アムールヤマネコの「ミレ」について
ニュース
2026年5月12日
井の頭自然文化園で飼育していたアムールヤマネコの「ミレ」(メス)が出産しましたが、その後、死亡しましたので、お知らせします。
死亡したアムールヤマネコ
ミレ
メス
6歳
2020年4月30日 ソウル大公園(韓国)生まれ
2021年11月4日 井の頭自然文化園に来園
2026年5月2日(土)
膀胱の損傷による出血死
生まれたアムールヤマネコ
2026年4月28日(火)
3頭
オス1頭、メス2頭
母親:ミレ
父親:タリ(6歳)
2020年4月14日 ソウル大公園(韓国)生まれ
2021年11月4日 井の頭自然文化園に来園
経緯
井の頭自然文化園では、環境省のツシマヤマネコの保護増殖事業に協力しており、同亜種のアムールヤマネコの飼育を2000年8月から開始し、展示と繁殖技術の向上に取り組んできました。希少動物の飼育下繁殖を促進させるため、東京都と友好都市提携を結んでいるソウル特別市から2021年11月に「ミレ」と「タリ」がペアで来園し、2022年と2023年に繁殖に成功しています。
今年も2頭を同居させたところ、2月末に交尾が認められ、4月28日の午後10時頃より出産が始まり3頭の子が誕生しました。母子を落ちつかせるため、直接観察は行わず、監視カメラで授乳や子の世話のようすを確認していました。しかし、5月2日の朝、ミレが倒れているのを飼育担当者が発見し、その後死亡を確認しました。解剖の結果、膀胱に損傷があり、腹腔内に尿と思われる液体が溜まっていました。出産時に何らかの理由で膀胱に圧力がかかり、損傷を受けた可能性が考えられます。
誕生した3頭の子は、現在、動物病院の獣医師と飼育職員が人工哺育をおこなっています。公開については決まり次第、井の頭自然文化園公式サイトでお知らせします。
(2026年5月12現在)
9頭(オス6、メス3)
※死亡した「ミレ」は含みません。生まれた子を含みます。
※アムールヤマネコは東南アジアに広く分布するベンガルヤマネコの亜種です。
アムールヤマネコの中でも、長崎県の対馬のみに生息する地域個体群をツシマヤマネコと呼び、当園では上記のほかに、2頭(オス2)のツシマヤマネコを飼育しています。
(2025年12月31日現在)
5園館13頭(オス7、メス6)
資料:2025年アムールヤマネコ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

