>>秘密の地下
裏葛西臨海水族園の地下には一般に公開されない秘密の水槽がある。地上部の建物がこの水槽の一部ともいえる程の規模で館長でさえもその深さは量り知る事は出来ない。そこではまだ生態の分からない稀少な生物や古代魚などの研究や巨大魚の放牧、繁殖が行われている。24時間稼動の人工太陽や潮流発生器により完全に海中を再現している。
>ジンベエザメ
言わずと知れた世界最大のサメの仲間である。ゆっくりと海面近くを泳ぐ姿は圧巻である。ここでは100匹ほどが飼育されている。
>シロナガスクジラ
世界最大の哺乳類である。人に飼育されるケースは珍しいが、裏葛西ではすでに成功している。知能も高く現在、音波による交信が行われている。知識は親子代々継承され、その言葉には人類にとっても学ぶべき所が沢山ある。
>大王イカ
イカ類の王とも言われる種。鯨と戦う姿は有名である。宝物を積んだ船を襲っては宝を溜め込む性質があり、海の魔物として恐れられている。かつてのレムリヤ帝国を滅ぼした生体兵器の末裔であると言う説もある。
>リュウグウノツカイ
深海に生息し、広い海域を行き来する。その優美な姿から海の神様の乗り物と言う説もある。また、その姿を見た者は幸せになれるという伝説もある。
>シーラカンス
生きる化石として有名な古代魚である。かつては魚類の王とも呼ばれ全世界の海を支配する一族であったが、今はその力も失せ深海に身を置いている。最後尾の小さな尾びれは最高級の珍味として佃煮にすると美味しいらしい。
>ディニクチス
頭がそのまま硬い頭蓋骨と言う甲冑魚の中で最大クラスの物。絶滅したと言われていたが、マリアナ海溝の底に僅かに生き残っているのが発見され、ここではその保存と研究目的で飼育されている。