上野動物園では、絶滅危惧種であり国の特別天然記念物である、日本に生息するライチョウの飼育繁殖に今年度も取り組むことになりました。
環境省は2016年6月3日及び4日午前、乗鞍岳(長野県・岐阜県県境)においてライチョウの卵を4個採取しました。卵は6月4日午後に上野動物園に輸送され、無事到着しました。
◎参考
・環境省発表
平成28年度ライチョウ生息域外保全事業について(2016年05月12日)
ライチョウ(夏羽)
採卵した卵の輸送
採取した卵はクッション性の高い運搬用容器に入れ、乗鞍岳の下まで運び、10~11℃に保たれた保温庫に移し替えて上野動物園に輸送しました。
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運搬用容器を手作業で移動 | 卵をひとつひとつ採寸 |
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上野動物園に運ばれたライチョウの卵4個 | 孵卵器に収容 |
今後の予定
6月7日まで調査を継続し、卵採取後の影響の確認、抱卵期に採取する巣の探索などをおこないます。
また、今後、抱卵期に採取する8個については富山市ファミリーパーク及び大町山岳博物館に輸送する予定です。
◎過去の関連ニュース
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ライチョウが死亡しました(4・5羽目)(2015年09月06日)
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日本産ライチョウの孵化に成功しました!(2015年06月28日)
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ライチョウの卵の採取および上野動物園への輸送について(2015年06月07日)
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ライチョウの飼育繁殖に取り組みます(2015年05月25日)
◎動画(東京ズーネットBBより)
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ライチョウのひな成長中(2015年06月28日、07月06日、13日、21日、27日撮影)
(2016年06月04日)