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 Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.560 - 2011年10月28日

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・光射す水の中……。

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 つと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジットカー
 ド&オンラインでもOK! → http://www.tokyo-zoo.net/member/

■目次■----------------------------------------------------------------

 ・上野動物園
   ├─サル山80周年!
   ├─アルパカのモコが帰ってきました
   └─ヒガシクロサイ「ミミカ」、南紀白浜へ

 ・多摩動物公園
   ├─ギザギザがあるんです、クチバシに
   └─昆虫生態園ユートピア(蝶の大温室)工事のおしらせ

 ・葛西臨海水族園
   ├─しっかり卵を守るはずが──プラウンダーフィシュの子育て
   ├─続・新たな視点で見てみると(33)
   │   ……トビハゼの巣穴掘り「泥をペッ!」
   └─家はちぎれた海藻

 ・井の頭自然文化園
   ├─アカゲザルの冬限定メニュー
   └─「オリジナルリース作り」参加者募集

■上野動物園■==========================================================

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 ▼サル山80周年!
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  日本各地の動物園でニホンザルなどを飼育展示している施設「サル山」とい
 う名称をみなさんも一度は聞いたことがあると思います。その先駆けとなった
 上野動物園のサル山が2011年10月15日に80周年を迎えました。昭和6年に千葉
 県富津市にある高宕山(たかごやま)の岩山をモデルにして造られました。今
 でもニホンザルたちが当たり前のようにのんびりとした生活を送っています。
 しかし、完成直後にはさまざまな問題が起こりました。
  
  完成当初はニホンザルの群れを展示する予定でしたが、群れでの入手が難し
 かったため、当時飼育されていたニホンザル1頭、タイワンザル1頭、飼育頭
 数の多かったカニクイザルとアカゲザルを数十頭ずつと、混ぜこぜでの展示と
 なりました。また、当時サル山は「サルヶ島」と呼ばれ、擬岩の山の周りには
 脱出防止のための濠がめぐらされ、水に囲まれていました。この二点が災いし
 たのです。

  導入したサルはどの種も社会的な順位が成立して群れが安定するのですが、
 4種混ぜこぜにされたこの群れは「烏合の衆」でした。おまけにニホンザルと
 タイワンザルは、カニクイザル、アカゲザルに比べ一回り以上体格がよいため、
 2頭のニホンザル、タイワンザルが圧倒的な優位に立ってしまったようです。
 この2頭とケンカになると、カニクイザル、アカゲザルには勝ち目がなく、追
 いつめられたカニクイザルは濠に飛び込んで溺れてしまい、身軽なアカゲザル
 は濠を飛び越え園外に出てしまうということが多発しました。翌年、この混ぜ
 こぜ展示は終了し、ニホンザルの幼獣17頭を群れとして導入することで展示は
 安定しました。

  サル山ではその後、戦後60年の間に三度の大改修がおこなわれました。その
 際に濠は埋められ、塀の高さをかさ上げし、プールが増築されるなどの変化は
 ありましたが、高宕山をモデルとした擬岩の山は昭和6年から姿を変えずに、
 現在も上野動物園でニホンザルたちの住処としてその歴史を刻んでいます。日
 本で一番歴史の長い動物園の、現存する最古の展示施設をぜひごらんください。

                  〔上野動物園東園飼育展示係 青木孝平〕
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 ▼アルパカのモコが帰ってきました
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  東京の気温も下がり、過ごしやすくなってきた今日この頃。2011年5月中旬
 より那須へ避暑に行っていたアルパカ「モコ」が10月14日、上野動物園子ども
 動物園に帰ってきました。モコは、着くなり車から2メートル先に大ジャンプ
 をして飛び降り、飼育係を驚かせました。

  動物園の外から入ってくる動物は、病気などをもっていないか、検疫(けん
 えき)という検査を受けなければなりません。去年の検疫のときは検査項目で
 問題があり、約1か月間外に出ることができませんでしたが、今年は無事1度
 で検査をクリアすることができ、飼育係もホッとしました。

  そしていよいよともだち牧場の仲間たちとのご対面です。まず先にモコを放
 飼場に出し、その後ほかの動物たちを出しました。ミゼットホースの「しのぶ」
 とロバの「リリー」は、われ関せずといった感じですぐに餌を食べ始めました。
 ラマの「ラーマ」には、同じラクダのなかまだからか、モコは久々の挨拶をし
 に近づいて行ったのですが、ラーマのほうが「誰だ、お前は!?」と言わんばか
 りに逃げ回り、モコを近づけようとしません。モコも途中で諦め、いじけたよ
 うに水浴びと砂浴びを繰り返していました。今は微妙な距離を保っている2頭
 ですが、時間が経てばまた前と同じようにラーマの後をモコがついて歩く姿が
 見られると思います。

