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ケープタウンで開催の世界会議に出席
 └─葛西  2012/09/28

 2012年9月9日から14日まで、南アフリカ共和国のケープタウンで、地元の「ツーオーシャンズ水族館」がホスト施設となり、第8回世界水族館会議が開催されました。葛西臨海水族園からは西園長をはじめ、4名の職員が参加しました。

 世界水族館会議は4年に一度開かれます。世界中の水族館関係者が集い、飼育技術や教育、研究、マネジメントなど、さまざまな分野で発表をおこない情報交換します。

 今回私は、南極生物の収集と展示について、三森職員は、クロマグロを含むサバ科魚類4種の初期育成について口頭発表をおこないました。

 水族館大国である日本からは総勢約20名の水族館関係者が参加し、さまざまな取組みについて発表しました。アクアマリンふくしまの安部館長は、東日本大震災の際に各国の水族館から受けた援助に感謝するスピーチを述べました。

 中東諸国や中国からは、新しく建設した水族館に関する報告が目立ち、現在の経済状況などが大きく反映されているように感じました。

 今回の会議のメインテーマは「持続可能性」です。世界中の水族館から「環境や生態系に影響を与えないような配慮をしながら、どのように展示を維持していくか」ということについて報告が多数あり、繁殖や保全に力を入れている報告が目立ちました。

 ケープタウンのダイナミックな自然や野生動物に関する報告は、追って三森職員が記事でお伝えします。

写真:発表会場風景

〔葛西臨海水族園飼育展示係 中村浩司〕

(2012年09月28日)



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