多摩動物公園では、環境省が進めるトキ保護増殖事業に協力するため、佐渡トキ保護センターからトキを預かり、非公開での飼育繁殖をおこなっています。
このたび、2018年に当園で誕生したトキ8羽を佐渡トキ保護センターへ移動しますので、お知らせします。

佐渡へ移動するトキ(左:⑧、右:⑤)
(撮影日:2018年10月19日)
移動するトキ
① メス 2018年4月20日 当園生まれ
② メス 2018年4月21日 当園生まれ
③ メス 2018年4月22日 当園生まれ
④ オス 2018年4月25日 当園生まれ
⑤ オス 2018年4月26日 当園生まれ
⑥ メス 2018年5月1日 当園生まれ
⑦ メス 2018年5月3日 当園生まれ
⑧ メス 2018年5月5日 当園生まれ
移動予定日
2018年10月25日(木)
経緯
当園は2007年度から、トキ保護増殖事業計画に基づき、鳥インフルエンザなどの感染症による絶滅の危機の回避などを目的に分散飼育を受け入れ、11年連続で繁殖に成功しています。
当園から佐渡トキ保護センターへ移動する幼鳥8羽は、今後の放鳥計画に組み込まれる予定です。
多摩動物公園のトキの飼育状況(2018年10月23日現在)
16羽(オス6、メス10) ※今回の移動個体を含みます。
2018年の国内でのトキの繁殖状況(2018年10月15日現在)
佐渡トキ保護センター及び同野生復帰ステーションと当園を含む5つの分散飼育地を合わせて、今年の繁殖期は国内で36羽のトキが育っています。
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