  さて約5か月ぶりに帰って来たモコですが、少し体が大きくなっているよう
 に感じたので体重を計ってみると、那須へ行く前より2.5キログラムも減って
 います。これはどういうことでしょうか? じつはモコの毛を刈らなかったの
 でどんどん伸び続けたのですが、アルパカの毛はとても細いため、体は大きく
 見えるわりに体重は増えていなかったのです。前にも増してフワフワモコモコ
 になったモコにぜひ会いに来てください。

                   〔上野動物園子ども動物園係 渡邊葵〕

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 ▼ヒガシクロサイ「ミミカ」、南紀白浜へ
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  2009年4月20日に上野動物園で生まれたヒガシクロサイの「ミミカ」が和歌
 山県のアドベンチャーワールドに移動することになりました。移動は2011年11
 月7日(月)の予定です。くわしくは、こちら↓のニュースをごらんください。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=20464

  東京ズーネットBBから、生後まもなくのミミカ、そしてその後の成長を動画
 でどうぞ↓
  http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0904_01/index.html
  http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0905_03/index.html
  http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0909_02/index.html

■多摩動物公園■========================================================

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 ▼ギザギザがあるんです、クチバシに
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  先週のニュースで、ソデグロヅルのクチバシがのびてきた話を書きましたが、
 今回もソデグロヅルのクチバシの話です。
 
 ・先週のニュース「のびるんです、クチバシが!」
 http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=20458

  以前ニュースでも紹介したソデグロヅルの「大アブちゃん」は、今でも変わ
 らず飼育係に向かってくる日々を過ごしています。

 ・「ソデグロヅル『大アブちゃん』参上!」(2008年01月25日)
 http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=8301

  それは、人工授精をするために大アブちゃんを捕まえたときのことです。大
 アブちゃんのクチバシ前方の縁にギザギザの筋が入っていることに気がつきま
 した。写真は東京ズーネットのニュースページ↓をごらんください。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=20477

  そのときは、「これではクチバシで攻撃されたとき、パチンと挟まれると痛
 いわけだ」と思ったのですが、ほかのソデグロヅルのクチバシはどうなってい
 るのか気になりました。
  クチバシのギザギザは、個体によってちょっとずつ違うようです。年齢を重
 ねた方が、深く筋が入っているような感じです。去年生まれの個体のクチバシ
 にもギザギザが入ってはいますが、大アブちゃんよりは浅い感じです。

  ソデグロヅルは、とにかく地面をよく掘っています。30センチくらい掘り下
 げて、埋まっていたビニールひもをほじくり出したこともあります。ギザギザ
 が入っていた方が、掘ったりするには都合がいいのでしょうか?

  ソデグロヅル以外のツルのクチバシはどうなっているのでしょう? オオヅ
 ルやアネハヅルのクチバシにはギザギザはありませんでした。タンチョウも、
 ギザギザはないように見えるのですが、デジカメで撮った映像を拡大してみる
 と、なんとなく筋が入っているようにも見えます。
  ところで先週のクチバシがのびる話で、なぜクチバシを切らずにおこうと思
 ったのか?は、もしかするとこのクチバシのギザギザが原因かもしれません。
 残った上クチバシのギザギザを見て、これを切ってしまうのはもったいないと
 思ったような気がします。
                  〔多摩動物公園南園飼育展示係 土屋泉〕

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 ▼昆虫生態園ユートピア(蝶の大温室)工事のおしらせ
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  2011年11月1日(火)から12月下旬、多摩動物公園昆虫生態園の大温室内で
 改修工事をおこないます(部分閉鎖)。ご迷惑をおかけいたします。くわしく
 はこちら↓のお知らせをごらんください
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=20460

■葛西臨海水族園■======================================================

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 ▼しっかり卵を守るはずが──プラウンダーフィシュの子育て
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  3度目の登場となる南極の生物、アンタークティックスパイニープランダー
 フィッシュのお話です。この魚の「卵を守る」習性などについては、すでにご
 紹介したとおりです。

 ・石の上などに産みつけた卵を保護するメスやオス
  「困ったときはおたがいさま?」(2007年11月30日)
 http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=8012

 ・孵化した子どもを少し離れたところまでくわえていって放す親
  「産まれた子どもを食べちゃう(!?)魚」(2008年02月22日)
 http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=8433

