「サマーナイト@Tama Zoo2026」開催中!

2026年8月14日

多摩動物公園では、毎年8月に開園時間を20時まで延長するイベントをおこなっています。2008年「サタデーナイト@Tama Zoo」という名前で始まったこのイベントは、2010年からは「サマーナイト@Tama Zoo」と名前を変えて続いています。コロナ禍で中止した年もありましたが、今年で18年目を迎えます。

今年度(2026年度)のようすをお伝えします。通常であれば動物園が閉まる17時、園内はますます賑わいが増してきます。日中は暑さのため、外出を控えていた方も多いのでしょう。多少暑さは残るものの、時折吹く心地よい風やヒグラシの鳴き声もサマーナイトを盛り上げるのに一役買っています。来園者のみなさんも賑やかなようすで、いつもと違う動物園の雰囲気を楽しんでいらっしゃるようです。

夜の動物は日中とは違った姿を見せてくれます。日本にすむ動物に注目してみますと、日中、野生のタヌキやニホンイタチ、ノネズミのなかまは藪の中や巣穴ですごし、フクロウは木の洞や枝にとまってじっとしています。動物園で飼育されている個体も同様で、日中は姿が見えなかったり、丸まっていたりする姿しか見られないことが多々あります。

日が暮れて暗くなったころ、彼らの動物舎をのぞいてみました。すると、タヌキやノネズミたちは活発に動き、飼育スペースの中を探索しているようです。ニホンイタチは巣穴から顔を出したり引っ込めたり、外のようすをうかがっています。「あれ? なんだか今日はいつもとようすが違うぞ」と感じたのかもしれません。フクロウは枝のあいだを移動し、日中は細めていることが多い目をぱっちり開けています。野生でも、このように暗い時間に活発に動いているのでしょう。

日中に休息して夜に活発に動く理由の一つとして、小さな動物は天敵から見つかりにくいように、狩りをする動物はえさとなる動物が夜に動くためと言われています。動物園のように敵に狙われることがなく、えさを十分に食べることができる環境であっても、夜に活動する動物には、野生と同じ生活リズムが本能として備わっているのかもしれません。

日本の動物に限らず、夜行性の動物はほかにもたくさんいます。どんな動物が夜行性なのか、事前に調べてから動物園を訪れるとよりいっそう楽しめると思います。ふだんと違う動物の姿を観察するよい機会ですので、ぜひサマーナイトにお越しください。

〔多摩動物公園教育普及係 山口〕

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