9/27「小さな小さな生き物 『メイオベントス』の知られざる世界」開催!
イベント
2026年8月26日
葛西臨海水族園では、国立科学博物館で開催中の特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」とコラボレーションした講演会「小さな小さな生き物『メイオベントス』の知られざる世界」を開催します。
テーマは海や川の底にくらす小さな生きもの「メイオベントス」。まったく聞いたことがない人がほとんどかもしれませんが、実は身近な砂浜などにも数多く生息しています。目では見えないほどとても小さく、研究者も少ないため、どこに、どんな種類が、どのくらいいるのかもよくわかっていないまだまだ謎の多い生きものです。
この講演会では、国立科学博物館の研究者と水族園のスタッフによるメイオベントスの研究紹介とともに、NHK「ダーウィンが来た!」のディレクターが番組制作のこだわりや舞台裏を紹介します。また、「いきもの超ワールド展」の展覧会監修者による展示紹介もあります。
さらに講演後には、水族園の水槽の砂からメイオベントスをライブで探して解説します。「メイオベントスって何?」「どんな生き方をしているの?」「マイナーな生きものの魅力を多くの人にどうやって伝えるの?」など、気になった方はぜひご参加ください!
概要
2026年9月27日(日) 13時30分~16時
葛西臨海水族園 本館2階レクチャールーム
どなたでも参加いただけます。
※内容は小学校高学年以上向けです。
実地参加(レクチャールーム):80名
オンライン:100名
※どちらも事前申し込み制(先着順)
無料(レクチャールームでの参加者は入園料も無料となります)
※オンライン参加のための通信料は参加者ご自身の負担になります。
内容
<第1部 講演会>
13時30分~15時30分
講演1 『特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」の見どころ紹介』
並河 洋(国立科学博物館動物研究部海生無脊椎動物研究グループ)
国立科学博物館では、特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」を開催中です。この特別展では、国立科学博物館などが蓄積してきた標本資料や研究成果にNHK「ダーウィンが来た!」取材班が撮影してきた貴重な映像を掛け合わせることで、皆さんにより一層いきものたちの魅力的な世界を体感していただけるものと思っています。今回は、小さないきものを展示で紹介するための工夫などもまじえてこの特別展の見どころについてお話しします。
1962年生まれ。1992年3月北海道大学大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学。同年4月より国立科学博物館動物研究部所属。博士(理学)(北海道大学、1992年6月)。専門分野はヒドロ虫類の生物学。
講演2 『小さな生き物がつくる大きな生物多様性 ―メイオベントスから見る砂のすき間のミクロワールド ―』
山崎 博史(国立科学博物館動物研究部海生無脊椎動物研究グループ)
海の砂をひとすくいすると、その砂粒のすきまには、肉眼ではほとんど見えない小さな生き物たち「メイオベントス」が数多く生息しています。メイオベントスには、線虫や甲殻類、クマムシ、動吻動物など、さまざまな分類群の生き物が含まれ、その形や生きざまは驚くほど多様です。また、海洋生態系で重要な役割を果たすだけでなく、海の環境を知るための指標としても利用されています。本講演では、メイオベントスとはどのような生き物なのかを紹介しながら、砂のすきまに広がるミクロワールドをのぞき、見過ごされがちでありながら今なお新たな発見が続く、海の生物多様性の魅力をお伝えします。
1985年兵庫県生まれ。2013年に北海道大学大学院で博士(理学)を取得後、琉球大学、ドイツ・ベルリンのフンボルト博物館でポスドク研究員を経て、2020年より九州大学助教。2026年7月より国立科学博物館動物研究部に所属。学生時代から一貫して、メイオベントス、とくに動吻動物などを対象とした生物多様性や分類・進化に関する研究に取り組んでいる。
講演3 『砂のすきまで繰り広げられるオスとメスの駆け引き』
田中 隼人(葛西臨海水族園飼育展示課教育普及係)
メイオベントスのくらす砂のすきまは、せまくて、暗くて、入り組んだ立体迷路のようなところです。視覚が使えず、他の個体に出会うこともなかなかできない場所で、メイオベントスはどのように出会い子孫を残しているのでしょうか?本講演では、メイオベントスの一つ「カイミジンコ」を例に、砂のすきまでおこなわれるオスとメスの繁殖行動についてお話します。
1983年神奈川県生まれ。2018年から葛西臨海水族園飼育展示課教育普及係に所属。水生生物の解説や教育普及活動を担当している。博士(理学)。主な著書に『小学館の図鑑NEO POCKET プランクトン』(共編著、小学館)、『水の中の小さな美しい生き物たち』(共編著、朝倉書店)、『発光生物のはなし』(分担執筆、朝倉書店)など
講演4 『「ダーウィンが来た!」の制作舞台裏』
柴垣 文香(NHKエンタープライズ第1制作センター自然科学部)
NHKの自然番組「ダーウィンが来た!」は今年で放送開始から20周年。お届けした950本以上の番組では、数多くの“マニアックな生きもの”にも焦点を当ててきました。そして今回ご紹介したのが「メイオベントス」。肉眼ではほぼ見えない、番組史上最も小さな主人公です。どうすれば生きもの好きにも、そうでない人にも、魅力を伝えられるのか…。研究者の皆さんとタッグを組み、試行錯誤を重ねた番組制作の舞台裏をお話しします。
2018年にNHKに入局。ディレクターとして、ドキュメンタリー・科学番組・スポーツ中継など幅広いジャンルの企画に携わった後、2022年からは「ダーウィンが来た!」を担当。取材した生きものは、キノコ、サンショウウオ、ヌカカ、イモリ、ヤブツカツクリなど。
<第2部 メイオベントスの観察と解説>
15時30分~16時
水族園の水槽にいるメイオベントスを砂の中から抽出し、顕微鏡に映して解説します。どんな生きものが見つかるかは当日のお楽しみです。
応募方法
受付フォームで以下のとおりお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netおよび@kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、葛西臨海水族園教育普及係までご連絡ください。
葛西臨海水族園 教育普及係 03-3869-5152(代表)
※受付時間は9時30分〜17時
実地参加・オンライン参加ともに 2026年9月25日(金)送信分まで有効

