多摩動物公園アフリカ園で飼育しているシロオリックスの「サクラ」は2014年3月29日に生まれ、その2週間前に生まれたブルームの息子「ブッシュ」とともに順調に育っています。ところが、5月12日にサクラの母親「サフラン」が病気で死亡してしまいました。
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「さようなら、シロオリックスの『サフラン』」(2014年05月13日)
サクラは本来ならばまだ母乳を飲んでいる時期ですが、母親が倒れて母乳が飲めなくなったため、通常よりだいぶ早く青草や固形飼料を食べるようになりました。先に生まれたブッシュよりも早い乳離れとなりました。
しかし、成長期に必要な栄養成分が含まれている母乳を飲まなければ成長に悪影響があると考えられるので、牛用の粉ミルクを与えることにしました。大きくなってしまったサクラにミルクを哺乳瓶で与えることはできないので、好物の青草や固形飼料に粉のままかけて与えています。初めての粉ミルクを警戒してすぐには食べてくれませんでしたが、毎日与え続けることで食べるようになりました。現在は牛の離乳用の固形飼料も食べており、栄養面で少しでも母乳の代わりになるよう餌を工夫しています。
現在は角も伸びてきて、だんだんと体の色も生まれたときの茶色から大人の白色に変わってきています。
一緒にくらすブッシュと仲良く並んで寝ていることも多く、ブッシュの母親「ブルーム」もサクラに授乳こそしないものの、追い払うこともなく仲良くしています。ご来園の際は家族のような3頭をぜひごらんください。
なお、3頭は放飼場中央付近の小運動場内に出ていますが、天候や体調管理の都合上、ごらんいただけない場合もありますがのでご了承ください。
写真上:(左から)サクラ、ブッシュ、ブルーム
写真下:粉ミルクをかけた固形飼料と青草
〔多摩動物公園北園飼育展示係 志田昌信〕
(2014年06月20日)