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催し物
キスジフキヤガエル産卵
 └─2009/04/10

 2009年3月13日、上野動物園の両生爬虫類館でキスジフキヤガエルが約10個の卵を産みました。このカエルは毎年春から秋にかけて、直径約3ミリの卵を毎週10個ほど産みますが、冬は寒いせいかほとんど産卵が見られなくなります。生息地である中米コスタリカ南部の熱帯雨林では、年中産卵していると思われます。

 今回の産卵は約4か月ぶり。今後、産卵数も増え、5月の連休のころには、たくさんの卵の世話でてんてこまいをしているかもしれません。

 両生爬虫類館では、キスジフキヤガエルたちの成長過程をお見せしています。卵、オタマジャクシ、足が生えたオタマジャクシ、手足がそろったオタマジャクシ、上陸した子ガエルを成長にあわせて入れ替えているのです。簡単に聞こえるかもしれませんが、各成長段階を展示するためには、たくさんの卵やオタマジャクシを飼育し、管理しなければなりません。

 産卵数が落ちてくるとやりくりに苦労しますが、秋や冬の展示をごらんになったお客さんから、「わぁ~オタマジャクシだ!」「あ、足が生えている」などといった声をお聞きすると、展示を続けている苦労が報われる気がします。

 写真をごらんください。生まれて7日めの卵は、もうオタマジャクシのかたちができ始めています。3週間もすると孵化し、孵化後2~3か月で小さなカエルになって陸に上がります。

 オタマジャクシは比較的じょうぶで、よく成長しますが、手足が生えて上陸した直後は、体が小さいためかうまく餌を食べることができず、死んでしまうこともあります。それでも2008年度には5匹が成体となりました。今回産まれた卵も、初夏を迎えるころには子ガエルになっているかもしれません。無事に成長していってくれることを願っています。

写真上:キスジフキヤガエル成体
写真中:卵の展示
写真下:発生の進んだ卵

〔上野動物園は虫類館展示係 浅野晃良〕

(2009年04月10日)



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