5月18日は「国際博物館の日」。これを記念して、2010年5月23日(日)、上野動物園、国立科学博物館、東京国立博物館の連携イベント「博物館・動物園セミナー 上野の山でツルめぐり」を開催します!
これまでも、
ライオン(2007年)、
ゾウ(2008年)、
クマ(2009年)とテーマを決めて開催しました。博物館と動物園が集まる上野だからこそできるユニークな「3館園連携事業」です。
日時 2010年5月23日(日)
午前9時15分~午後2時20分
会場 上野動物園、国立科学博物館、東京国立博物館
対象 中学生以上30名
参加費 1,000円(資料代、昼食代[飲み物付]
上野のれん会加盟レストランが特製弁当を
ご用意します)
内容
上野動物園で「ツルのかたち・動き・くらしを観る」
上野動物園のシンボルマークにもなっているツル。まず、数種類の生きたツルを見ます。なぜ、すらりとした姿をしているのでしょう? オスとメスはどのようにくらし、子育てをするのでしょうか。体の各部分の形や使い方、繁殖にかかわる行動などを観察しながら、ツルの野生動物としての本来の姿を探ります。動物園での観察が、次の二つの博物館での見学にもつながっていきます。
解説は、上野動物園動物解説員の小泉祐里。
国立科学博物館で「ツルの科学」
「鶴の一声」と言いますが、あの大きな声はなぜ出せるのでしょうか。ヒマラヤ山脈を越える上空を飛んでも高山病にならないのはなぜ? ツルはなぜ舞うのでしょう。首が長い理由は? タンチョウの頭が赤いのはどうしてでしょうか。世界のツルの種類はどれくらい? ツルのなかまの鳥は?──ツルをめぐるさまざまな疑問に、可能な範囲で科学的にお答えします。
解説は、国立科学博物館動物研究部の西海功さん。
東京国立博物館で「吉祥文様のツル」
古代中国では、「長寿」や「出世」といった人々の願いを動植物に託し、願いをこめて動植物の模様を入れた品物や置物を作りました。その文化は日本にも伝わっています。いったい、ツルにはどのような願いが託されているのでしょうか。博物館では、ツルをデザインに用いたいろいろな美術作品を見ながら、ツルにこめられた人々の願いについてお話しします。また、ツルに関する絵画について驚きの事実も明かします。
解説は、東京国立博物館教育講座室の神辺知加さん。
スケジュール
09:15 上野動物園 正門前集合
09:30 上野動物園でのセミナー
10:30 国立科学博物館へ移動
10:45 国立科学博物館でのセミナー
12:00 国立科学博物館内で昼食
12:40 東京国立博物館へ移動
12:55 東京国立博物館でのセミナー
14:00 まとめ、質疑応答、アンケート記入など
14:20 東京国立博物館の館内にて解散
申込方法
参加ご希望の方は、往復はがきにイベント名「上野の山でツルめぐり」 、参加者の氏名とフリガナ(1枚に2名まで)、職業(あるいは学年)と年齢、住所、電話番号を明記し、返信面の宛先を記入して、
〒110-8711 台東区上野公園9-83 恩賜上野動物園教育普及係「上野の山でツルめぐり」係にお送りください。応募多数の場合は抽選をおこないます。なお、15名までは中高生を優先します。
しめきり 2010年5月6日(木)消印有効
※当日