかけないように配慮した飼育管理をおこなっていましたが、8月23日の朝、立ち上がることができなくなりました。
 ゾウは長時間横たわったままだと内臓を圧迫して死に至る恐れもあるため、飼育担当と獣医師により体に負担が少ない体勢をとらせるなどの措置をとりましたが、24日朝に死亡を確認しました。死因は現在調査中です。

 アティの死亡により、上野動物園で飼育するアジアゾウはメス3頭(ダヤー、スーリヤ、ウタイ)となりました。

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(2020年08月24日)
(2020年08月26日:お供えの受付中止の旨を追記)


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