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上野動物園両生爬虫類館の両生類コーナーでは、期間限定でチョウセンスズガエルのオタマジャクシを展示しています。
このカエルは、名前の通り朝鮮半島や中国の一部などに生息しています。野生では春から夏にかけて水辺に産卵しますが、飼育下では一年中繁殖するようです。今回展示しているオタマジャクシは、2013年9月上旬に産卵、孵化したものです。
小さなオタマジャクシたちは通常水の中を泳ぎ回っていますが、手前のガラス面にお腹をくっつけているときが観察の大チャンスです。体が透明なので、赤くて活発に動く心臓や、ぐるぐると巻いている腸が見えます。また、よく動かしている口には、列になった角質の歯があります。この口を細かく動かし、石についた藻などを削り取ったり、小松菜を食べたりしています。
体つきも動きも、大変興味深く見ていて飽きません。
このオタマジャクシが変態してカエルになるまで1〜1か月半ほどかかります。展示はそれまでの短い期間ですが、後ろ足が生えてくるなど、これから現れる体の変化をぜひ見にいらしてください。
なお、オタマジャクシの水槽の2つ右隣には、おとなのチョウセンスズガエルも展示していますので、こちらもごらんください。
写真:体の中がよく見えるオタマジャクシ
〔上野動物園両生は虫類館飼育展示係 船藤史〕
(2013年09月20日)
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