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どうぶつたちの横顔
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Profile 12/ライオン、キング・オブ・ビースツライオン
 「百獣の王」と形容されるライオン。多摩動物公園は1964年5月17日に「ライオン園」をオープンしました。バスの中から猛獣を見るという「サファリ形式」は、都市動物園としては世界初の試みで、多摩動物公園の代表的な施設となりました。多摩動物公園のシンボルマークもライオンです。ライオン園内にあるバスステーションは、ケニアにある寺院を模して設計しました。
 野生のライオンは、イノシシ、レイヨウ、シマウマなど、体重50〜500キログラムの動物をえさにしていますが、多摩動物公園では馬肉と鶏頭などを与えています。馬肉のかたまりは、裂肉歯とよばれる歯でこまかくちぎって飲みこみます。
 ライオンのオスにはたてがみがあります。ネコ科の中で、外見で雌雄の区別がはっきりわかるのはライオンだけです。また、他のネコ類には見られない、「プライド」と呼ばれる群れをつくります。プライドは母系社会で、メスどうしには血縁関係があります。
多摩動物公園では、ライオンに馬肉と鶏頭を与えています。馬肉の塊は、裂肉歯でこまかくちぎって飲みこみます。
多摩動物公園では、ライオンに馬肉と鶏頭を与えています。馬肉の塊は、裂肉歯でこまかくちぎって飲みこみます。
人気のライオンバス
 ライオンバスの定員は約50名。燃料には天然ガスを使用しています。始発が10時なので、ライオンを放飼場に出すのは9時50分ごろ。開園時間は9時30分なのに、なぜバスに合わせるかというと、放飼場に出た直後の活発なライオンのすがたを、みなさんにお見せしたいからです。放飼場に出たライオンは、それまで別室にいたなかまとの挨拶、爪研ぎ、マーキング、ちょっとしたトラブルなど、さまざまな行動を見せてくれます。
 昔はバスの屋根に登るライオンもいました。自然に登ったのではなく、登るように訓練したのです。人工哺育で育てられたライオンを係員とともにバスのまわりや中で遊ばせ、バスに対する恐怖心を消すことから始め、ジープのボンネットに乗せてエンジン音に慣らしたりして訓練を続け、バスの屋根に乗るようになるまで、約2年もの年月を要しました。現在、バスに登る個体はいませんが、訓練をすれば可能でしょう。
 放飼場は約1万平方メートルあり、この中をライオンたちが自由に歩きまわっています。ぜひバスに乗って、ライオンたちの迫力あるすがたをごらんください。
妊娠中の個体です。お腹のふくらみがわかりますか?
2006年で40周年を迎えるバスステーション
最新のバスは、環境に負担のかからない天然ガスを使っています。
どうぶつ図鑑 Animal Encyclopedia
12 ネコ科の動物たち
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