上野動物園で飼育していたレッサーパンダの「杏杏(アンアン)」(メス)が、2017年11月28日に死亡しました。
レッサーパンダ「杏杏(アンアン)」
杏杏は2005年7月に秋田市大森山動物園で生まれ、2007年11月に上野動物園にやってきました。これまで特に体調を崩すことはありませんでしたが、11月28日の朝から、急に元気がなくなりました。すぐに投薬などの治療をおこないましたが、当日の夜に死亡しました。
死因は副腎皮質機能低下症でした。
なお、死亡後の検査によると、杏杏は副腎が著しく小さかったことがわかりました。
杏杏は、少し気が強く、リンゴが大好きな食いしん坊で、不忍池のほとりでオスの「キタロウ」と一緒に仲良くくらしていましたが、2016年12月から飼育施設等の整備にともない、非公開施設に移っていました。
杏杏の死亡に伴い、現在上野動物園で飼育しているレッサーパンダは「キタロウ(黄太郎)」(オス)の1頭になりました。
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