南アフリカ共和国のケープタウンで開催された「第8回世界水族館会議」については、以前の記事でお知らせしました。
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「ケープタウンで開催の世界会議に出席」(2012年09月28日)
その記事で予告したとおり、会議の合間に見ることができた南アフリカの自然を、3回シリーズでご紹介します。
今回の会議を運営した水族館は「ツーオーシャンズ水族館」です。ケープタウンの南にのびるケープ半島には、かの有名な喜望峰があり、大西洋とインド洋2つの大洋(ツーオーシャンズ)が出会う場所として知られています……と現地に行くまで誤解していました。実際の境界は、喜望峰から東南東に150キロほど離れたアガラス岬で、ここがアフリカ大陸の最南端です。
ケープ半島の先端にはケープポイントという場所があり、喜望峰はその西側にちょこっと突き出ている感じでした。ケープポイントにはケーブルカーやお土産屋などがありましたが、喜望峰には簡単な駐車場と看板があるだけでした。
ケープポイント周辺の岩場には、クロヨロイトカゲがひなたぼっこをしており、近くのお花畑ではチャクマヒヒがのんびり餌をとっていました。また、ケープタウンにほど近い海水浴場のすぐそばには、夏の間、南極周辺の海でオキアミなどをたっぷり食べたミナミセミクジラが繁殖のために訪れていました。
【南アフリカの自然(その1)の動画】
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写真上:青い海に突き出る喜望峰
写真中上:クロヨロイトカゲ
写真中下:ミナミセミクジラ
写真下:チャクマヒヒ
〔葛西臨海水族園飼育展示係 三森亮介〕
(2013年01月25日)