:やっぱり顔だけが全てじゃないよな |
人気の秘密はそのしぐさ -フンボルトペンギン-
だーるまさーんが…… -ナーサリーフィッシュ-
究極の癒し系? -ミズクラゲ-
まとわりつく子犬のような魚 -ホンソメワケベラ-
"優雅な姿"か "ボロ"か -リーフィ シードラゴン-
派手な振袖に三つ指で歩く魚 -ホウボウ-
人気の秘密はそのしぐさ -フンボルトペンギン- Humboldt penguin Spheniscus humboldti ペンギン目 ペンギン科 | ||||
葛西水族園の1番人気はなんと言ってもペンギンです。それどころか、どこの水族館、動物園でも、ペンギンは常に人気の上位を確保しています。
葛西のフンボルトペンギンの魅力は、その元気のよさにあります。今(2001年12月現在)は残念ながらプールが工事中ですが、そうでなければ、プールの中が見られるようになっているので、ぜひそこを見てみてください。アクリル板越しに指か何かを見せてちらちら動かすと、ペンギンたちはそこに注目します。ひゅっと潜ってすごい速さで泳いでいたのに、きゅっと止まってそこを振り返るのです。指を動かすとそれに合わせて顔を動かします。その姿はさながら「泳げる猫」といった感じです。
さらにさらに、面白いエピソードを1つ。工事中のペンギン舎を観ていた時のことです。プールはすっかり水を抜いて、フェンスが張られ、ペンギンたちはその向こうの岩場にいて、フェンス越しにプールの方をうかがっていました。
飼育係の方が近づくにつれ、ペンギンの焦りはこちらから見てもはっきりわかるほど高まっていきました。フェンスにくちばしを突っ込み、必死に羽をばたばたさせ、足も地面を蹴りまくって、なんとか逃げようとします。必死のあまり、地面を蹴った足が宙に浮いて、体がひっくり返ってしまうほど……。 |
だーるまさーんが…… -ナーサリーフィッシュ- nursery fish Kurtus gulliveri スズキ目 クルトゥス科 | |
別名コモリウオとも言われるこの魚は、オスが頭のフックのような部分に、メスが産んだ卵のかたまりをひっかけてふ化するまで子守りをします。 |
究極の癒し系? -ミズクラゲ- moon jellyfish Aurelia airita ミズクラゲ(旗口クラゲ)目 ミズクラゲ科 | |
海水浴に行った時などによく見る、半透明の生き物。ビニール袋が捨てられているのかと思いきや、それはクラゲです。最近では「癒し系」のペットとして、水槽で飼っている方もいるようです。 |
まとわりつく子犬のような魚 -ホンソメワケベラ- bluestreak cleaner wrasse Labroides dimidiatus スズキ目 ベラ科 | ||
ウツボやハタなど、ちょっと大きな魚のまわりとちょこちょこと泳ぎまわる魚がいます。時々大きな魚の体をつついています。その様子はまるで、飼い主にまとわりつく子犬のようです。
ちなみに、ホンソメワケベラによく似た魚でニセクロスジギンポという生き物がいます。他の魚はこの生き物も掃除屋だと思っておとなしく体をつつかせているのですが、油断大敵、実はニセクロスジギンポの方は掃除などしません。掃除屋を装って近づいておいて、魚の体を食いちぎっていってしまうのです。恐ろしい子もいたものです……でも、向こうにしてみれば、それを食べないと生きていけないのですから、生物の世界は厳しいですねぇ。 |
"優雅な姿"か "ボロ"か -リーフィ シードラゴン- leafy seadragon Phycodurus eques トゲウオ目 ヨウジウオ科 | |
その名の通り、リーフ(leaf: 葉っぱ)のようなシードラゴン(海の龍)です。海藻のある浅い海に住んでいます。海藻を模した体は、敵から身を守るだけでなく、小魚やエビ、カニなどの甲殻類といったエサを捕まえるのにも都合がいいそうです。確かに、一見海藻の切れ端にしか見えません。そういう意味では"ボロ"というか、ゴミと間違えられても仕方ないような気がしますが、違った見方をすれば、振袖を着ているような、"優雅な姿"とも言えると思います。 |
派手な振袖に三つ指で歩く魚 -ホウボウ- bluefin searobin Chelidonichthys spinosus カサゴ目 ホウボウ科 | |
砂地にいることが多い、40cmくらいの魚です。いろいろと魚らしくない面を持っています。 |
| ホーム |
このページのトップ |
| 喜 | 怒 |
哀 | 楽 |
驚 | 細部 |
顔? |
| トピックス |
インフォメーション |