飼育係といえば「掃除とえさやり」というイメージをおもちの方もいらっしゃるかもしれません。人気の職業として注目されるわりには、実際の仕事内容についてはあまり知られていないようです。
そこで、飼育係をはじめ、動物園で働く者の仕事を詳しくご紹介するために4月19日を「飼育の日」とし、さまざまなイベントを実施することにしました。動物園に親しんでいただき、動物園について考えていただくことも目的の一つです。とはいえ、今年(2009年)が初めての試み。通常作業を終えた夕方、企画の検討を進めた結果、盛りだくさんの内容になりました。
ここではとくに人気のあった「飼育係の仕事に詳しくなれるクイズ大会」をご紹介します(その他の企画は
こちらのお知らせをごらんください)。
参加者は大人から子どもまで 約130名。賞品として飼育係の必須アイテムである軍手や軍足、マスク、フィールドノート、ハンドソープなどを用意し、飼育係による司会のもと、クイズを15問出題しました。一部をご紹介しましょう。
第1問 レッサーパンダの体重はどうやって測る?
A:麻酔をかけて測定
B:大好きなえさで誘導して測定
第2問 水生昆虫の水槽に油が浮いてしまったら……?
A:ほんの少し洗剤をたらす
B:トイレットペーパーで油を取り除く
第3問 飼育係が月に1回おこなっていることは?
A:親睦を深めるための飲み会
B:知識を深めるための研究会
第4問 ソデグロヅル捕獲時、頭にかぶせるものは?
A:靴下
B:バケツ
第5問 動物園の動物たちに必ずあるものはどっち?
A:戸籍
B:名前
正解は次週、メールマガジンとウェブサイト「東京ズーネット」でお伝えします。来週までじっくり考えてみてくださいね。
当日の全問正解はたった1名。予想以上の難問だったようです。問題に取り組む参加者の表情は真剣そのもの。飼育係全員で頭をひねった甲斐がありました。クイズを通じて、飼育係について詳しくなっていただけたにちがいありません。
来年(2010年)も飼育係や動物園の仕事について楽しく学べる企画を実施します。「ぜひ、こんな企画をやってほしい!」「こんなことが知りたい!」という方は、
419@tokyo-zoo.net までご要望をお寄せください。
飼育の日の企画「パネル展示」(「動物園で働く理由」、「飼育係の一日」、「飼育係の七つ道具」など)は、2009年5月6日まで、ウォッチングセンターのエントランスで展示しています。
写真上 :クイズ大会
写真中上:飼育係に会いに行こう
写真中下:事務所探検ツアー
写真下 :働く人マネキン
〔多摩動物公園南園飼育展示係 高村里美〕
(2009年05月01日)