南極レポート2016[1]出発直前情報
└─2016/01/30
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葛西臨海水族園では2016年2月中旬、南極圏での生物の生息調査と採集をおこないます。調査地は南極半島先端近くに位置するサウス・シェットランド諸島のキングジョージ島です。この島へ3名の職員がおもむき、スキューバ潜水により採集と調査を実施します。水族園がおこなう南極調査は、およそ12年ぶりです。
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前回の南極レポート(こちらの記事は「14年前」の2002年)(全5回)
3名は2月初めに東京を出発し、北米を経由して南米のチリ共和国に向かいます。チリ最南端の港湾都市プンタアレナスで体を慣らし、船でキングジョージ島へ渡る予定です。天候に左右される可能性が非常に高く、通信状態も悪いため、現地からうまく報告することができるかわかりませんが、中継地点のチリのプンタアレナス、そしてキングジョージ島から直接レポートをお伝えします。
南極での潜水調査風景
キングジョージ島で見られるヒゲペンギン
南極での調査は、数々の困難が予想されますが、一つ一つ問題を解決し、日本へ採集した生物を輸送する計画です。輸送した生物は、昨年リニューアルした極地コーナー「北極・南極の海」で展示する予定です。ご期待ください。
・南極レポート2016[1]出発直前情報
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南極レポート2016[2]中継地点プンタアレナス
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南極レポート2016[3]南極到着! 海軍貨物輸送船でプンタアレナスからキングジョージ島へ
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南極レポート2016[4]生物の調査採集
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南極レポート2016[5]生物を輸送する
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南極レポート2016[6](最終回)そして展示へ
〔葛西臨海水族園調査係 中村浩司〕
(2016年01月30日)