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レッサーパンダの引っ越し
 └─2011/06/24

 2010年10月に東園パンダ舎から西園オカピ舎へ越して来て、間借り生活を送っていたレッサーパンダたち。その間飼育係たちはできたてのレッサーパンダ舎に小屋を設置し(手作りです!)、植物を植え、種をまき、土を入れ……と、レッサーたちが快適に過ごせるように環境を整えてきました。

 2011年6月上旬ついに新居が完成し、13日にチャオ(オス)とアンアン(メス)の2頭が引っ越しました。テンテン(オス)とキタロウ(オス)は、オカピ舎に残っています。

 木登りが得意なレッサーパンダは、新居に着いてまず2頭ともスルスルと木の高いところまで登っていきました。その後はあちこちを探検し、小屋の中にも入るようになりました。
 24時間屋外のこの新居でくらす2頭にとって、小屋に入るということはとても重要なことです。小屋の中は雨宿りができ、冷風機もついているので暑さをしのぐことができます。中で休むことを覚えてくれれば一安心。
 今では2頭は雨が降れば小屋の中に入り、夜はその中で寝るようになりました。なかなか居心地がいいようです。

 新しいレッサーパンダ舎は西園動物園ホールの前にあります。得意気に木登りしているようすや、木の上で気持ちよさそうに寝ている姿が見られるかもしれません。運が良ければ、東園と西園を繋ぐイソップ橋の上から、かなり近い距離で見ることができます。ただし、レッサーに見とれて橋の上から物を落としてしまわないようご注意を!

写真上:オスのチャオ
写真中:メスのアンアン
写真下:イソップ橋の上から見た新展示場

〔上野動物園西園飼育展示係 高津磨子〕

(2011年06月24日)



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