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オランウータンの赤ちゃんミンピー、1歳に
 └─多摩  2007/12/14

 昨年(2006年)12月10日、ボルネオオランウータンの赤ちゃん「ミンピー」が生まれました。多摩動物公園でのオランウータン誕生は6年ぶり。それから無事一年が過ぎました。

 お母さんのチャッピーのおなかに引っついてスカイウォークを渡ったり、おばあちゃんのジプシーやお兄ちゃんのポピーとなかよく触れ合ったり、ひとりでロープを渡ったり、おてんばぶりを発揮しています。

 オランウータンはもともと樹上生活をする動物なので、当然といえば当然なのですが、地面を歩くようになるよりも先に、高さ2メートルほどある天井の格子にぶらさがったりしていました。屋外放飼場でも、かなり高いやぐらに設置したロープをもくもくと登っているところを何度も見かけ、飼育係はヒヤヒヤしましたが、さすがは母親チャッピー、ちゃんと見ています。ミンピーが小鳥のような「ピー!」という声を出すと、すかさず助けに行くのでした。

 ミンピーの歯は、あと数本で完全に乳歯が生えそろいます。最近は好き嫌いもはっきりしてきて、朝のジュースのブドウは口をつけてもすぐに顔をそむけてしまいますが、オレンジは大好きなようすで、途中でやめると声を出して抗議します。

 最近は寒いので、母親のチャッピーから離れないことが多いのですが、暖かい日には離れて遊んでいるところも見られます。かわいい赤ちゃんを見に、ぜひ多摩動物公園のオランウータン舎へおこしください。

〔多摩動物公園南園飼育展示係 清水美香〕

写真:母親チャッピーとミンピー

・これまでのミンピーのニュース

 ニュース「オランウータン赤ちゃん誕生!
 ニュース「オランウータン『ミンピー』公開
 ニュース「オランウータン『ミンピー』生後2か月」
 動画「オランウータンの赤ちゃん『ミンピー』
 動画「すくすく育つ、オランウータンの赤ちゃん

(2007年12月14日)



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