ニュース
アオノリュウゼツラン、ふたたび
 └─井の頭 2012/06/22

 2008年5月、井の頭自然文化園熱帯鳥温室前のアオノリュウゼツランの葉から、巨大なアスパラガスのような形の花茎が伸びはじめ、夏に薄黄緑の花を咲かせました。

「アオノリュウゼツラン第7報 2株目も開花!」(2008年08月06日)

 リュウゼツランは、英語で「センチュリープラント」と呼ばれ数十年かけて花を咲かせます。花が終わると数か月の時間をかけて枯れていき、最後は跡形も、なくなってしまいます。

 このアオノリュウゼツランの別株が、2012年花を咲かせようとしています。1962年に熱帯鳥温室が開設した時には、現在のサボテン室に植えられていましたが、1994年にサボテン室の改修工事をした際、室内から現在のユーカリの下に移植されました。推測すると、50年以上は経っていると思われます。

 4年前に咲いたのは2株で、大きい株のものは7月26日に全長878センチで開花、小さな株のものは8月5日に736センチで開花しました。

 2012年に咲こうとしている株は、6月21日の計測で花茎は530センチを越え全長約630センチになっています。熱帯鳥温室の壁面に大きなメジャーを掛けたので、高さの参考にごらんください。

 さて、今年の開花はいつでしょうか?! 楽しみにしていてください。

写真上:4年前に咲いたリュウゼツラン
写真下:現在のリュウゼツラン

〔井の頭自然文化園施設係 星野真一〕

(2012年06月22日)



ページトップへ