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Profile 04/フェアリーペンギンの人工哺育 フェアリーペンギン
 葛西臨海水族園では、フェアリーペンギンを飼育しています。コガタペンギンとも呼ばれるフェアリーペンギンは、世界最小のペンギン。立ったときの「身長」は30センチくらいで、ペンギンの赤ちゃんとかんちがいされることも。南極などの寒い地域ではなく、オーストラリアやニュージーランドなど、温帯地方でくらしているので、日本の気候も平気です。
 野生では10センチ以下の大きさの魚をえさにしています。体が小さいので、天敵が少なくありません。たとえば、キツネ、イタチ、イヌ、ネコ、ワシ類、大型のカモメ、サメ、シャチ、アザラシなどが天敵です。そこで、フェアリーペンギンは「半夜行性」の生活をしています。
 安全な場所では大きな集団をつくり、地面に掘った穴や、岩の下の隙間に巣を作ります。海岸近くの民家の床下などに巣をつくることもあります。メスが1回に産む卵の数は1~2個。約1か月で孵化したひなは、生後約8週間で巣立ちます。その後、1~2年間はおもに海の上で過ごし、やがて定住して子孫をつくります。
飼育係に慣れたフェアリーペンギン
 葛西臨海水族園のフェアリーペンギンは、展示場に設置された擬岩の穴を利用して、秋から春にかけて繁殖します。穴の中には枯れ草などをしきつめ、そこに卵を2個産卵します。しかし、東京の冬の寒さはフェアリーペンギンの子育てにはきびしいらしく、ちゃんとひなが育つのは、春に産まれた卵です。
 臆病な彼らは、えさやりタイム前後しかプールに出てこないこともあります。すがたを見るなら、えさやりの時間帯がおすすめです。
 孵化後10日目に、お母さんが事故で死亡し、飼育係が育てたこともあります。フェアリーペンギンは、おとなの個体だけでなく、親に育てられている子どもも非常に怒りっぽく、体に少し触っただけでも大さわぎをして、激しく攻撃してきます。
 ところが、人工哺育で育てた子どもは、飼育係を親と思うようになってしまったのか、人間に持ちあげられても、おとなしく世話をされるままでした。とはいえ、他の種類のペンギンだと、人が育てた個体は人間にえさをねだったり、人になついたりするのですが、フェアリーペンギンの子どもはそういうことがなく、群れに戻しやすい状態のままでした。
フェアリーペンギン
どうぶつ図鑑 Animal Encyclopedia
04 ペンギンのなかまたち
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