公益財団法人東京動物園協会は、都立動物園・水族園(上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園)において、生息域内外における希少種の保全や、野生生物を取り巻く危機的状況についての普及啓発などを通じて、人と動物の共存に貢献してきました。
現在、地球温暖化による気候変動などにより、数多くの動物たちが絶滅の危機に瀕する中、都立動物園・水族園の果たすべき役割はますます大きくなっています。
そこで、当協会は都立動物園・水族園が地球環境保全に向けた取組をより一層強力に推進していくため、
「地球環境保全行動戦略」を策定しました(
2022年12月28日発表済)。
このたび、3か年計画の初年度である2022年度の実施状況報告を作成しましたので、お知らせします。
「地球環境保全行動戦略」について
4つの「戦略」と13の「行動計画」から成り、実効性のある取組を組織的に推進しています。計画期間は2022~2024年度です。
戦略 | 行動計画 |
1 生物多様性保全への貢献 | 飼育 展示 | ①希少種保全活動 ②動物福祉向上・維持 ③科学的知見の情報発信 |
教育 普及 | ①生物多様性などの情報発信 ②教育機関と連携した取組 |
2 気候危機への対応 | ①化石燃料エネルギーの消費抑制など ②園内の緑の充実・保全 ③地球環境に配慮した行動様式の見直し |
3 循環型社会への寄与 | ①各種資源使用量の削減・再利用 ②飲食・物販店の食品ロス低減など ③環境に配慮した国際認証製品の使用など |
4 地球環境保全に貢献する 組織基盤の強化 | ①研修を通じた意識啓発など実践的な組織体制 ②多様な主体との連携 |
2022年度実施状況について
計画に基づく取組の途中報告として、2022年度の実施状況を取りまとめました。概要は「概要編」、詳細は「本編」をご覧ください。
・
実施状況報告[概要編](PDF、5ページ)
・
実施状況報告[本編](PDF、14ページ)
その他
2022年度の実施状況を踏まえ、2023年度以降の計画に関する記述の一部を見直しました。
◎関連ページ
「地球環境保全行動戦略──小さな一歩を大きな未来へつなげるために!」
(2023年09月19日)