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ヒツジの毛刈りを見にきませんか──上野 2006/05/12
 子ども動物園のヒツジは、年に1回、毛刈りをします。刈ったウールは「糸つむぎ教室」の材料にしています。

 2006年5月7日、子ども動物園のヒツジ「デイジー」(メス)と「たらも」(オス)の毛刈りを行ないました。横に寝かせて、電気バリカンで、背中から刈っていきます。お腹から刈りとっていくのが本場のやり方かもしれませんが、子ども動物園では背中から刈っていきます。

 背中、お腹、肢を刈ったら、反対側にひっくりかえして同様にカット。約45分で1頭の毛刈りが終了します。

 2006年5月14日(日)にもヒツジの毛刈りをおこないます。午前10時開始。子ども動物園の「なかよし広場」の奥にあるフェンスに囲まれた一角で実施します! 毛刈りを手伝っていただくわけにはいきませんが、ヒツジの毛刈りを見学してみませんか? この日に毛刈りをする予定のヒツジは、「ウメ」(オス)と「ガーベラ」(メス)の2頭。

 ヒツジ1頭の毛を刈ると、45リットルの袋に2袋分ぐらいの分量になります。羊毛は「ヨーク」と呼ばれる「羊脂」で湿っており、手で触ってみると、意外にベタベタしています。糸つむぎ教室で使用するために、刈った羊毛は洗剤で洗って乾かします。年に1度、4頭の毛刈りで、糸つむぎ教室用材料1年間分には充分です。

 ちなみに、ラマの「ラーマ」君の毛刈りもおこないました。ラーマ君は、1999年1月27日生まれのラマ。「気分屋」だそうですが、特定の飼育係には従順。すっかり毛が短くなったラーマ君は、なんだか首がさびしそう。ラマの毛は、「ともだち牧場」で展示しています。触ってみてください。

・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」のヒツジ(コリデール種)はこちら

(2006年5月12日)



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