上野動物園の教育普及活動を支えるボランティア
2026年5月29日
上野動物園では、来園される方々に動物について楽しく学んでいただくために、イベントやガイド、学校向けプログラムなど、さまざまな教育普及活動をおこなっています。
こうした活動の中心となるのが教育普及係ですが、限られた時間の中で、多くの来園者のみなさまに学びや発見を届けることは簡単なことではありません。
そこで大きな力となっているのが、園内で活動する東京動物園ボランティアーズ(TZV)のみなさんです。
TZVには、動物解説を担当する「ドーセントグループ(DG)」と、来園者案内などを担当する「サービスガイド(SG)」の2つのグループがあり、上野動物園では、休園日を除いてほぼ毎日、両方のメンバーが活動しています。
(2026年5月28日撮影)
ドーセントグループ(DG)
ドーセントグループは、各動物の「スポットガイド」をはじめとしたさまざまな独自のイベントを実施しています。その中で、来園者のみなさまと一緒に動物を観察しながら、新たな発見につながる視点を伝えています。
たとえば「足の形はどうなっているだろう?」「耳はどんなふうに動くのかな?」「どんな行動をしているかな?」といった問いかけを通して観察すると、今まで気づかなかった発見につながり、その動物のくらしや体の特徴、生きるための工夫が見えてきます。
ドーセントグループのメンバーたちは、クイズやビンゴなども活用しながら観察を誘導することで、来園者のみなさまの「なんでだろう?」という疑問が、「なるほど!」という驚きや興味に変わるきっかけを提供しています。
(2026年5月26日撮影)
サービスガイド(SG)
サービスガイドは、来園者のみなさまが安心して園内を楽しめるよう、案内や誘導などをおこなっています。困っている方へのお声がけや施設案内、イベント時のサポートなど、その活動は多岐にわたります。
上野動物園には海外から来園されるお客様も多く、語学の得意なメンバーは英語をはじめとした外国語でご案内をしたり、来園の記念として手作りのスタンプを押したり、動物の折り紙を折ったりなど、それぞれの特技を活かしたおもてなしもおこなっています。
また、来園者のみなさまと接するなかで生まれる交流が、来園者と職員をつなぐ“架け橋”となることもあります。
当園で、多くの方が安心して動物園を楽しめる環境づくりや、動物について学べる機会づくりは、このように多くのボランティアのみなさんに支えられています。
上野動物園は、これからもボランティアのみなさんと手を携えながら、来園者のみなさまが動物や自然への興味・関心を深め、そのくらしや現状について考えるきっかけとなる教育普及活動を続けていきます。
〔上野動物園 教育普及係〕

