ニュース
オカピの「キンビア」、死亡
 └─2008/08/05

2008年8月2日(土)、上野動物園のオカピ(メス、11歳2か月)が残念ながら死亡しました。

 キンビアは1997年6月3日、アメリカのサンディエゴ野生動物公園で生まれたオカピ。2001年6月6日、繁殖を目的とする繁殖貸与契約(ブリーディングローン)によって、上野動物園に来園しました。2006年11月から約4か月間、よこはま動物園(ズーラシア)に貸し出され、繁殖を目指しましたが、妊娠にはいたりませんでした。

 キンビアは本年(2008年)7月30日から体調をくずし、動物園では治療を続けていましたが、8月2日の午前8時5分に倒れ、午前8時15分に死亡を確認しました。死因は「多発性胃潰瘍に起因する第4胃食滞による誤嚥性窒息」です(複数発生した胃潰瘍によって第4胃に食物が滞り、その結果、肺の中に食物を吸入して、窒息におちいること)。死亡時の体重は、約229キログラムでした。

 現在、メスの「カセンイ」は繁殖をめざして、よこはま動物園にいます。現在上野動物園には、2008年4月7日によこはま動物園から来園したメス「ピッピ」1頭がいます。なお、日本でオカピを飼育しているのは、上野動物園とよこはま動物園だけです(よこはま動物園は、カセンイを含め、現在オス3頭、メス3頭を飼育しています)。

・ニュース「オカピ、まもなくズーラシアへ」
 (2006年11月25日)

・ニュース「オカピが帰ってきました!」
 (2007年04月02日)

・ニュース「よこはま動物園からオカピの『ピッピ』来園」
 (2008年04月11日)

・動画「オカピ
 (2003年01月公開)

・動画「お帰り、キンビア
 (2007年04月公開)

よこはま動物園(ズーラシア)

サンディエゴ野生動物公園

(2008年08月05日)



ページトップへ