上野動物園には、東京動物園協会が運営するギフトショップが2店舗、フードショップが4店舗あります。そのほかに都立動物園全般のオリジナル商品を取り扱う通信販売もおこなっています。
動物園には幅広い年齢層のお客さまが来園するため、店舗では安心安全はもちろんのこと、動物園ならではの商品やメニューを開発し、楽しい思い出のひとつとして持ち帰っていただけるよう工夫を続けています。
この10年では、販売商品を通じて動物たちが生息する環境保全につながる取組みを推進してきました。そのひとつとして、パンダドネーション商品を積極的に展開しています。このパンダドネーション商品とは、売上の一部が
ジャイアントパンダ保護サポート基金に寄付されるものです。
2017年にシャンシャンの誕生を記念して、実際のシャンシャンの体長や体重を正確に再現したぬいぐるみ「ほんとの大きさ」シリーズを発売したところ、成長過程がわかること、本当の重さを体感できることから大きな反響をいただきました。この商品からドネーション(寄付)という言葉を知った人も多いのではないでしょうか。現在はシャオシャオとレイレイのシリーズを販売しています。
「ほんとの大きさパンダの仔」シリーズ
右:ほんとの大きさパンダの仔 147g
中央:ほんとの大きさパンダの仔 284g
左:ほんとの大きさパンダの仔 608g
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「ほんとの大きさパンダの仔」シャオシャオ&レイレイシリーズ |
上:ほんとの大きさパンダの仔 暁暁 124g 下:ほんとの大きさパンダの仔 蕾蕾 146g | 上:ほんとの大きさパンダの仔 蕾蕾 319g 下:ほんとの大きさパンダの仔 暁暁 286g |
飲食店では、オリジナルデザインを入れたスーベニアカップつきのデザートメニューをドネーション商品として発売しました。ジャイアントパンダのシンシンとシャンシャンの母子デザインからスタートして、シャンシャンの誕生日記念商品になり、さらにシャオシャオとレイレイまで受け継がれています。
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シャオシャオとレイレイの公開記念デザイン 双子パンダタンブラーde杏仁豆腐 | シャンシャン2歳記念デザイン 2歳カップde木のぼりソフト |
もうひとつの取組みは、脱プラスチックを始めとした環境負荷への対策です。かつてはプラスチック製だったギフトバッグを紙製に変更したことを皮切りに、FSC認証紙を使用したポストカードやノート、間伐材を使用したチャームなど続々と展開しています。
世界ゾウの日に発売したFSC認証紙を使用したノート
飲食店も脱プラスチックを進めています。ストローやドリンクカップ、ビールカップを紙製に変更しました。プラスチックスプーンやフォークはバイオマス素材を取り入れています。
そのほかにも、二酸化炭素の排出量を少なくするために地産地消への取組みにもチャレンジしています。今後も「できることから」環境配慮への取組みを続けていきます。
店頭に掲示しているプラスチック製品削減のお知らせ
首都圏の工場で製造している「たけのこたっぷりパンダまん」
〔上野動物園販売係 小島一輝〕
◎140周年企画ズーネット連載「上野動物園この10年」
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日本産希少野生動物の保全について
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新たな一歩をふみだす「子ども動物園すてっぷ」
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教育普及事業の変遷
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動物病院の建て替え
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変貌を遂げる入場門
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都立動物園マスタープランに基づいたさまざまな取組み
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新型コロナウイルス感染症への対策
(2022年11月15日)