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倒木による「リスの小径」の破損とリスの脱出について
  └─2012/06/20

 2012年6月20日、台風4号の影響によって園内の樹木が倒れ、ニホンリスの展示施設「リスの小径」が破損し、リス約30頭が脱出しました。
 
 倒れた樹木は、樹高約22メートルのアカマツです(写真)。樹齢は約120年、幹の周囲は約2.5メートルあります。この木が「リスの小径」に倒れかかり、鉄製のフレームがゆがみ、金網が破れた結果、リスが逃げ出しました。

 台風被害確認のために巡回していた職員が被害を発見したのは4時20分ごろです。脱出した頭数は、約30頭と思われますが、現在調査を進めています。「リスの小径」では、2012年5月31日の調査の際、118頭のニホンリスを確認しています。

 周辺地域の方々をはじめ、都民のみなさんにご迷惑とご心配をおかけしていることをお詫び申し上げます。ニホンリスは通常人間に危害を加える動物ではありませんが、見かけた場合は捕まえたり追いかけたりせず、井の頭自然文化園までお知らせください。

◎井の頭自然文化園:代表電話 0422-46-1100(月休、9:30-17:00)

 修理のため、「リスの小径」は当面の間閉鎖します。

 また、「ヤマドリ舎」周辺でも倒木の恐れがあるため、本日(6月20日)伐採をおこないます。これにともない、本日は「ヤマドリ舎」を閉鎖します。その他の施設は通常通り公開しています(9時30分開園、17時閉園)。

 「リスの小径」は1989年5月2日オープンしました。面積は約648平米。来園者が施設の中に入って、リスの行動を間近に観察することができる施設です。

◎過去のニュース
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(2012年03月30日)

写真上:被害状況
写真下:ニホンリス

(2012年06月20日)



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