ニシローランドゴリラ「ゲンタロウ」「アニー」の近況について

ニュース
2026年9月29日

これまでのお知らせのとおり、ニシローランドゴリラ「ゲンタロウ」と「アニー」の同居練習は可能な限り毎日実施しています。そして9月からは、不定期ですが夕方にも練習を始めました。

7月に放飼場の工事のため同居練習を3週間ほど休止しましたが、練習を再開すると、工事前に比べて初日からゲンタロウにかなり落ち着いたようすが見られ、現在まで2頭は比較的よい距離感を保って同居できています。

7月下旬には海外からゴリラの専門家を招き、2頭の同居についてさまざまなアドバイスをいただきました。その実践として、同居時間を延長したり、また同居中にゲンタロウがアニーだけに集中しないようえさの撒き方をくふうしたり、放飼場内に丸太などの設置物を増やしたりする試みをしています。
また、同居している放飼場から舎内へ1頭ずつ入れる方法や、今後の同居の進め方などについても、いただいたアドバイスをもとに順次取り入れ、さらに進捗状況を逐一報告し、相談しています。

最近は、同居中に撒くえさを以前よりも増やしたことにより、ゲンタロウが放飼場をゆっくりと探索するようになり、アニーが擬木の上で少しずつついていきながらそのようすを確認している状態です。ときにはゲンタロウが地面でフィーダー(時間をかけてえさを取り出せるよう工夫した給餌器)に取り組んでいる最中に、アニーも擬木の上で別のフィーダーからえさを取っていることもあります。
また、同居中に第2放飼場の小窓から呼びかけてトレーニングを実施できることもあるなど、お互いの緊張感が以前より落ち着いたのではないかと思える状況も増えてきました。

2頭に過度な負担をかけたくないため、同居時間を急激に延ばすことはせず、現在は10分程度の同居を安定して実施できるようになっています。

運動場にゴリラが2頭いる。擬木の上にいるのがメスの「アニー」、その下の地面にいるのがオスの「ゲンタロウ」。
同居中のアニー(上)とゲンタロウ(下)

今後は、2頭のようすと同居の状況をよく観察しつつ、同居時間の延長を図っていきます。また、1日に2回同居練習をおこなう日を増やしていくことで、2頭の関係性にどのような変化が生まれるかを見ていきたいと考えており、夕方の同居練習を引き続き実施していきます。

なお、夕方の同居練習の際は、落ち着いた状態でおこないたいため、展示終了と同時に観覧通路を通行止めいたします。みなさまにはご理解とご協力のほど、お願いいたします。

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