上野動物園は、本日(3月20日)に144回目の開園記念日を迎えました!

投稿日:2026.03.20

更新日:2026.03.20

 上野動物園は、1882年(明治15年)3月20日に、日本で最初の動物園として開園して以来、世界中からさまざまな動物たちを迎え、多くの方々に親しまれてきました。

 これまでの長い歴史の中で、動物の魅力を多くの方に伝えるために、飼育や展示の方法をくふうし続けてきました。

 現在では、「アニマルウェルフェア」の向上に、より一層取り組み、動物たちが心身ともに、健康で快適にすごせる環境づくりに取り組んでいます。これには、動物本来の習性に合った環境を整えることや、個々の動物たちの状態に寄り添ったケアをおこなうことが含まれます。

 こうした取り組みを進める中で、さまざまな課題にも向き合いながら、一歩ずつ丁寧に改善を重ねています。

野生と同様の採食行動を引き出す給餌器の設置(キンカジューの例)
野生と同様の採食行動を引き出す給餌器の設置(キンカジューの例)

 また、近年では、生息地の破壊や気候変動、環境汚染、外来種の影響などによって、多くの動物が絶滅の危機に瀕しています。国際自然保護連合(IUCN)によると、世界では48,600種以上の生きものが絶滅の危機にあるとされています。

 こうした地球規模の問題に立ち向かうため、上野動物園では国や自治体、大学やNPO法人などと協力し、野生動物を守るための保全活動に取り組み、それを伝える教育普及活動にも力を入れています。

 先日、上野動物園では「世界野生生物の日」にちなみ、「買って・知って まもるシェ!」というイベントを開催しました。このイベントでは、野生生物の保護に取り組むさまざまな団体といっしょに、野生生物が直面している現状を、マルシェの出展やトークイベントを通してお伝えしました。多くの方にご来場いただき、さまざまな活動を知っていただく貴重な機会となりました。

買って・知って まもるシェ!
買って・知って まもるシェ!

 これからも、上野動物園は、動物の飼育展示を通して、生きものの素晴らしさをお届けするとともに、野生生物を守る大切さを伝えていきます。引き続き、みなさまの温かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

2025年3月から上野動物園で生息域外保全を開始したオガサワラカワラヒワ
2025年3月から上野動物園で生息域外保全を開始したオガサワラカワラヒワ

〔恩賜上野動物園長 福田豊〕

(2026年03月20日)