ユラユラ・フサフサワールド

ジャイアントケルプ(渇藻)やサンゴ、イソギンチャク、ヤギなどが
生い茂っている水槽を見ていると、海中の世界にトリップするような
気持ちになります。 しかし、これらの海藻や無脊椎動物を飼育するのは難しく、
維持するのにたいへんな手間がかかっています。
たとえば「海藻の林」エリアの水槽では、
波を起こす機械を導入しています。
体の表面から養分や二酸化炭素を吸収するケルプに
新鮮な海水が当たるようにしているのです。
また、海藻やサンゴの中に棲む共生藻が十分な光合成を行えるように
照明を使って光の量を調節しています。

飼育係の人によると、魚などの動く動物はは餌やりのときの反応などで
健康状態がつかめますが、動かない無脊椎動物はわかりにくいそうです。

自然下での生物の様子に忠実な生態展示を心がけるという
葛西水族園の姿勢と努力をよくあらわしているのがこれらの水槽だと
いえるでしょう。
ちなみに大阪の海遊館にもケルプの水槽がありますが、海藻は実物そっくりに
作られた模型だそうです。
以下、特にお勧めの水槽の写真をご覧下さい。

  ○「世界の海・太平洋U」コーナーの
    「チリ沿岸」水槽
                       

  ○「世界の海・太平洋U」コーナーの
    「グレートバリアリーフ」水槽


      
         
  ○「世界の海・インド洋」コーナーの
    「インド洋」水槽


                


  ○「海藻の林」コーナーの水槽



        

                

【リンク】葛西臨海水族園と友好関係を結んでいるモントレー湾水族館のサイト。
内容充実・デザイン抜群、英語だけど必見!!
目玉のKelp Forestの生態について詳しく解説してある。

http://www.mbayaq.org/


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