昨年(2006年)9月14日に多摩動物公園で、アミメキリンのメス「ユーカリ」が生まれました。
誕生のニュースと
動画はこちらです。
ユーカリは順調に成長しています。身長も 250センチほどにもなり、筋肉もついてムチムチしてきました。とはいえ、おとなの個体にくらべると、まだまだ小さいキリンです。
2006年11月ごろまで親子は小放飼場に出し、日光浴と運動をさせて体作りを進め、同時に親子の関係を深める機会をあたえました。この期間、子どもは柵ごしに他の個体と顔なじみになることができます。
その後、少しずつ大放飼場に出し、群れやキリン以外の動物といっしょに過ごす機会を与えましたが、大放飼場に出たくないときのユーカリは、小放飼場で母親と過ごしていました。でも、今年(2007年)に入ると、ユーカリは自分から率先して大放飼場に出るようになりました。今ではすっかりサバンナの一員としてとけこんでいます。
盛岡から帰ってきたハルヤ(オス)も、あたらしい環境にだいぶ慣れてきました。しかしメスたちは、体が大きなハルヤが怖いのか、ハルヤが近づいてくると蜘蛛の子を散らすように逃げていくことがあります。繁殖に成功するかどうか、わかるのはもう少し先になりそうです。
・ニュース:キリン「ハルヤ」、輸送の顛末(
前編と
後編)
〔多摩動物公園北園飼育展示係 坂本千尋〕
(2007年02月09日)