  今回は2011年8月15日に、石の上に産卵した親魚のお話。いつものように、
 すぐに卵を保護し始めると思いきや、産んだ母親は石の下や離れたところに隠
 れてしまい、いっこうに卵を守りません。
  観察を続けていると、1か月も過ぎたころからだんだん親の自覚が芽ばえ始
 めたのか、卵を守る姿が見られるようになりました。しかし1日のうち半分く
 らいはどこかに行ってしまったりして、あまり熱心ではありません。それでも
 しばらくすると長い時間卵の上にいるようになり、別のプランダーフィッシュ
 が卵に近づくと激しく追い払うようにまでなりました。

  今回なぜ初めのうち卵保護をしなかったのか、はっきりとした理由は分かり
 ません。ひとつ考えられることは、この水槽には同種のプランダーフィッシュ
 が合計4尾入っていて、ほかにはヒトデが4個体いるだけで、すぐに卵を食べ
 てしまいそうな生物はいません。水槽での生活が長いので少し気がゆるんだの
 でしょうか?
  ともかく、この卵は食べられることもなく順調に育って、発眼卵(発生が進
 み、眼がはっきり確認できるようになった卵)にまで育ってきました。発生は
 順調なようで、小さな孵化した子どもたちが泳ぎ出てくるのも間近なようです。
 葛西臨海水族園にお越しの節は、ちゃんと卵を保護しているプランダーフィッ
 シュと孵化間近の卵を、ぜひごらんください。

                 〔葛西臨海水族園飼育展示係 江川紳一郎〕

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 ▼続・新たな視点で見てみると(33)──トビハゼの巣穴掘り「泥をペッ!」
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  葛西臨海水族園の東京の海エリア「泥干潟」水槽では、トビハゼの繁殖を進
 めるために水槽内の「気温」を調整しています。2011年も6月末から気温を上
 昇させた結果、水槽内でディスプレー(オスからメスへの求愛行動)が見られ
 るようになりました。9月5日には孵化した仔魚も確認され、現在、裏の水槽
 で育成中です。

  あれ? この記事読んだことある、と思われた方は正解です。今回は「続・
 新たな視点で見てみると(29)トビハゼのディスプレー」(2011年07月15日)
 の続きなのです。

 ・続・新たな視点で見てみると(29)
 http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=19213

  2008年7月に水族園のすぐ側にある人工干潟「東なぎさ」でおこなったトビ
 ハゼ調査の際に撮影した映像をご紹介します。
  
  7月の暑っつい!干潟で、トビハゼのディスプレーを撮影していた私の足元
 で、1匹のトビハゼが巣穴を掘り始めました。掘るといっても魚なので、シャ
 ベルを使うわけではありません。水を含んで柔らかくなっている泥を、口に入
 れて穴の外に「ペッ」と吐き出すのです。一度に口に入る泥は大した量ではな
 いので、トビハゼは何度も穴に入っては「ペッ」を繰り返します。しかし、良
 く見てみるとこの「ペッ」は一度に1回だけというわけではないようです。ス
 ローモーションで撮影してみると、1回目の「ペッ」で吐ききれなかった泥を、
 続けて「ピュ」と吐き出しているところが映っていました。

 【トビハゼの巣穴掘り動画】(上:WindowsMedia形式、下:QuickTime形式)
 http://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2011_10/tobihaze_mudskipper.wmv
 http://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2011_10/tobihaze_mudskipper.mov 

  巣穴が掘り進んでくると、トビハゼがまた面白い行動を見せてくれました。
 この映像は次回の「新たな視点」でお伝えします。

 ※「東なぎさ」は生物保護のため、ふだん人の立ち入りは禁止されています。 

                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 三森亮介〕
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 ▼家はちぎれた海藻
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  港の堤防から海をのぞき込んでみると、ちぎれた海藻が漂っていることがあ
 ります。海藻の周りをよく観察してみましょう。小さな魚が泳いでいませんか?
 もし、網を持っていたらソッとすくってみてください。いろいろな魚の子ども
 が見つかるかもしれません。
  海面を漂っている海藻を「流れ藻」と呼びます。よく見られる流れ藻は、ホ
 ンダワラ類の海藻です。流れ藻の周りにはアミメハギやギンポ類、トビウオ、
 ブリなどさまざまな魚の子ども(稚魚)が見られます。とくにブリの稚魚はモ
 ジャコ(藻ジャコ)とも呼ばれます。

  では、なぜ流れ藻に稚魚が集まるのでしょうか? 流れ藻には魚の卵が産み
 付けられていたり、ヨコエビなどの小動物がいるため、稚魚たちの良い餌場に
 なります。また、流れ藻に隠れることで捕食者から身を守ることもできます。
 とくに、沖合の表層は海底や沿岸と違い、岩場など身を隠せる場所がないため、
 流れ藻は重要な隠れ場所となります。一見ゴミのように見える流れ藻も、一部
 の稚魚にとっては重要な生活環境です。さらに、流れ藻とともに移動すること
 は、結果的に分布域を広げることにも繋がります。日本近海だけでも100種以
 上の魚類が流れ藻で確認されています。

