アムールヤマネコの状況について(9/4更新)

ニュース
2026年8月19日(2026年9月4日更新)

2026年9月4日追記

体調不良のアムールヤマネコについて

体調不良になった6頭のうち、死亡した2頭をのぞく4頭のアムールヤマネコの治療を継続中です。いずれの個体も発症時に比べて状態が改善し、ほぼ回復しています。

8月25日までに全頭が立てるようになり、歩くこともできるようになりました。
8月30日までに全頭が自力で採食できるようになりました。
9月2日までに一部の個体がジャンプできるようになりました。
室内のアムールヤマネコ1頭。四肢で立っている。
起立中の個体(2026年8月30日撮影)
室内でステンレス製の餌皿に置かれた肉を食べているアムールヤマネコ1頭。
採食中の個体(2026年8月30日撮影)

体調不良の原因については、引き続き究明を進めています。

そのほかのアムールヤマネコの状況

今年(2026年)生まれの3頭のアムールヤマネコについて採食や行動等に異常はなく、展示を続けています。

なお、井の頭自然文化園で飼育している2頭のツシマヤマネコについても、異常は見られていません。

井の頭自然文化園では、2026年8月16日以降、飼育している9頭(2026年8月16日時点)のアムールヤマネコのうち、6頭に体調不良がみられたため、治療及び原因究明を続けておりましたが、8月17日および18日に各1頭の計2頭が死亡しました。

現在もアムールヤマネコの治療および原因究明を継続しています。

死亡したアムールヤマネコ

アムールヤマネコ「ユズキ」
(撮影日:2025年3月6日)
名前

ユズキ

性別

オス

年齢

12歳

生年月日

2014年3月17日 井の頭自然文化園生まれ

死亡確認日

2026年8月17日(月)

死因

調査中

アムールヤマネコ「ワタル」
(撮影日:2025年12月19日)
名前

ワタル

性別

オス

年齢

3歳

生年月日

2023年5月2日 井の頭自然文化園生まれ

死亡確認日

2026年8月18日(火)

死因

調査中

経緯

井の頭自然文化園では、環境省のツシマヤマネコの保護増殖事業に協力しており、同亜種のアムールヤマネコの飼育を2000年8月から開始し、飼育と繁殖技術の向上に取り組んできました。「ユズキ」は、2014年に当園で初めて人工授精によって生まれました。

2026年8月16日の朝、「ユズキ」が横臥し、立ち上がれずにいたため、速やかに動物病院で治療をおこないました。その後、動物病院で療養しておりましたが、8月17日の朝に死亡を確認しました。

また、8月16日以降、他の5頭にも同様の症状が見られたため、補液・薬剤投与などの治療および原因究明を続けていましたが、8月18日に「ワタル」が死亡しました。

死亡した2頭に脱水症状がみられないことから、暑熱の影響による可能性は低く、現在、解剖をおこない死因の究明を進めています。血液検査、病理検査は結果の判明まで時間を要する見込みです。

今後の情報につきましては、井の頭自然文化園公式サイト等でお知らせします。

井の頭自然文化園での飼育状況
(2026年8月19日現在)

7頭(オス4、メス3)
※死亡した「ユズキ」「ワタル」は含みません。
※アムールヤマネコは東南アジアに広く分布するベンガルヤマネコの亜種です。
アムールヤマネコの中でも、長崎県の対馬のみに生息する地域個体群をツシマヤマネコと呼び、当園では上記のほかに、2頭(オス2)のツシマヤマネコを飼育しています。

国内の飼育状況
(2025年12月31日現在)

5園館13頭(オス7、メス6)
資料:2025年アムールヤマネコ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】