日本語English简体中文繁體中文한국어DeutschFrançaisEspañolBahasa IndonesiaภาษาไทยTiếng Việt
日本語English简体中文繁體中文한국어DeutschFrancaisEspanolBahasa IndonesiaภาษาไทยTiếng Việt
催し物
クリスマスにむけて、がんばる幼虫たち──オオゴマダラ
 └─2007/12/07

 日本最大級のチョウ、オオゴマダラは沖縄以南に生息し、フワフワとぎこちなく飛ぶすがたが人目をひきます。多摩動物公園の昆虫生態園では、晴れた日には 250匹以上のオオゴマダラが飛びかっていますが、いちばん注目を集めるのは、その蛹です。

 知る人ぞ知るこのオオゴマダラの蛹は、まさに金色をしているのです。蛹の展示場では、光輝く蛹を目にした方から「ほんものですか?」という質問をよく受けます。金色という特徴が、とくに女性の来園者にはアピールするようです。

 さて、去年(2006年)のクリスマスシーズンには、オオゴマダラの蛹 100個で蛹のツリーを作りました。今年も 130匹の幼虫たちが、ツリーへの参加を夢見て、われもわれもと葉っぱを懸命に食べています。でも、幼虫の体長はまだ2センチくらい。12月20日までにツリーが完成できるよう、お願いしてあるのですが……。

 オオゴマダラは、産卵から孵化までが約3日、孵化から蛹までの幼虫期間は約20日、蛹の期間は15~20日です。そして、蛹がもっとも美しく輝くのは最初の10日間ほどですから、これを逆算して、幼虫たちには仕事の段取りを組んでもらいます。室温により仕事の進み方がちがってくるので、幼虫たちが気持ちよく仕事できるよう、職場の温度は26℃前後を保っています。

 今年のクリスマスは幼虫だけではなく、親たち(成虫)にも一役お願いしようと考えています。親たちの役どころは、生態園内に設置するクリスマスツリーにふりかかる「雪」ってところでしょうか? 今年の昆虫生態園のクリスマスは、幼虫・成虫・係員が一体(?)となり、総力をあげています。さて、はたしてうまく飾りつけができますかどうか?

〔多摩動物公園昆虫園飼育展示係 川崎泉〕

写真上:昨年(2006年)制作中のオオゴマダラの蛹のツリー
写真下:昨年完成した蛹のツリー

(2007年12月7日)



ページトップへ