  葛西臨海水族園の「東京の海」エリアにある実験展示コーナーでは、アミメ
 ハギやニジギンポ、オヤビッチャ(スズメダイのなかま)など、流れ藻で生活
 する稚魚たちを期間限定で展示しています。
  今回の展示を通して、ぜひ流れ藻とともに大海原を旅する稚魚たちに思いを
 馳せてみてください。

                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 齋藤祐輔〕 

■井の頭自然文化園■====================================================

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 ▼アカゲザルの冬限定メニュー
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  朝晩が冷え込むようになってきました。寒い冬がもうすぐやってきます。食
 欲の秋というように、井の頭自然文化園サル山のアカゲサルたちも9月くらい
 から段々と食欲が増してきました。

  さて、ここでみなさんに今日のサル山のメニューをご紹介しましょう。牧草、
 サツマイモ、ニンジン、リンゴ、オレンジ、バナナ、煮干し、押し麦、サル用
 ペレット(固形の餌)と野菜や果物がいっぱいです。
 
  でもじつはこのメニュー、一年中同じなのです。なんだかいつも同じものば
 かりで飽きてしまいそうですね。ところが、この「いつも同じ」というのがミ
 ソなのです。動物園の餌に使う野菜や果物などは八百屋さんから、魚や肉もそ
 れぞれの業者さんから買っており、私たち人間が家で食べているものと同じも
 のを動物たちも食べています。動物の餌だからといって、時間がたって悪くな
 ったものや、傷んだものなどは与えていません。一年中手に入りやすい新鮮な
 野菜や果物、魚、肉を餌とすることが重要なのです。

  井の頭自然文化園のアカゲザルの餌は、先ほどの餌以外にも季節によって変
 化する限定メニューがあります。
  たとえば、植物の芽吹く春先には園内で美味しそうな木の枝を切ってきて与
 えます。暑い夏には、ずっと外のサル山でくらしているサルたちが真夏の日差
 しでバテないよう、体を冷やす効果があると昔から言われている夏野菜のトマ
 ト、キュウリ、ナスやフルーツ入りの氷などを与えました。
  そして10月からは、カボチャ、ゴボウ、ネギが季節限定のメニューとして加
 わりました。寒い冬を風邪をひかずに乗り切ってもらいたいと思い、考えたメ
 ニューです。
  
  また最近、新たな食材が手に入りました。ご近所の「三鷹の森ジブリ美術館」
 から麦をいただいたのです。いつも給餌しているのは押し麦といって、殻のつ
 いていない平べったいものですが、いただいた麦は殻付きのものです。この麦
 はとても小さい粒なので、サルたちにとっては、一粒一粒拾って食べるのが一
 苦労のようです。サルたちが下をむいて何かを一生懸命食べている姿を見たら、
 それはジブリ美術館からいただいた麦です。よく耳をすましてみるとポリポリ
 と良い音も聞こえるかもしれません。44頭もいますから、それぞれ食べ方にも
 違いがあるので観察してみると面白いと思います。

                 〔井の頭自然文化園飼育展示係 齋藤美和〕

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 ▼「オリジナルリース作り」参加者募集
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  毎年恒例のイベント。2011年12月11日(日)開催。事前申込制です。
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=20472

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▽本文中にしめしたリンクによって表示されるページには、ほかのページへの移
 動リンクが含まれていない場合があります。とくに東京ズーネットの「どうぶ
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▽編集後記

 ◎先週、井の頭の「いきものクラブ・リスとクルミ」におじゃましました。30
  分以上もクルミと格闘した末に、まるでスイッチが切れたみたいに突然放棄
  したリス君。根気よく一部始終を見ていた親子さんたちはお陰で転けそうに
  なりましたが、そこまでみんなを引きつけた魅力には脱帽です。  (萩埜)

 ○先週号のfrom欄(送信元アドレス)、そして subject欄(題名)の書式等が
  従来と異なっていました。大変失礼しました……。/今日は「ホッキョクグ
  マとアザラシの海」公開日。動物たちのようすは、まもなく東京ズーネット
  BBでも動画で公開します!                   (大平)

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電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
e-mail: webmaster@tokyo-zoo.net
URL  : http://www.tokyo-zoo.net/ 東京ズーネット
携帯サイト: http://www.tokyo-zoo.net/ (PC版と同じです)
(c)2011 Tokyo Zoological Park Society
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