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コビトマングースの卵割り
 └─上野  2001/08/24

 多くのマングースにはおもしろい行動が知られています。それは、卵や貝、カニ、堅果といった「カラのかたい餌」を食べるとき、「股(後脚のあいだ)を通して、うしろの岩に投げつける」という行動です。

 小獣館で展示を始めたコビトマングースにも、ときどきホロホロチョウやニワトリの卵(ゆで卵)を与えています。担当飼育職員にその場面を見せてもらいました。

 地面に卵を1個ころがすと、1匹のコビトマングースがすばやくやって来ました。卵をかかえるようにして、すばやく壁(観客通路側の窓の下)に近づき、お尻をこっちに向け、体勢をととのえます。そして、股のあいだからシュート! 壁にぶつかった卵にひびが入ったかどうか、すばやくチェックし、ふたたび股のあいだから投げつけます!

 もう1回! 3回目か4回目で卵に亀裂が入り、そこから口を差し込んで食べ始めました。

 このユニークな食事風景を、毎週水・金・日曜日 毎週土・日・祝の午後3時から公開します。ただし、動物の体調などにより、中断・中止することがあります。また、「卵割り」が見られないこともありますのでご了承ください(くわしくはメールマガジンZooExpressのNo.22をどうぞ)。

(2001年08月24日)
(2013年12月14日更新:開催日修正)



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