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どうぶつたちの横顔
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Profile 06/アジアゾウ豆知識アジアゾウ
・食パンの効能
 動物園でのアジアゾウの主食は、わら、乾草、青草などですが、食パンも与えています。この食パンが役立つのは、ゾウに投薬するとき。食パンの中に薬が入っていても、毎日食べているものなので、警戒せず、いっしょに食べてくれるのです。苦い薬のときは、ハチミツやシロップなどをつかって甘くしてやります。
・ゾウの寝姿
 ゾウはどうやって寝るかごぞんじですか? 横になる? 立ったまま寝る?──じつはどちらも正解です。野生の場合、おとなは立って寝ますが、子ゾウはおとなが守ってくれるので横になって眠ります。
 動物園では、まわりに危険がなく、安心していられるので、おとなのゾウも横になって眠ります。この行動は、飼育環境に慣れていることの証拠でもあります。
・ゾウの大きさ
 動物園では、毎年1月にゾウの体格を測っています。背の高さ、鼻の長さ、耳の大きさ、おなかの大きさなど、20項目ほどを測定します。肩や背中までの高さを測るときには、特別な器具を使っています。
 しかし、特別な器具を使わなくても、肩までの高さを知る方法が知られています。それは、前足の周囲を測って、2倍するという方法です。生息地では、野生のアジアゾウの大きさをこうやって測っているそうです。
・オスゾウをなんと呼ぶ?
 インドでは、オスのアジアゾウを牙の長さや太さで、以下の5種類にわけているそうです。
  モガ        牙がない
  マカナ       少し牙がある
  シャクナダートル  太くてやや長い牙をもつ
  ガネッシュダートル 牙が1本だけ
  ダートル      長い2本の牙をもつ
ヒンディー語を理解するゾウ
 上野動物園では、ゾウと飼育係が直接ふれあう飼育方法を採用しています。その際、「号令」がとても重要な役割を果たします。
 2001年にインドからやってきたスーリヤへの号令には苦労しました。スーリヤは、ヒンディー語の号令に慣れていたからです。最初の1週間はスーリヤの育ての親がいっしょに来日していたので、ヒンディー語から日本語へ切りかえるよう訓練をしました。しかし、そう簡単にはいきません。スーリヤもずいぶんとまどっていたようです。
 スーリヤにかける号令は11種類あり、「前へ」は「アゲッ」、「後ろへ」は「ビシュ」、「止まれ」は「タァツ」、「回れ」は「セイ」、「座る」は「バイッ」、「寝ろ」は「テレ」、「起きろ」は「サム」、「立つ」は「マイル」、「待つ」は「ダル」、「鼻上げ」は「ダレ」、「よしよし」は「シャバシ」です。私たちも当初はヒンディー語と日本語のバイリンガルで号令をかけていましたが、現在では日本語をメインに使っています。
 なお、標準的なヒンディー語は「アゲッ」と「シャバシ」の2語だけで、他の九つは方言か、ゾウ使い特有の言葉だということでした。
 ゾウの背中に乗ったときは、足を使って命令することもあります。たとえば、両足をゾウの耳の後ろにあて、両足を前に出すようにすると「前へ」、両足のかかとを後ろに動かすようにすると「後ろへ」、といったぐあいです。また、左足を前に動かすと右回り、右足を前に動かすと左回りの命令になります。動きを止めるときは、ふとももでゾウの体をしめるようにします。
どうぶつ図鑑 Animal Encyclopedia
06 ゾウのなかまたち
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